Hiro Oaks / 日々の雑感

日々の雑感の記録。食と健康とお酒に関することが中心。

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最近の記事

世界各国の食を巡る:イラン編

東京近郊で、世界各国の料理を食べようシリーズ。 ことの発端とあらましについては、過去回を参照。 少し前にポルトガルに行ってどっぷりポルトガル料理に浸かっていたので、あまりこのシリーズになるような体験をしなかったのだけど、久しぶりに。 訪れたのは、神奈川にあるインド・アラビア料理店。昔何度か行ったことのある店だったのだけど、その後メニューが変わったりしてペルシャ料理がなくなったり、全然別の業態になったりでもう行くこともないかな、と思っていたのだけど。 久しぶりに店の近くま

    • 久しぶりのInbodyで体組成測定

      久しぶりに体組成を計測してみた。InBodyという、自分としてはいちばん信頼している計測器。 TANITA の器具だと、年齢で統計データによる補正が入っているという話を聞いている。つまり、年齢をいれると「だいたいこのくらいだから」で結果が出てしまうということ。 純粋に今測定した個人の情報を表したいのであれば、InBodyがいちばん良い。まあ、これも聞いた話でしかないのだけど。あと、使えるのが最新の機種ではないのでどうしても若干の型落ち感はあるのだけれど、それでも申し分ない

      • 世界各国の食を巡る:中華料理編2

        東京近郊で、世界各国の料理を食べようシリーズ。 ことの発端とあらましについては、過去回を参照。 少し間があいてしまったけれど、久しぶりに料理を主な目的で出かけた。先日、中国に出張が多い知り合いから教えてもらった情報で、ガチ中華の流れのひとつらしい。前回、中華料理(この場合は中国料理と言ったほうが正確なのだろうか)を食べて、他にもいろいろと食べてみるのも面白そう、と思っていたので今回も中華料理で。 というのが今回のお店、御徒町の「羊貴妃羊湯館」 「楊貴妃」をもじって羊貴妃

        • 『急に具合が悪くなる/宮野真生子・磯野真穂』 読了

          この本を読もうと思っている人は、事前情報なしで読んだ方が良いと思う。 なので、そういう人はこの後の文章は読まない方が良いかも。 (ネタバレ的なものはないはずだけど) 少し前に読んだ、磯野真穂さんの著書ということで、内容をあまり知らないまま気軽に手を出したのだけど、失敗した。こんな気軽な心持ちで読むものじゃなかった。 いや、きっとご本人たちは、気楽に読んでほしいと言うのかな、とも思うのだけど、何の前準備もなく読んだせいで心が揺さぶられて仕方がなかった。せめてもうちょっと準備

        世界各国の食を巡る:イラン編

          大掃除と断捨離と

          ゴールデンウィークにやることといえば、そう、大掃除。 これについては、ちょうど1年くらい前に書いていた。 今年もこの連休は遠出する気にはなれず、やはり大掃除をしないといけない気分に。ちょうどいいので衣替えもかねて、普段手を出していなかったような隅々まで掃除、掃除、掃除。 いろいろな荷物やらベッドやらを一度外に出して、要らないものがあるかも確認しながら、拭けていなかった場所を綺麗にしていく。ホコリが溜まっていたりする場所もあれば、ちょっと拭いただけでは落ちない汚れなどを落と

          大掃除と断捨離と

          糖質制限していた時期のことを考える

          先日読んだ「ダイエット幻想」のことと、その後の糖質制限に関する磯野真穂さんの一連の記事に触れて、改めて糖質制限について考えていた。 3年くらい前まで、少し軽めながらも糖質制限をしていた。 実施していたのは、だいたい5~6年間くらい。 確か、糖質制限が巷で流行り始めたことだったと思う。自分もなんとなくいろいろな記事を見ていて、そのロジックは知っていたけれどまだ実践する前。飲み会で知り合いが、糖質制限やパレオ・ダイエットの有効性と原始時代の人間から考えた妥当性などについて話し

          糖質制限していた時期のことを考える

          『ダイエット幻想/磯野 真穂』読了

          新しい視点を得たような、ちょっと不思議な読了感。 食関連でつい最近知った磯野真穂さんは、文化人類学の研究者。 ダイエット。もとは単に「生活習慣」という程度の幅広い意味だったのに、いつの間にかそれが「痩せるための食事」に置き換わっている現代。なぜやせようとするのか、もっというと、「やせたいと思わされているのか」というそのロジックについて、人類学の観点からアプローチしているのがこちらの本。 端的に言って、とても面白かった。 開催したワークショップの中でのアンケートや、様々

          『ダイエット幻想/磯野 真穂』読了

          もう一度、ベジタリアンの栄養を考える

          最近また少しベジタリアン関連の情報を集めていて、世の中のベジタリアン・ヴィーガンのアスリートの食生活をいろいろを見ていた。自分はヴィーガンでもベジタリアンでもないけれど、でもプラントベースの食生活を送っているので、やっぱり気になるところ。 食生活の話題になると、だいたいがどこでも話題の中心にあるのは、「タンパク質が大事」という点。最近のプロテイン市場の拡大もあって、タンパク質が大事というのは少し食生活に意識がある人ならだいたいは認識していることだと思う。 でも、タンパク質

          もう一度、ベジタリアンの栄養を考える

          蕎麦屋で呑む そば三昧の夜

          蕎麦屋で呑む、ということにはちょっと憧れがあった。 なんとなく、格好いいお酒の飲み方を知っている、というような。そういう人は「通」だ、というような。「蕎麦前で酒をやりつつ、シメに蕎麦」という、イメージ。 でも憧れだけで、自分ではなんとなくやってみる機会もなくて。 美味しい蕎麦屋さんというのも、そこまで知らない。有名な蕎麦屋の老舗といえば……というあたりなら名前はいろいろと知ってはいるものの、実際に食べに行ったことはそこまで多くない。 行ったとしても蕎麦を食べにいくこと

          蕎麦屋で呑む そば三昧の夜

          『酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として/砂野 唯』読了

          驚きの食生活を垣間見れたことに感謝。 著者は地域研究の博士で、生態人類学を専門とされている研究者の方。現在は助教となっていらっしゃるらしいが、2008年頃からの大学院生活で、エチオピアのデラシェという地域、そこに住む人々「デラシャ」を研究されたらしい。 と序章にあるとおり、研究をベースにしているものの体験記という体裁を取っている。研究論文にするくらいの濃密な調査をベースに、「酒を食べる」という、普通の日本人からしたらかなり無理のある食生活に、著者の言葉通り「体当たりしてい

          『酒を食べる エチオピア・デラシャを事例として/砂野 唯』読了

          よく噛んで食べる、ことの難しさ

          ある日の自作弁当。ごはんがひと口分残っているけれど、おかずがすべてなくなってしまった。ライスマネジメントの失敗。 仕方がないので、ごはんだけ食べる。せっかくなのでよく噛んでみる。 するとときどき、ぷちっ、ぷちっという感覚がある。というのは、自分のごはんは雑穀入りで、丸麦もち麦そばの実が少し混ぜてある。ぷちぷち感は特にこのあたりの雑穀を噛んでいるから。 よく噛んで、よく噛んで、よく噛んで。 甘味がしっかりと広がってくるのだけど、意外とまだプチプチ感が残っている。 あれ

          よく噛んで食べる、ことの難しさ

          [旅行記] ポルトガル旅行を思い返して

          長らく続けてきたポルトガルの旅行記も、一段落。それぞれの日々でどんなことを見て、感じて、思ったのか、思い出せる限りを書いてみた。 旅の全体を振り返ってみると、もちろんいろいろなことがあって。でもそのどれも今となってはもうおぼろげな記憶になりつつあることに、時間が流れているのだと改めて意識させられたり。 憶えているうちに、書けるだけ書いてみよう。 今回は、旅の総括。感じたことなどをいろいろとまとめてみる。 トラブルあれこれ 旅行記のはじめのところでも書いたけれど、初日、

          [旅行記] ポルトガル旅行を思い返して

          [旅行記] ポルトガルを離れる日

          最終日前日、ナザレからリスボンへバスで移動し、この日はリスボンを少しぶらぶらしながら、帰る準備というか、名残りを惜しむような一日に。もう見慣れたアズレージョ、ヨーロッパらしい街並みに右側通行の道路、街ゆく人々の顔立ち。どれも日本に戻ったら見れなくなる風景を、目に焼き付けていく。 ランチの時間、地元のカフェっぽいところと、なんだか人の気配が少なそうな小さい食堂のどちらにするか迷う。カフェの方に入り、昨日も食べた「豚肉のアレンテージョ風」があったので頼んでみたが、どうにも昨日の

          [旅行記] ポルトガルを離れる日

          [旅行記] まさに背徳のアレンテージョ

          ナザレの町でランチを食べたあとは、チェックインできる時間になったので宿へ向かう。 一見すると普通の民家のようなのだけど、呼び鈴のところには宿のグレードを表す★のマークがついていて、ここで合ってそうだと安心する。呼び鈴を押すと、出てきたのは大柄で背の高いおじさん。と、右側を指さしながら向こうだぞ、と言う。玄関がふたつあって、こちらは別の入口? 他の家? だったらしい。 改めてもうひとつの呼び鈴を押すと、出てきたのはこれまた大柄だけど、今度は大柄で横に大きいおじさん。話してみ

          [旅行記] まさに背徳のアレンテージョ

          [旅行記] ポルトガルのイワシ 日本との違いは

          帰りのフライトの日が近づいてきている。最終日はリスボンで宿を取ってあるので、その最終日にポルトからリスボンに直接向かっても良かったのだけど、せっかくなので途中にある町、特に少し小さめの町に寄ってみたかった。ここまで、リスボン、マデイラ、ポルトという大きな町ばかりに泊まっていて、小さめの町に泊まるようなことがなかったので、なんとなく偏りすぎなイメージがあった。 本当はエストレーラ山脈の方にあるセイアの町に行きたかったのだけど、さすがにちょっとアクセスが難しくて時間的に厳しいの

          [旅行記] ポルトガルのイワシ 日本との違いは

          [旅行記] 祈りの街 ブラガ

          ポルトの街はひと通り見てまわったので、近場の別の町へ行こう、と思い立つ。 地図を見てみると、どうやら北にあるブラガという町がなかなか良いらしい。宿に近いサンベント駅から電車が出ているので、行ってみる。 朝のラッシュ時間帯の電車から降りてくる人の多さ、みんな足早に歩いていく姿は日本もポルトガルも大きく変わらない。ブラガ行きの電車は下りになるので、列車内はガラガラ。自分ともうひとりしかいない。 と思ったら、女性が声を掛けてきた。 「あなた、ブラガへ行くつもり? この車両は次

          [旅行記] 祈りの街 ブラガ