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2023年 聴き惚れた10曲 海外編

国内編から引き続いて海外編。
どうしても洋楽はジャンルが偏るのが毎年の傾向になってしまう。
今年は邦楽に増して新しいバンドがあまり掘り進められず、似た曲調多めです。ある意味好みが強く出ているとも言えるかもしれない。

※ランキングではなく、順不同です。

■海外編

1. Thirty Seconds To Mars - Stuck

俳優としても活躍するJared Leto率いるロックバンド。
MV、アートワーク、ファッションまで、毎回ブレない信念が感じられる。一言で表すとgorgeous。
様々なものを呑みこみ、まとめあげられた楽曲は、個性的ながら聴きやすい。リリースのたびに新しい驚きを与えてくれる。

2. YUNGBLUD - Happier (feat. Oli Sykes Of Bring Me The Horizon)

NEX_FESTで初めてちゃんと楽曲を聴いたYUNGBLUD。
生で感じたのは、彼には底抜けに陽のオーラがある。全力でとにかく楽しくライブしていて好きになった。もちろん、この曲もやっていた。
フィーチャリングのOliが少し影のあるタイプなので、キャラクターの差もあって良い。

3. Falling In Reverse - Watch The World Burn

中盤までは完全にラップミュージック。どんどんと加速し畳み掛けるラップから、急激にラウドロックへと舵を切る。でも一曲としてまとまっている。この二つを両立させる点において、彼らは他の追随を全く寄せ付けないレベルにいる。
ボーカルのRonnieはMVでの役柄も演じ切れるカリスマ性も兼ね備えている。バチバチにかっこいい。

4. Spiritbox - Jaded

今年初めて知ったカナダのバンド。この曲でグラミー賞へのノミネートがされていて、今後も要注目。
クリーンとシャウトを巧みに使い分けるボーカリゼーション。要所要所は激しいのだけど、ミドルテンポで浮遊感がある。MVともマッチしていて良い。
この曲、初めて聴いた時に、何故かとても懐かしさを感じたのを強く覚えている。

5. Linkin Park - Lost

やはり、今年この曲は外せない。
Chesterの歌声が新しい楽曲で聴けるとは思っていなかった。しかもMeteora作成時期の未発表曲。CDを買って聴きまくっていた、あの頃の音がある。
20年が経っても色褪せないし、変わらず好きだ。もうLinkin Parkとして活動することはなさそうなのがとても寂しい。

6. Sleep Theory - Fallout

ここ最近、2000年代初期へ回帰するムーブメントを感じている。Bring Me The HorizonもMy Chemical Romanceから影響を受けた楽曲(AmEN!)をつくっていたし。
こちらは一聴ですぐわかるLinkin Parkのテイスト。スクラッチ音が懐かしい。若いバンドが再解釈して新しい波を生み出していることは純粋に嬉しい。

7. The HU - Black Thunder ft Serj Tankian & DL of Bad Wolves

モンゴルのメタルバンド、The HU。モンゴルの伝統楽器や歌唱法を取り入れた楽曲である「Black Thunder」に、System Of A DownのSerj、Bad WolvesのDLが参加した新バージョン。モンゴルのテイストに、Serjの歌声が不思議とマッチしている面白さ。
各国の音楽とメタルはこれからも様々な形で融合していくんだろう。

8. Sum 41 - Rise Up

こちらも入れざるを得ない。解散が決定しているSum 41の最新にして最後のアルバムより。
パンクロックとメタルを融合してメインストリームへ殴り込んだ、あの頃のSum 41がここにいる。途中のギターソロ、アルバムChuckの頃を思い出して懐かしい。
MVのゲストでThe OffspringのNoodlesが出演しているのもグッとくる。

9. Motionless In White - Sign Of Life

メロからのサビを繰り返す安定した構成ながら、全てのクオリティが高くて惹き込まれる。突飛なことをせず、安心感がある。
個々がパフォーマンスしているだけで魅せるMVもいい。しっかりメイクしたヴィジュアルも尖っていてかっこいい。

10. 苏芮琪 Sury Su -《禁区(Trap)》

2021年のGirls Planet 999というオーディション番組で、初パフォーマンス時から好きだった。惜しくもデビューできず現在はソロ活動中。
幅広い曲調に挑戦している中、こちらはクールなダンスナンバー。こういう曲調好きなのでもっと聴いてみたい。

学生の時から聴いているバンドが、精力的に新しい楽曲をどんどん出している。一方でそんなバンドを聴いてきたんだろうと思われる新しいバンドも生まれてきている。
今年は狭い範囲をなぞってしまったので、来年は少し幅を広げたい。

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