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旅行で"ノートラブル"は誇るべきことか?

海外に住んだことはないが海外旅行は好きなので、通算すれば1年以上は海外に滞在していると思う。

しかし今まで一度として犯罪系のトラブルに遭遇したことはない。殺人、強盗、放火、誘拐は当然として置き引き、スリさえない。交通事故もない。
あるいは旅行にありがちなトラブルとしてオーバーブッキングや食当たりなどもあると思うが、それらもない。1mmもない。何もないのだ。



強いて言えば…、

ニューヨークでパスポートの紛失したことはあった。これはトラブルではなく完全に自分の不注意だ。この時はニューヨークに数日間滞在する予定だったので、パスポートの再発行には時間的余裕があった。なんなら領事館に通ったり、顔写真撮るために街角の写真屋さん行ったり、紛失届を出すためあのNYPD(ニューヨーク市警察)に行ったりすることさえ楽しんでいた。


ドイツでは乗っていた高速列車が車両トラブルによる停電で3時間立ち往生して閉じ込められたこともあった。が、その日のスケジュールは全てこなしており、後は移動するだけだった。移動先のホテルのチェックインが深夜1時過ぎになってしまったが、旅程には全く影響はなかった。


ぼったくりにも遭ったことが無い。多少高い買い物をさせられたことはあるが、それもまた旅の醍醐味と思っている。


あとは何だろう?

日本への帰国便が遅延して予定日に帰国出来ないかも知れず、仕事に支障が出る可能性もあった。しかしこの時はANAのコールセンターの方に助けてもらい、別便ではあったものの、予定通りの日に帰国することが出来た。
さすがANA!




海外では街中を歩く時には常に注意している。

大きなバックパック以外に背中に荷物を背負うことはしないし、ショルダー バッグは必ず前にして歩いている。街中で財布を出すことはしないし、空港でもレストランでもカフェでも、たとえ1分でも席に荷物を置いたまま離席することもない。バッグは常に視界に入れている。


街中で勧誘やモノ売りつけられてもキッパリ「ノー」と言うし(インドでは少々手こずったが)、ほとんどの街では夜外出して散歩することにしているが、裏道には絶対に入らない。「君子、危に近寄らず」なのだ。



列車では遅延や行き先変更(途中止まり)などはあるが、それは日常茶飯事だし、多少の予定変更で対応できる。というか自分の場合は一人旅が多いので、スケジュールはどうにでも融通が利く。したがってこんなのはトラブルにも入らない。
いや、仮にそれをトラブルと呼ぶとして、それを「どうやって当初の予定通りの目的を果たすか?」「どうやって代替手段を使って目的地に行くか?」ということを調べ考え行動することを楽しんでいる自分がいる。


いずれにしても今までのところ、大きなトラブルはないのだ。


しかし…、しかしである。
友人・知人には海外行って、「スリにあった」とか「窃盗集団に囲まれた」とか「ホテルがオーバーブッキングで往生した」とか「ボッタクリにあった」というトラブルに遭う人が意外にいる。
そしてそういう面白い?土産話を聞くと羨ましく思い、そんな話が一つも無い自分が「なんと自分はつまらない人間だろう」と少し情けなくなるのだ。


今度海外行ったら、あえて少し"隙"をつくってみようかな。

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