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はじめてのタイ旅行vol1出発

Instagramにはじめてタイへ旅行した時の記録があったので、それを基に旅行記を書きたいと思います。
多分エロいことは出てきませんので、その辺を期待している方はご退出がよろしいかと思います。

2016年9月3日。この日は私が当時働いていた某印刷関係の仕事の夏休みの初日であった。

365日誰かしら勤務する体系だったため、夏休みもお盆にとる必要がなかった。
お盆休みは実家に帰省する人や子供たちと過ごす人が優先的に取得して
私のような一人者はとにかく8月でなければいつでもよかった。
20代半ばにこの会社に転職して20年、お盆休みに休んだことは一度もない。旅行代金が安くなる時期を選べたのは独身貴族ならではの特典だった。

夏休みは9連休ではあったが、タイ自体はじめてということで最初の5日間だけ滞在して残り4日間はのんびりすごす予定になっていた。

トータルで40回近くタイに訪れているが、この時はタイのすべてが未経験だったため、HISのパックツアーで申し込んだ。飛行機もホテルもオプションツアーもすべてコミコミ。一人旅ということで安い時期ではあったが全部で8万円くらいかかったと思う。

当日は成田空港から朝9時30分のスクートというシンガポールのLCCでバンコクのドンムアン空港へ出発。そういえばLCCを使ったのもこの時が最初で、機内食が出ないことは知っていたがなぜか水しか買わずはじめてのタイ行き機内は腹がへったことしか覚えていない。

今ではタイで使うスマホのsimはAISの固定のsimを毎回チャージしながら使用しているが、この時はTVCMでめちゃくちゃ流れていた「イモトのWi-Fi」を成田空港で受け取って戻ってきたらポストに落とすというシステムだった。保険代込みで8000円。やっぱり高い。しかもWi-Fiはモバイルバッテリーも兼ねるタイプで、これ自体が電池がなくなると電波を受けられなくなる。はじめての土地で迷子になってしまうリスク大な状況だった。

私の乗ったバンコク行きスクートは定刻通り現地時間の14時バンコクのドンムアン空港到着(日本時間16時)
私は若い頃に深夜特急という、沢木耕太郎の書いた旅行記を読んで一人旅に出かけるようになったのだが、
彼がはじめてタイを訪れたのも同じドンムアン空港。薄暗い空港だと書いてあったが、昼間なのにどんよりした空港だった。ドンムアンというよりドンヨリン空港と言いそうになる。

はじめての土地なのに送迎はなし。かつてスキューバダイビングをしていて海外にたくさん出かけたが、ダイビング器材を持ち歩いていたため全部で30kg近くになった。
この時は送迎がないとかなり厳しいが、今回はバックパッカー仕様なので問題なし。ただ昔フランスのパリに行った時は騙されて地下鉄を利用しただけなのに5000円以上払うハメになった。予習は万全だった。

ドンムアン空港からA1バスというエアポートバスに乗ればBTSという高架線鉄道のモーチット駅まで行ける。BTSさえ乗れれば私が今回滞在するアソークにあるホテルまでたどり着ける。

外に出るとちょうどA1バスのバス停があり停車中だった。私はすぐ乗りキョロキョロするばかりだった。
切符は買わなくていいと本で読んだが、バス内でおばちゃんがプリングルスのポテトチップスの缶みたいなやつをジャラジャラ振りながらやってきた。30バーツ、当時のレートで100円程度。

バスはハイウェイをかっ飛ばし20分程度でBTSのモーチット駅に到着。ホテルに真っ直ぐ向かう前に何か食べたい。とにかく腹がへった。
この日は土曜日、私は国内外問わず市場に行くのが好きで旅先では必ず行くようにしていた。
モーチットには週末限定のウィークエンドマーケットというのがやっていると予習していたため寄り道してみた。
LCCを利用したため全く食事をとっていなかった。そのため市場の屋台メシはどれも美味しそうなものばかりで逆に選べないというアホな状況に陥ってしまったのである。

(つづく)

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