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日本シリーズの流れと勢いの分岐点

#45

日本一をどこで確信するか。
第1Rは難攻不落の沢村賞エース山本を攻略し、
願望100%妄想多めで一気にいくかと思ったが、
第2Rは鏡に映したような同じスコアで敗戦。
ロースコアの接戦が予想されたが一方的になり、
京セラドームの2試合は軽いジャブの打ち合い。
59年ぶりの関西シリーズの実現を祝い、
関西の野球ファンを喜ばせて盛り上げる
総花的なご祝儀相場のような感じ。
仕切り直しの第3Rは甲子園に舞台を移し、
阪神なんば線で乗り換えなしの約20分。
ここで2勝すれば日本一が見えてくる。
試合は先制したが流れが悪く失点を重ね、
6回が終わって1-5とリードを許すも
7回に3点取って悪い負け方ではなかった。
第4Rは大山のサヨナラで息を吹き返し、
いい勝ち方で流れに乗れば勢いに乗れる。
ここまで2勝2敗。
得点「16」失点「16」安打数「35」と
同じ数字がきれいに並んだ互角の戦い。
郡司さんの採点はイーブン。
甲子園最終戦の第5Rに勝った方が
日本一になるかもしれないと思いながら
日本一になるための潮目はどこかを読む。
甲子園の3試合は3者凡退の流れがつくれず、
チャンスとピンチとエラーを繰り返しながら
第5Rもお互い決め手がないまま試合が進み、
田嶋が3者凡退で流れをつくっていくイヤな展開。
7回に起きた信じられないダブルエラーで
この試合はおろか、日本一はもうないかもと、
虎党はあきらめて投げやりになって拗ねる展開。
8回に湯浅が3者凡退で反撃の流れをつくり、
田嶋の交代で潮目が変わり大逆転につながった。
流れを逃し流れを渡すと勢いに変わる。
短期決戦の怖さおもしろさ厳しさを感じながら
同じ投手に二度やられるわけにはいかないなら
第6Rの山本に完投勝ち14三振を許しても
第7Rの宮城を打ち崩して勝てば二度目はない。
シリーズを丁寧に振り返っていくと湯浅の1球が、
流れを勢いに変えた分岐点だったことになる。

今週の虎党の呟き😥

試合に入り込みすぎてゲン担ぎどころじゃない。


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