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サマーの弟ヨガと

屏東の街に着くと、シドニーで出会ったサマーの弟ヨガが僕の事を出迎えてくれた。

サマーに台湾を旅することを告げると、「ぜひ私の弟に会ってって」と言わんばかりに、サマーの地元も旅するように勧められた。
ヨガのバイクのケツにノリながら、さらに南の海沿いの街を目指した。

バイクで風を切るのはとても気持ち良い。
果物かき氷を食べた後、僕等はカフェに入った。
ヨガの親戚のおばさんがこのカフェ兼ケーキ屋さんで働いているんだってさ。

そんでさ、ゆっくり何話したっけ、そうだ、ヨガが今度またオーストラリアで暮らすって話してた。
そんな未来を彼は今生きてんだもんな。

昔、線路があったというこの場所は今では見る影もなく雑草で覆われていて、ラジコンが地面に無造作に置いてあったり、何かが少しずつ変だ。
この違和感、小気味いい。

人が居ないと「時」は止ってしまうのだろうか。

その後も屏東にあるっていう古い建築が今でも残っている三級古蹟っていう名所に行ってきた。

どこからともなくおっさんが現れて、僕らの事を案内してくれた。

僕等はまだ、台湾の古い歴史ある家周辺を探索している。

めっちゃゆるい屏東の旅、ヨガのバイクのケツに乗って真っ暗な夜道を潮州駅まで向かっていく。

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