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2023年 聴き惚れた10曲 国内編

年末恒例の音楽まとめ。もう4年目になるようだ。
2023年にリリースされた曲という縛りの中から、初めて聴いた瞬間から惹かれた10曲をご紹介。

1年かけて聴きためた、とはいえ新しい出会いは昨年より少なかった。
以前から好きなアーティストの新曲が多く入ったラインナップになっている。
でも、このnoteを読んでくれる方にとって、新しい音楽との出会いになって、さらに好きになってもらえたら嬉しいです。

※ランキングではなく、順不同です。


■国内編

1. ブランデー戦記 - 僕のスウィーティー

昨年の10曲で「Musica」を入れようか迷った末、まだ他の曲がわからなかったので見送っていた。結論、入れておけばよかった。
今年出したEPの収録曲どれも良いし、COUNTDOWN JAPANへの出演も決まっている。
3ピースが紡ぐ哀愁漂うロックンロール。歌詞の端々で感じられる独特の言語センス。好き。
ライブで聴いてみたいから、来年もどんどんフェスに出てほしい。

2. クレナズム - 再去見你

今年初めて知ったバンド。サブスクのおすすめで流れてきたんだと思う。歌声がすっと入ってきて、これは紹介したい、となった。
夏の爽やかさにほんのり混ざるアンニュイさがある「8月31日」もよい。
これからも追っていきたい。

3. MUCC - 想 -so-

もうMUCCも25周年だそうで。私が邦楽で一番好きなバンドで、一番ライブに通っているバンドでもある。
愛を語るとそれだけで一つ記事になってしまうので留めるけれど、とにかく聴いてください。
この楽曲は歌謡ロック調。ライブで盛り上がるゴリゴリのラウド系楽曲もいいけれど、優しさやエモさの振り幅を持っているのがMUCCの良さ。

4. Sadie - 迷彩

長らくの活動休止を超えて、Sadieが2023年に再始動。
活動休止前が、個人的に一番V系を聴いていた時だったので思い入れも強い。
いい意味で2000年代のV系が感じられて、さらにそこからアップデートされている。早くもっと音源をくれ。
マスタリングにギルガメッシュのRyoが参加しているのも、世代にはくるものがある。

5. Ave Mujica - 黒のバースデイ

今年一番の衝撃はこの曲で間違いない。
非常に申し訳ないが、バンドリなど背景を完全に未履修のため、純粋に楽曲、バンドとして語りたい。
ゴシック感ありつつ、荘厳すぎないロックな曲調が好み。ビジュも刺さる。
そしてなんといっても、作詞が元SOUL'd OUTのDiggy-MO’でぶったまげた。全く違うジャンルになっても、リリックの刻み方が天才的。Aメロ、Bメロとか凄すぎやしませんか。
この組み合わせを生み出してくれたことに感謝しかない。出会えてよかった。

6. パソコン音楽クラブ -Day After Day feat. Mei Takahashi(LAUSBUB)

テクノ系になるのだろうか。こういうジャンルも変わらず愛してます。
ポコポコする電子音に乗る透明な歌声が心地よい。「reiji no machi」も好きだったけれど、こちらも同じ系譜でいい。
気づけば何度も聴いてしまうし、繰り返し聴いても疲れない。

7. sukekiyo - 訪問者X

DIR EN GREYのボーカル京が率いるバンド。結成が2013年で、今年4thアルバムEROSIOをリリースしている。時が経つのは早い。
まあ、このEROSIOがとんでもない名盤だった。エキセントリックなボーカルを遺憾なく発揮し、楽曲ごとにジャンルを悠々と飛び越えていく。ここでしか出会えない体験。
プログレ味を感じる「訪問者X」の一方で、「MOAN」では昭和歌謡のポップさを存分に取り入れる。どちらも聴いて。

8. 花冷え。 - お先に失礼します。

一気に知名度を上げる事になった最強のキラーチューンがこちら。1年間、定期的にずっと聴いていた。和風な音とkawaiiの組み合わせは、海外へのアプローチとしても最適解。
キャッチーなパートの声色とシャウトのギャップには、いまだに痺れる。この界隈、見かけに騙されてはいけない。
NEX_FESTでのパフォーマンスも、メインステージで観たいほどの盛り上がりだった。

9. Crystal Lake - Rebirth

ボーカルが抜け、新ボーカルのオーディションをしていた。新体制となって投下された新曲。
活動が停止していたことを感じさせない圧巻のパフォーマンス。そして荒れ狂う激情を超えた先、特徴的な抑揚のメロディと錫杖のような音色が全てを浄化していく。動と静の対比が変わらず抜群に巧い。

10. ザ・リーサルウエポンズ - ボウズ

魚が釣れない哀しみが、キャッチーな80年代ポップに乗って届けられる。耳に残るフレーズとコールアンドレスポンス。なんの釣果も得られませんでした、は笑う。
彼らが新曲を出すたび、好きな楽曲が溜まっていく。配信されているライブが楽しそうで、一回生で観てみたい。

海外編へ続く。

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