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Pokhara ネパールの避暑地で

こんばんは。

ネパールのポカラと言うのんびり出来る場所にもう一度行きたいです。だってさ、湖のほとりの眺めの良いバックパッカーズホステルの滞在費が一泊500円ですよ。お財布に優しくてスキです。

最近は湖付近の宿は人気もあって、どこも値上がりしているようです。

前にネパールの友達に聞きました。

たまにポカラの話をすることが出来て嬉しいです。

いつか、旅の中でネパール付近に立ち寄った際には、「あぁ、あいつがポカラいい所だ」って言ってたなぁ。って感じで、行ってみっか。しちゃってくださいね。

お体ご自愛ください。ごきげんよう。

Pokhara ネパールの避暑地で

インド大使館でビザの申請をした後、事務所でラジと話していて、ネパールでリラックスするならってことで、ポカラを勧められた。ポカラの中心地には湖があって、だいぶのんびり出来るらしい。そうと聞いたら、すぐに行こう。

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バスのチケットを手配して、僕は出掛けた。

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バスは山道を走るから揺れるし辛かったなぁ。大きな川の畔で休憩したのはいいんだけれど、道が混んでいたのか、2時間くらい渋滞にはまっていた。

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何もせずに待っているのがだるすぎて、バスから降りて食堂でご飯を食べたりして時間が過ぎるのを待っていた。

なんか後でわかったんだけど、一方通行の箇所があって長い渋滞が出来ていたらしい。移動に約4、5時間かかってしまった。頼むぜ。

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日も傾きかけた午後に到着してからは、のらりくらりとバッパーがたくさんあるという湖周辺を目指した。

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気に入ったところを見つけてのんびり過ごしたかった。もう移動で疲れていたんだけど、ポカラはカトマンドゥよりだいぶ落ち着いていて過ごしやすかった。ゴミもあんまり落ちてない。牛が普通に街の中を歩いていて驚いた。

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今日も夕暮れて日が落ちる。ポカラのペワ湖の近くの広場に座ってくつろぐ人たちを見てくつろぐ僕。物価がとても安くて嬉しい、お金のことを気にせずにご飯を食べている。

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何件かバッパーを巡って、個室でペワ湖も見渡せる宿を見つけてそこで過ごすことにした。時期も外れていたので一泊500円。相当安い、ここになら一ヵ月でも住める。

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夜はすぐ近くのマーケットでエベレストって言う銘柄のビールを買って飲んだ。外の席で風に吹かれながら食べる晩飯、なんて贅沢なんだろう。

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朝が来てブレックファーストに、コーヒー。これまた優雅なもんだ。バッパーの部屋からも湖は見えたけど、湖のほとりのカフェも居心地がいい。

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レモングラスインの最上階、ちょうど僕が泊まっていた部屋を出た場所に共用のオープンテラスがあって、そこで「アメジストを取りに来ている」と言うオーストラリアのおじさんと出会った。記念に一つくすんだアメジストを貰った。

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おじさんはたまに山に入って石を見つけて、それを売って暮らしているのだとか。俺にはよくわからない緑色の石にそんなに価値があるんだね。

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湖には何度も散歩に出掛けた。湖沿いに街が広がっていて、たまに買い物をして回った。牛がそこらへんに野良犬みたいに普通にいる。

山に囲まれた街、時間が経つのを忘れるくらい長閑な街。

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本当にここにはリラックスしにたくさんの人が来るんだろうね。ようやくここまで辿り着けた。長かったよ本当に、旅に忙しかったんだ。

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旅の中、何度も陽が落ちて月がのぼって朝を迎えている。

そうして今はレイクサイドパークからペワ湖をぼーっと眺めている。緑が生茂り、人々も牛も連なって歩いている。

僕はお土産屋に立ち寄り、ヘアバンドと麻の服を買ったんだ。

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今まで晴れの日も曇りの日も、雨の日もあった。絶好調の日も、気の乗らない日も、疲れている日もあった。このわくわくした日々を取り戻せるだろうか。
このまま東京にいていいのか、コロナで住むのも大変だ。
どういう風に生きていきたい。

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ある日、僕はバスに乗りポカラのグプテシュワール・マハーデヴ洞窟を目指した。カッパドキアで、ユンヒーと行った洞窟への冒険がもうえらい昔に思えた。観光客も僕くらいしかいないから、お土産屋の店員も気が抜けっぱなしで、まともに接客されなかった。

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世界にはどこにでも面白地形ってのはあって、ここでは岩に亀裂が入っていて、それが地の底まで続いている感じ。

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僕はまず、近くのデヴィズ・フォールに行ってから、満を持して洞窟の中に入って行く。錆びだらけの手すり、湿っている洞窟内、頼りないライトがかろうじて足元を照らす。おまけに急こう配、谷底に外の明かりが一筋。

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真っ暗な中からみるとやけに明るく見えた。ここで行き止まりの柵が有り先へは進めなくなった。

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ポカラの街へ戻る為にバスを捕まえる。帰りに入ったご飯屋さんの壁のネパールのカレンダーには見た事の無い文字が羅列されていた。

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そしてまた湖の朝。レモングラスインの最上階のテラスには窓も何もない。僕はここでも水を飲んでいた。

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僕にアメジストをくれたおじさんは、もうどこかに行ってしまったのだろうか。少しパソコンを広げてこれを書こう。遠くに霞む山が見える。「ポカラの近くでは山からパラシュートで湖まで降りてくるという娯楽がある」と、あのおじさんが言っていた。暖かな風に吹かれて湖を見ていた。沖へ漕ぎだすボートに音は無く、湖と陸の境目さえ曖昧なまま。

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緑の上を2、3頭の牛の群れが連なって歩いている。

ゆっくりと、これを書こう。

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僕はただただ田舎道を歩いている。あの角まで、あの角まで。曲がったらまた帰ろう。それなのに歩いて行く。ペットボトルが捨てられた地面の上を犬がしっぽを振って通って行く。道の脇に紫色をした花が咲いていた。

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時刻表のないローカルバスに乗り込んで窓から湖の景色を眺める。

街から少し離れた水面は苔の様な植物に一面覆われていた。バスの中、爆音で流れるネパールの音楽が耳に残る。

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ポカラの最終日、牛も目覚めるシャッター通り。ポカラのバスステーション付近を歩く。どこも派手にペイントされたバスで溢れていた。霞む空の遠く向こうにヒマラヤを拝めたような気がした。

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頭上を飛んでいく飛行機との距離が近い、空港の近くまで来てしまっていた。もうどこにでも牛は歩いていた。

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ポカラではだいぶゆっくり過ごすことが出来たし、テラスではゆっくり書くことも出来た。

宿をチェックアウトする時少し寂しい気持ちになった。

もう二度とここに来ることは無いのかもしれない。

これからまたあの辛い山道を通るのかと思うと少し気が重い。

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僕はインドへと入国するビザをゲットする為、ラジの家のあるカトマンドゥに戻ることにしたんだ。

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編集後記

まだあった。って言ったら失礼か。

INNではヒットしなかったけど、レストランの情報はありましたね。

今は宿屋さんはどこも大変。ご自愛。

いつか旅立たれる皆様を応援しています。ゆっくりと書けそうでしょ。

日本を旅していた時の会津若松のストーリーとリンクしてる。

これを書いていたのがちょうどポカラらしいです。

終章のからくり、だんだん見えて来てますね。

もっとからくって、くるくるしていきます。

ユンヒーとの洞窟旅は記憶に新しいです。

そうだよなぁ。リモートで働ける方々は東京を離れて、田舎に住んじゃう、もしくは、旅して暮らすって言うのも選択肢に上がるんですね。

今っぽーい。自由でかっこ良いなぁ。

東京にいるメリットも、デメリットもあるんですね。

次回は、ポカラ後のカトマンドゥの物語を皆様とシェアします。

それから、皆様お待ちかねのインドのガンジス河の街ヴァラナシでの沐浴の話に行っちゃいます。もう無茶苦茶濃いです。濃すぎて、お腹くだっちゃうかもしれません。
ご自愛ください。スキです。

フォロー、コメント、等々ありがとうございます。またね。

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