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食と買い物メイン 2泊3日台湾旅行記 2日目

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早朝にローカル朝食を

台湾旅行2日目。
前日2万歩近く歩いたにも関わらず、旅の興奮で6時前に目覚める。ホテルにいても暇なので、寝ている妻をおいて、こっそりと朝食の調達に出発。
狙うは鹹豆漿のテイクアウト。近くで空いてる店をGoogleマップで調べる。海外でも開店時間から口コミまで見れるから便利になったものです。

早朝の台北市内

四海豆漿大王

口コミが多く、有名店のようだったのでこちらへ。100%現地のかたの中に飛び込む。「外帶」と店のおじさんに声をかける。テイクアウトを意味する台湾語だ。
伝わったようだが返しで聞かれたことばがわからず、素直に書き込み式のオーダー表をもらう。日本人と伝えたら、一緒に写真つきの日本語メニューがもらえた。しっかり確認しながらオーダー表にチェックをつけていく。調子にのって、飯糰(台湾おにぎり)も頼んだ。
ホテルに帰ってゆったり朝食。鹹豆漿は旨みを感じるやさしい味で朝にぴったり。飯糰はカリカリの揚げパン(油條)が中に入っててびっくりした。どうやらそういうものらしい。

鹹豆漿と飯糰
飯糰には中央に油條、他に肉や筍が入っていた

台中ショートトリップ

朝ごはんを終えたら台北駅へ。昨日、台北市内の移動に使っていた地下鉄(MRT)とは違い、台湾高速鉄道(HSR)に乗って台中へ向かう。つまりは新幹線です。

台北駅構内の広場

駅弁が買いたかったのだけど、乗車時間に間に合わなさそうなので諦めた。9時半からの販売開始に向けて、9時ごろから駅弁売り場の前には列ができているほどの人気ぶりだった。
1時間ほど揺られて台湾高速鉄道の台中駅に到着。ここから主要な観光スポットがある台湾鉄道の台中駅までは、乗り換えてさらに移動する必要がある。

レトロな外観の台湾鉄道 台中駅

そんなこんなで昼前には台湾鉄道の台中駅に到着。早速、台中の超有名店である宮原眼科に向かう。眼科といっても病院の類ではなく、日本統治時の眼科を改装したスイーツショップ。
アイスクリームを食べようと並んでいたら流暢な日本語でスタッフの方が話しかけてきた。どうやら徒歩数分先に姉妹店があり、そちらだと店内でゆっくり食べれるらしい。

第四信用合作社

さきほどの宮原眼科と異なり、こちらは銀行をリノベした店舗。金庫の扉があったりして楽しい。
並びながらアイスの種類を決める。シングルからトリプルまで選べた。せっかくなので、ここはトリプルでしょう。
台湾なので様々なお茶のアイスがあったのはもちろん、チョコレートアイスが豊富だった。濃度やカカオの原産地で分けられて10種近く。もちろん南国らしいフルーツフレーバーも充実。さきほどの宮原眼科のスタッフさんいわく、こちらの第四信用合作社のほうがアイスの種類がたくさんあるらしい。
悩んだ結果、カカオ80%チョコレート、烏龍茶&金木犀、ラベンダー&ローズマリー&アッサムのトリプルにした。アイス1種につきトッピングがひとつ選べるシステムだったので、チーズケーキ、ビスキュイ、ラムレーズンにする。味は言わずもがな。最高。
こちらは悠遊カードでの支払い可だったので、当選した分からありがたく使いました。

好きな味を選ぶと、色が地味になりがち

さらに道をずんずん進んで台中第二市場を目指す。お昼は市場でローカルめしを食べるのだ。
到着した市場は熱気がすごかった。細い道が入り組み、各所で調理による熱が生まれ、多くの人がうごめいている。ジュースを売る屋台に長蛇の列ができていたのもうなずける。そして何度か道に迷った。

市場は各国の個性が強く出る

阿棋三代福州意麺老店

行列には美味いものがある。ということで、こちらのお店で昼ごはんにすることに。福州乾意麺という麺の老舗だそう。汁なしの平麺で日本の油そばに近いかも。麺から小麦の味がしっかりしていた。一緒に頼んだ雲呑スープもよかった。

店の前に置かれたテーブルで食す

市場をうろうろしていると、果物屋で生ライチを発見。昨日の朝市では出会えなかったので速攻で購入。シーズン終わりかけと聞いていたので見つけられてよかった。ホテルに帰って、冷やして食べた。瑞々しい甘さに感動。この味が自然に生えているってすごいよ。

75NT$だったので350円くらい

駅に向かって引き返し、おみやげを買うために再び宮原眼科へ。

宮原眼科

パイナップルケーキ、チョコレート、クッキー、チーズケーキ、カステラ、お茶などなど。これを台湾みやげにしてたらいいよ!という商品が並ぶ。店内もテーマパークみたいなビジュアル。

店内の様子、2階はレストランのようだった
どこを撮っても絵になる

台湾鉄道の台中駅から来たルートを戻り、帰路へ。
台湾高速鉄道の台中駅で、台北駅で買えなかった駅弁を発見。お腹はかなり満たされていたものの、またとない出会いなので購入。5種類くらいの中から素食の弁当をチョイス。素食はベジタリアンメニューのこと。街中でも素食を掲げた店をちょこちょこ見かけた。
そして、これが大正解。あっさりしているので、パクパクとあっという間に食べ切った。

メインのおかずは甘辛く煮られた湯葉みたいなものだった

再び台北市内をうろうろ

台中から台北駅へと舞い戻り、そのまま台北101へ。グルメやショッピングを楽しめるランドマーク。ここに向かったのはKavalan Whiskeyを買うという、この旅最大の目的のため。

駅を降りてすぐ、見上げる台北101

フードコートやら一般的なブランドショップやらが入っており、大きなつくりは日本の商業施設と同じ感じ。有名な小籠包の店、鼎泰豊もあった。
脇目を振らずに向かうは、台湾発のウイスキーブランドとして知名度をぐんぐん上げているKavalanの直営店。この直営店の強みはミニボトルセットが買えることなのです。

Kabalan Whisley 各種シリーズの詰め合わせ

店頭にはなかったけど、お店のかたに尋ねたら出してもらえた。6種類買うと箱に詰めてもらえる。種類も好きなものから選べる。値段は各種若干変わるものの、クラシックからコンサートマスター、ソリストまでシリーズが一通りある。日本でフルボトルを買うと2万円を超えてくるものもあるので、飲み比べるにはお手頃で助かる。今回買った詰め合わせで、ざっくり7、8000円くらいだったと思う。

目的を果たしてホテルへ帰る。少しお腹に空きができたので、ホテル近くで甘味を楽しむことにした。

来呷甜甜品

かき氷や豆花を楽しめる甘味処。ひっきりなしにお客さんが来ていた。オーダーごとにひとつひとつ丁寧につくっているので、提供まで少し時間がかかったけど、待つだけの価値はある。思わず声が出てしまうほどに美味しかった。
芋圓、甘く煮た豆、ピーナッツがまぶされた温かい餅、タロ芋ペースト。どれもやさしい甘さでありながら個性がある。この旅のベストフード。

店一番人気のトッピングにした

その後、昨夜も訪れた中山へ。当選した悠遊カードの消費のため、新光三越、誠品生活を探索する。ハイセンスな品物が多いので、台湾のローカル感はやや薄め。ぐるぐる歩いて、初めて見かけた菊茶や、定番の天仁茗茶のお茶を買い足す。ちなみに天仁茗茶は街中にも店舗がたくさんあって、テイクアウトのタピオカミルクティーが美味しいのでおすすめ。

買い物ののち、少し歩いて寧夏夜市へ。ただ、食べたかった胡椒餅は見つけられなかった。定番で絶対あると思っていたので、かなり残念だった。全体的に惹かれるものは少なくて、夜市よりも街の食堂が楽しめる世代になってしまったのかもしれない。ただ、地瓜球は気になっていたので買った。さつまいもベースのもちもちした揚げドーナツみたいなもの。シンプルにうまい。

夜市にいくつもあった地瓜球の屋台

このあたりで2日間活動し続けた疲れが流石に出て、ホテルへ帰ることにした。本当は近くにある豆花屋さんに行きたかったのだけど。
帰り道にコンビニやスーパーで悠遊カードを消費していく。ホテルで飲む用のビールとスナック菓子を買う。ドラッグストアでは妻が白花油(ハッカオイル)や台湾コスメをおみやげに買っていた。

3日目への活力を残せるよう、ビールを呷ったら早めに就寝。

3日目へ

ホテルの部屋からの夜景


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