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『思考の整理学』

積読になっておりましたが、やっと読みました。背中を押してくれたのはnoterさん。やはりnoteはいい!

東大&京大で1番読まれた本

としても有名みたいですね! となると、

お難しいんでしょう?

と、思っちゃいますよね。私が感じた本書を読むコツをお伝えしながらアウトプットします。


一緒に学びましょう!💪


まず、コレを読んで!

私が感じた「コレを読んでいれば理解が深まる!」と感じた本がこちら、『具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ』です。

具体と抽象の基本形

この『具体と抽象』を読んでいると、さらに本書の理解が深まること間違いなしだと感じました!

本書を読んでいると、「これって、『具体と抽象』の抽象化の話だな」と、感じることが多かったからです。本と本がつながると楽しいですね!

ただし、

仮にこのおすすめ本を読んでいなかったとしても、めちゃくちゃ難しくてさっぱり意味がわからないということはあまりないかと感じます。

難しい言葉をつかわず、わかりやすく伝えてくれるのが外山先生の魅力のひとつだと思います。外山先生ファンが多いのもうなずけます。


実は1983年の本!

最初見たときはびっくりしましたね。「え? そんな古い本なの?」と。

「私(俺)生まれてないやん!」という方も多いのではないでしょうか。私は残念ながら(?)生まれていて、4歳のころですね(笑)

古い本だから

ということもあり、「昭和的な話」も多いです。ここは「現代風に読み替える」のが本書の楽しみ方かもしれません。

スクラップブック、カード、ノート、手帖 → スマホ
コンピューター(当時) → AI

読み替えると、意外と「いまでも同じ」だと思えるところがすごいです。「考え方のベースは変わらない」ということですね。


見つめるナベは煮えない

という、ヨーロッパのことざわがあるそうです。気になって何度もフタを開けていては、いつまで経っても煮えないということです。

思考も同じで、寝かせることが大事なのです。


メモを寝かせる メモ→ノート→メタ・ノート

みなさんは、なにか「いいこと思いついた!」ってとき、どうしてます?

私はその都度スマホにメモしています。特に事業のアイデア関係ですね。いま、たっぷり寝かせているので、再び見るのが楽しみです。

外山先生の場合は、こんなプロセスでメモを寝かせて整理しているそうです。

ノート、メタ・ノートへは内容を整理しつつ書き移します

私のnote、特に本のアウトプットの場合は、

①スマホにメモする。
②メモの中からアウトプットしたいことを紙に書き出す。
③noteに整理してアウトプットする。

という手順です。こう考えると外山先生に近いですね。ただし、②→③は寝かせていないので、まだまだ整理が甘いかもしれませんね。

ところで、外山先生が、本書を記載した時点でこれらのノートとメタ・ノートが53冊あったそうで、並んでいるそれらのノートをながめて、

「わが思考、すべて、この中にあり」
と思うのは、なかなかいい気持ちである。

と、おっしゃっていました。

私のnoteのタイトル画像はCanvaで描いているのですが、この一覧を見ると似たような「いい気持ち」になれます。継続の力ですね。

「努力」が並んでいるのを見るのは「気持ちいい」


「忘れる努力」が必要

余白がないと、いっぱいいっぱいになって新しいことが頭に入ってきません。だから、「努力してでも忘れる」ことが必要になってきます。

なんなら「忘れ上手」を目指しましょう!

メモやnoteにアウトプットすれば、安心して忘れることがことができるので、これも努力のひとつですね。

睡眠も大事です。睡眠は自然の忘却法だからです。

ただし、

大事なことを忘れて、つまらないものは覚えている
のでは、意味がありません

何を残し、何を忘れ、何をアウトプットすべきか、その価値観や判断基準の「ものさし」はしっかり意識してもっておく必要があります。


経験は公式化する

「経験は、そのままにしておいたのでは応用がきかない」と、外山先生は言います。「整理して、公式化しておくと知恵になる」のです。

また、ことわざとは経験が抽象化されたものだという話とともに、「自分だけのことわざの世界をつくる」ことを推奨されていました。

いいですね。

ことわざをつくるように抽象化し、応用させるプロセスとは、『具体と抽象』で紹介したこちらの図解そのものだと感じました。

自分だけの「ことわざの世界」をつくる

ところで、「経験をそのままにしない」という意味で少し脱線ネタです。

こちらの写真、何か変ではありませんか?

わが家のジョイ

そうです。「つめかえボトル」に「通常キャップ」をつけています。

つめかえる必要など、最初からなかった
"つめかえる" のではなく "つけかえる"

ということです(笑)。ボケててたまたま発見したのですが、もしかして常識ですかね…

※メーカー違いでは取りつきません。ジョイは写真のとおりですが、他の製品は確認しておりません。


「汗のにおいのする思考」をする

「汗のにおいのする思考が、どんどん生まれてこなくてはいけない」という話があり、この

「汗のにおいのする思考」

という言葉がすごく好きになりました。(臭いフェチではありません)

一方で最近の世の中を見渡してみると、汗のにおいのしない「思考とも呼べないもの」ばかりのように感じてしまいます。

私は「汗のにおいのする思考ができる人間でありたい」です。


まとめ

思考の整理とは、抽象化のプロセスである。
思考の整理とは、いかにうまく忘れるかである。

本書のあとがきにて、本書は「考える」とはどういうことか? を考えるきっかけになる本だと書かれていました。

「考える」というのは地味に大変で、無意識に避けているところが私にもあります。

ですが、「考えることほど、ぜいたくな楽しみはない」と外山先生がおっしゃっており、ほんとうにそうだなぁと感じます。

いまは時間に追われて深く考えることができていませんが、数年後、そんなぜいたくな楽しみを味わうために、いまを乗り越えていきたいと思います。


本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋


きしゃこく先生に記事を紹介いただきました。ありがとうございます😊

読書期間 2024/02/19-2024/02/24
初版発行 1986/04/24 ※単行本は1983/03/28

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最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。