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Birmingham 英国を北上して行く男

こんばんは。只今こちらのnoteではイギリスを旅した青年の足跡を辿っています。

今回の旅の地はバーミンガム。旅行記と言うよりは、気楽な日記です。

当時の日記や、写真を参照して、旅をしていた時の感情を思い出しながら書いていました。

さて、早速バーミンガムの地図を見てみましょう。

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バーミンガムはロンドンと、マンチェスターの中間くらいにある街です。

日本、オーストラリア、東南アジア、セカンドオーストラリア、ニュージーランド、台湾。そしてクライマックスのヨーロッパの旅が始まっています。

この後、イギリスを揺蕩い、西ヨーロッパから東ヨーロッパへと旅をすすめます。

道中のすったもんだな旅の話を記していきますので、よろしくお願いします。それではまた、編集後記であいましょう。

どうぞ、気を付けていってらっしゃい。

Birmingham 英国を北上して行く男

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「空は曇っててぁぁぱっとしねぇなぁ」バーミンガムに向かう列車が出てるユーストン駅の前にはいくつもベンチが並んでて、街の人達はそこに座ってなにやら話してたり、気ままに過ごしている様で、今日もやっぱり余裕をもって早めに駅に着いている僕はそれを忘れちゃわないように思い出の中にしまう。今こうして紐解く事が判っていたかのように。

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バーミンガム迄の切符は昨日もう買っていた。電車がホームに入るまで「フェイスブック」にロンドンを離れてバーミンガムへ行くことを記しておこう。こうして更新されていったタイムライン。

僕の旅に少しでも共感してくれていた人はいたのだろうか。わからないまま時は流れて、そいつはただ時間だけが教えてくれる。

電車に乗る為に人の流れについていく、僕はこの時「Low School Tシャツ」を着ていた。これはオランダで失くしたんだけど、高校生の頃から着ていて実はもうボロボロだった。立派にヨーロッパの旅で逝ってくれたんだ。今頃誰かの袖を通っているんだったら嬉しい。

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どこに行くかもわからないまま夢の中を生きるように列車の中から外を眺めていた。オーストラリアにいた頃に描いた未来の上をなぞっている。

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ロンドンを少し離れるともう街は遠く、窓の外は牧場の様な景色が続く。これがロンドン郊外なのか、東京の郊外のように所狭しと家が並んでるわけじゃなかったんだ。僕はまた一つを知る。

そういえば、ロンドンのホステルで大学生のカンキ君という若者に会ったことも書いておこう。彼はロンドンで留学をしていて、美術を専攻しているのか、趣味が絵を描く事だったっていうなんとも曖昧な記憶がある。

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そして、僕はバーミンガム駅に降り立った。外では小さな雨が降っていた。今日の宿もまだ取っていない。どこかのバックパッカーズハウスを探さないといけない。本当に行き当たりばったりの旅だったから、こういう時スマホは便利だ。

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小雨で冷え切った体を運んで、中心地から歩いて10分くらいの線路脇の錆びれたバッパーにチェックインをして、最上階にある食堂から雨に濡れた街をみた。

僕はバーミンガムの曇った空の下、雨具を着て微妙に濡れた靴下を履いていた。宿の近くのセイントポールズスクウェアを通って街へ行く。目線の高さに飾られている花は小さく整っていて綺麗で、イギリスの街並みが好きになっていることに気付く。

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僕は一体何を持て余していたんだろう。そろそろ図書館に行って勉強してくる。東京にいる僕は34歳になっていて、IELTSへの勉強が今の支えで、そのIELTSの試験が2017年6月24日。
とうとう試験が終わった。長かった英語の勉強にも一旦落ち着きを見せたいって言ってもわからない問題ばかりで、一体何だろうこの感じ、全然勉強の終わりが見えない。
友達が近くにいない寂しさもあって、なんかなぁ東京に居ても何もねぇなって感じてる。銀座や上野で買い物、それでって感じ。あぁバーミンガムの事を書かないと。

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バーミンガムのそっけない街並み、灰色に曇った空を見上げながら中心地まで戻ってみた。どこもかしこも初めて見る景色で、目ん玉まんまるくして見てた。

あれはバーミンガムの博物館、その辺りのビクトリアスクウェアには大きな階段があって開けていた。

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今日の午後シドニーで出会ったバーミンガムの子達と再会する。

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バスに乗ると高確率で迷うから、歩いて行ける範囲でしか観光をしてない。バーミンガムの街にはフクロウの形をしたモニュメントが至る所に設置されていた。

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街の中心を流れる運河をみて勝手に感動していた。

運河を横切るボート。近くのベンチでのんびりと何か考え事でもしてそうなおっさん。

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両脇をお花畑が囲む小さな橋。真っ赤な花にみとれてる僕達。鳩も若者も腰を下ろしてくつろぐ、運河の脇には木で出来た小さなテーブルとイスが置いてある。

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街を歩いている時、今までの事やこれからの事に考えを巡らす。

僕はわかっている様で、何にも掴めていなかった。

歩いてきた道のりも、巻き上げた砂埃も、風に吹かれて消えて行ってしまう。それって大半の事は忘れていってしまうという事なのだろうか。

レンガみたいなブロックが並んだ道路を車が走り抜けていく音がした。

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おじさんのバスカーが通りで鳴らすのは楽器から察するにジャズで、何かの試合帰りの客が大勢で通りを埋める。その向こうにはあのバーミンガム教会がそびえたつ。

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マーケットを散策する。果物や野菜をこの時期いやっていう程見た。プラムとか、スイートポテトとかキューカンバ。肩をすぼめたおじさんがサングラスをかけて微笑む。コーンの色がやけに黄色く見える。本当に様々な物がバラバラに売られていて面白い。日本のようにきっちりと売り場が分かれていたりしない。布とか、おもちゃとか、とにかく物がたくさん売られている。

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街の中心に大きな闘牛の置物があって、広場の向こうの階段の下には大きな教会が建っていた。午後7時前、空は青く晴れ渡り、夏の光に照らされて辺りはまだ明るい。

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図書館に入って本を読むにしてもわからない文字だらけで困る。

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僕の目の前にはバーミンガムのバスステーション。そろそろ僕も二日間滞在したこの街から次の街、リヴァプールに旅に出る。「ナショナルエクスプレス」っていうバスのカンパニーがあって、僕はそれに乗るんだ。

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バスは徐々にスピードを上げてゆく。

あ、あの子達と再会した事を書いてなかった。

バーミンガムの駅前でカーラとリナと再会した。午後5時を回っていたと思う。シドニーのハイドパークで一緒に話した以来だ。それからも時は流れていて。バーミンガムに立ち寄った理由の一つに彼女らと再会したかったってのもあった。英国に女の子の友達がいるなんて素敵じゃんか。話すって言っても俺の英語はまだまだたどたどしいけどさ。何を話したんだっけ、忘れちゃって思い出せないよ。

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一緒にバーでビールを飲んだ。あの子らはバーミンガムの街で仕事をしてる。別れる前に街の中心にあったブルの前で三人で写真を撮った。あぁもう二度と会うこともないのかもしれないなぁなんて思うと、なんか本当あの瞬間しかなかったんだなぁって思うよ。

一期一会で世界は広がってってた。それもいつの間にか消えてっちゃう、なんかそんな感じがしていた。

編集後記

今日もありがとうございます。写真はイメージです。

お茶やってってくださいね。

こちらはナショナルエクスプレスのWEBサイトです。

あんまりにも旅の話がボヤっとしていたので、有益な情報を入れて皆様のご機嫌をうかがわせていただきます。

メガバスもヨーロッパをバス移動する時は便利かもしれません。

って、どなた様向けの情報。

これからヨーロッパに旅に出ようとしている、noteの前のそこのあなたです。

そうなんです。旅から帰って来ても、ずっと勉強を続けていたんです。

IELTSという英語の試験をご存知ですか?

簡単に言うと、英語の試験です。未だに勉強の終わりは見えません。

シドニーのパレードで知り合ったイギリスの子達と再会するとか、彼ってなかなかほっとけないですね。フレンドリーな人ですからね。

そんな話はここにほんの少しだけ書いてあるんですよ。

こうしてけっこー繋がってる物語です。

例えばさ、本編の書き出しの「空は曇っててぁぁぱっとしねぇなぁ」とかも、僕等のバンドの歌詞をさりげなく『光の中を旅してた』に散りばめてます。こういうのね、絶滅寸前のSSIZEファンの方は嬉しいんですよ。

そうそう、この曲の歌詞です。

今日、たくさん貼り付けてますね。

noteって文章だけじゃなく、こうしてペタペタ出来てお利口さんなんです。

さて、今日は、半月じゃないですか!! 

遠慮しないでお伝えさせていただきます。

『光の中を旅してた』-第五章 ヨーロッパ編-

こちらに記しています。ちょっとね、これからnoteを経るので新たに編集入って改行等増えると思いますが、先に読んで頂けると照れます。

絶対に誰にも言わないでくださいね。

そして、ヨーロッパ編は中々書けてなかった時期が続きます。

なんだか皆さん同様、彼もいろいろとばたばたしていたようです。

ダイジェスト版を作りたくて、何度も編集をしていたら、旅の話を書いている時の気持ちにフォーカスしていた当時の文が浮かび上がってきました。

ややこしい。noteの本編で引用表示している部分です。


葛藤も希望も詰まってます。たぶんこれは電子書籍というよりかは、ブログ。もっというと僕の日記です。全部そう。僕の日記なんです。

本にしたくて、電子書籍にしました。

すると、値段を設ける必要があるので、設定しています。

それでも今後、それを元にnoteしてみようとも思ってます。なので、観察の程よろしくお願いします。どうなるのか。やってみたいんですよね。

『光の中を旅してた』-Only Time Will Tell-

このサブタイトル、この後の旅の話で出てくるブラジリアンのギター弾きヒューゴが言ってた言葉です。今頃イギリスで暮らしてるのかな。


時間って降り積もるんですっけ? それとも流れていくんですっけ?

インドのガンジス河沿いの街を旅していた時に、インドの人に聞いたような気がするんですよね。

時間はガンガーみたいに流れていくって。

俺は、当時は砂時計みたいに時間って降り積もるイメージあったけど、そういう捉え方もあるんだなぁって感じた事をうろ覚えてまーす。

みんなちがって、みんないい。ということです。みすゞさんが出てますよ。

今後の事は誰にもわからない。なんだかそしたら、過去の彼がやってみたかったことが、こうして自力でなんとか出来ている感じになっているのはどういうこと。

知りたいんです。この先に何があるのか教えてください。

『光の中を旅してた』 -The World Needs You-

夏の満月に僕の旅の物語のダイジェスト版を放ちました。

バンドのワンマンを経ての、小笠原への夏休み。最高でした。

ところで何キロ離れていたんでしたっけ?

まじで知りたいです。よろしくお願いします。

クライマックスのヨーロッパ編、12月まで入りそうです。

年内に収めたいので、終章は師走ります!!

めっちゃ師走りますので、あの日から終わる迄毎日更新です。


無事に息をしていたら、あの日に完全版出ます。

値段はもう皆様ご存じの、あの値段です。

デザインとサブタイトルは、あれ。もう決まってる。


次回はリヴァプールへ転んでった旅の話をお届けします。

スキ、フォロー、あれ等頂けたら嬉しいです。

よろしくお願いします。今度はまた10月に会いましょう。スキです。

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