見出し画像

動くべきか動かぬべきか勝負の明暗

#46

数ある優勝グッズやコラボグッズの中でも
最強なのがオリックスの「三連覇」グッズ。
その言葉の破壊力は虎の「38年ぶり」を凌ぐ。
リーグ3連覇の絶対的な経験値には敵わない。
そんな相手によく勝てたなと思う。
連覇を狙う真の王者はオリックスであり、
虎は日本シリーズの舞台にも上がれない立場。
「2チームしかないので勝負がついてしまう」
逆王手の中嶋監督はインタビューで語った。
紙一重の差で明暗を分けた要因は何か。
敗因の理由を、言いわけの言葉を考えていた。
日本シリーズ3年連続出場の経験値の差だった。
虎が萎縮して力を発揮することができなかった。
思い描いた通りのゲームプランにならなかった。
第7戦はノイジーの3ランで先制したが、

宮城の投球が外に決まれば三振かもしれないし、
近本が5割近く打てばもっとラクに戦えたはず。
接戦で9回に岩崎がやられてもおかしくない。
虎の攻撃は3者凡退に終わるなよと祈り、

オリックスの攻撃は3者凡退で終わってくれ、
スコアボードにゼロが並ぶことよりも
試合やシリーズの流れが変わることが怖かった。
流れを変えるための選手起用と、
流れを変えないための選手起用。
岡田監督の湯浅投入と中嶋監督の田嶋交代。
監督の采配は結果論なので正解はないが、

守りのリズムをつくることが反撃につながり、
膠着安定状態の中で先に動くと試合が動く。
野球が持つセオリーを見たような気がした。
致命的なエラーと目に見えないミスが続出し、
ミスを取り戻す時間がない短期決戦の中で、
森下がエラーをして森下がバットで取り返した。
ルーキーのラッキーボーイは何かを持っていた。
オリックスにはラッキーボーイが現れなかった。
明暗を分けたのはその程度のことかもしれない。
「前回の日本一は27歳だったんですけどね」

最後のインタビューで岡田監督は振り返った。
僕は17歳だった38年前。
目の前の戦いと明日と未来しかない
今の現役の選手たちには38年前はないけれど、

岡田監督にも虎党にも38年分の思いがある。

今週の虎党の呟き🤔

相手に隙を与えないのも勢いかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?