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一年間右足が痛かった結果

この一年間、ずっと右足が痛かった。
原因不明のような痛みだと思っていたが、整形外科へ行った結果かかとの骨が変形して尖ってしまい神経を刺激していたことが判明。痛み止めの薬と湿布薬、サポーターをもらい、数日間安静にするように言われた。

結果から整形外科へ行きレントゲンさえ撮ればすぐわかった症状なのに、なぜ一年間も原因不明のままだったのか。同じ悩みを持っている人がいるかもしれないので情報共有しようと思う。



①はじまりは糖尿病からの脱出作戦


昨年6月、私は男性の性器(いわゆるお〇ん〇ん)が腫れてしまったのだ。場所的に恥ずかしく病院に行くことをためらったが、このまま放置して使い物にならなくなった場合困るので(?)すぐ泌尿器科へ。

皮膚病の一種と診断され抗生物資を処方され一週間足らずで完治はした。ところがそこでそれ以上なことを先生に告げられたのだ。

「あなた糖尿の症状があるからすぐ専門機関へ行きなさい」

性器の腫れも糖尿との関連性が高いとのことでその場は治まったが、これはダイエットとの闘いになるんだなと覚悟ができた。

②ダイエット開始した結果

私はすぐダイエットを開始した。体重も当時最高で104kgあり(身長は177cm)血圧や血糖値、ヘモグロビンA1cの値もとんでもない数値だったのだ。

私はまず毎日飲んでいたコーラを特別な時以外は飲むのをやめ、甘いものも控え米は一食100gに。毎日の散歩も最低10000歩、だいたい20000歩目標で開始したのだ。
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③足が痛くなった原因がここでわからなくなる

連日の食事制限と運動により順調に体重が減少。それに伴い血圧や血糖値、生活習慣病の値もよくなってきた。ところがそれと並行して足も痛くなったのだ。普通は歩きすぎで痛くなると判断できるのだが、膝が痛いとか筋肉痛とかではなかった。右足のかかとがチクチクするような痛みだったのだ。

自分でネット検索すると、糖尿病により足がマヒしたり最悪壊死して足を切断するという事例もある。私はそれにおびえながらもダイエットを続け足のケアも怠らなくなった。散歩した後は必ず足を洗って保湿クリームや傷や皮膚をカバーするクリームを毎日欠かさず塗る日々が続いたのだった。

④糖尿内科で検査をした結果

ダイエット開始して半年経過した昨年12月。私は糖尿の専門病院へ向かった。その際に足が痛いことも告げる。内科の検査は基本血液と尿。それと足の痛みが糖尿からくるものなのか調べるため動脈硬化の検査も行った。

結果半年前とは比べ物にならない完全に良化したのだ。体重で14kg、生活習慣病の数値も軒並み下がって、成人男性の基準値まであと少しのところまで下がったのだ。問題の足の具合も動脈硬化の気配なし。肉体的には異常なしだった。痛みがあったため痛み止めと念のためコレステロールを下げる薬も処方してもらった。

⑤治らないので皮膚科へ


薬を飲んではいるものの痛みが引かないので、今度は皮膚科へ。なぜ皮膚科かというと足の痛みが糖尿からくるものではないということだけわかったので、最初に戻りお〇ん〇んの腫れの時を思い出し、帯状疱疹などの皮膚病の後遺症で神経障害を起こす人もいるとのネット情報もあったので。

そこでも血液検査をしたがやはり異常なし。痛み止めと血液の循環をよくなる薬を処方されるもここで改善することはなかった。

⑥久しぶりのタイ旅行で完全に勘違い

その後私は7か月振りにタイ旅行することになった。前回からこの期間空いたのはまさにダイエット、糖尿を治すためである。ある程度数値がよくなったことと足の痛みが血流だとすると毎日足のマッサージに行けばいいかと勝手に判断したのだ。

もともと私はタイに行ったらほぼ毎日マッサージへ行く。物価が高くなったとはいえ一時間150バーツ、約600円。チップを100バーツ追加したとしても1000円程度。これで足が楽になるのなら毎日通う。実際10日間通ったが足の具合がかなり良くなった。連日20000歩程度なので足が疲れるがきちんとケアはしていたのだ。これもある意味よくなかった。マッサージすればよくなるということは、血行障害なんだと完全に勘違いしたのだ。

⑦働き始めて恐怖感が増す

4月から働き始めて単純作業だが、一日ずっと立ちっぱなしの仕事だった。ここで私の足が悲鳴をあげたのだ。今まではかかとがヒリヒリだがふくらはぎの筋肉痛と膝まわりの痛み。これはおれの足もいよいよダメになってきたのかもしれない。しかしお金もないし平日休んだら収入に響く。そこで通院費をかけても治らないんじゃ仕方ない。一か月ほどその悩みと葛藤が続いた。

行くきっかけになったのは5月になってから土日出勤して平日休みにしてもらったのだ。就活やらいろんな野暮用ができるようになった。まずは足が痛いのをずっと我慢するわけにはいかないのでいよいよ病院に行く決意ができた。

⑧どこの病院にしようか迷う

内科(糖尿)行ってダメ、皮膚科行ってダメ。普通に考えて整形外科かな。近所の病院をネット検索にて探す。候補は三つ。コメントで参考になったのは「先生が話をきちんと聞いてくれる」というレビューがたくさんあった病院へ。ここは自宅から歩いて10分もかからない場所でよく散歩でも前を通過していたのだ。

⑨原因があっさり判明


そこで今までこういう通院歴があり、ダイエットのために歩きまくったことも伝える。足を診てもらい先生はすぐさまこう答えた。

「あー、これは骨だね。足の形も皮膚もきれいだ、血行障害じゃないよ。」

えっ?骨??
もしかして一番最初にかかとあたりがヒリヒリするっていう部分のかかと??
レントゲンの結果案の定、かかとの骨が変形していたのだ。
多分だが私の重い体重で毎日たくさん歩いて変形してしまったのだ。つまりダイエットのための散歩で頑張りすぎてしまったのだ。

ふくらはぎや膝が痛くなったのも、かかとをかばった結果である。私はこの一年近く、ほぼ休みなく散歩や足を酷使し続けてきたのだ。

⑩多分これで痛みが治まるだろう

昨日一年ぶりに散歩をしなかった。仕事がある日は時間的難しいので6000歩しかならないが、休みの日は10000歩はするようにしていた。さすがに原因判明してしばらく安静するよう言われたので、昨日は外出してわずか400歩。もちろんダイエット開始して以来最小である。

痛み止めも飲んでいるのもあるが、一日休んだだけでも足がかなり楽になった。いや前回も痛み止めを飲んでも痛みが引かなかったのは完全にオーバーワークだ。こんなことに気付かないなんてバカの極みである。

あとは立ち仕事を何とかしないといけないが、もう仕事や移動以外では歩くことをしばらくの間やめて様子を見る。場所が場所だけに治りにくいが、原因が分かったので精神的にはほっとしている。

勘違いの原因は糖尿病の合併症に異常にビビってしまったからだろう。それも重要だが足が疲れて痛いのなら基本休む。これしかない。これを反省材料にしたい。少し休んだら体重が増えるかもしれないが、また足が戻ったら控えめ散歩にしていければいいと考えています。

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