英語に金はかけるな。無料で半年でペラペラになった方法
英語って話せないじゃないですか。
僕もそう思ってました。けど、やり方を間違ってただけなんですよね。
お金をかけても話せないんじゃなくて、お金をかけてるから話せるようにならなかったんです。
ガチです。
実際に僕は語学学校に2校通いましたが、どちらも1ヶ月で通わなくなりました。
欠席者には授業の録画が送られてくるので、3ヶ月コースの最終回を見たところ生徒は誰一人としてロクに話せてませんでした。
暗記した文章をシドロモドロで「えーっと、アイワズ・・・プレイング(棒読み発音)・・」という惨憺たる状態でした。
一方、その頃には僕は英語で外国人と友達になれるようになってました。
しかも、机には全く向かわずにです。
今回は僕が正しい学習方法に気づいて、半年でお金もかけず英語がペラペラ話せるようになった方法を書きます。
なお「こんなたくさん読めねーよ!」って人は最後の章「具体的に僕がやったこと」だけ読めばOKです。
ただし、なぜこの方法で話せるかを理解した方が効率が段違いで良いですし、この方法で行ける!って確信がないと続かないと思うので、基本的には全文を読んでもらった方がいいです。
というか、半年で無料で英語がペラペラになるのだから、これくらい読む手間はかけてもよくなくなくない?
自己紹介
今回はあんまり僕の仕事は関係ないのでサラッといきます。
詳しく知りたいという奇特な方がいらっしゃいましたら前回の記事をご参照ください。
仕事について
1文で職歴を紹介します。
元マルチ商法のトップセールスで、洗脳を学びすぎたら自分が洗脳されてることに気づいて洗脳が解けて、マルチ商法を辞めたら破産寸前になって、YouTubeを始めたら半年で10万人くらいのチャンネルになって、本を出したら中田敦彦様が紹介してくださったりして10万部売れて、タイに海外移住して、メンタルコーチを本業にして、FIRE済です。
一言で言うと、怪しい者です。
海外に住んでます
2022年の10月からタイに住んでます。
「海外に住んでたら英語が話せるようになるのは当たり前だろ。そんな方法は参考にならねえよ!」
ですよね。わかります。
後ほど詳しく解説しますが、全くの誤解です。
そう思う人は、とりあえずタイ来てみてください。
いい国なんで。
そして英語なんか全然通じないんで。
もちろん大卒のインテリ層には英語が通じます。
ただ日常生活で出会う人(タクシーの運転手やお店の人)は英語が全く通じない。なんなら日本語の方が通じます。
日本もほとんどの人が英語を話せないですが、ごく一部の人は話せますよね。同じです。
現在の僕の英語力
本気で英会話に取り組んでから半年経った頃には、英語だけのコミュニケーションで友達を作ったり、モテたりするようになりました。
これも後で言いますが、英語が通じる日本人ってだけでチヤホヤされる世界は存在します・・・!
他にも友達と旅行に行ったときに通訳をするくらいのことはできました。
その甲斐もあって?はっとりさんにドバイで900万円近く(一人あたり225万円)奢ってもらいました。何事だ?
そして、このnoteを書いてる今は英語を話そうとしてから10ヶ月くらいです。
ネイティブと流暢に会話できるかと言われるとまだまだですが、英語が話せない人から見たらペラペラの帰国子女くらいには映るはずです。
英語圏のYouTuberの動画を見て(海外はテロップなしが主流)そこそこ楽しめたりもします。
そして安心して欲しいのは、僕はそんなに頑張って英語を勉強してません。
というか、あなたがイメージする勉強はほぼしてません。
普通に生活の中で習得していきました。
さらに、このメソッドは他の語学学習にも使えます。
なぜなら僕が学んだ学習方法は、そもそも中国語の学習プロセスを通して編み出された方法だからです。
僕の英語コンプレックス
僕のセンスが良かっただけと思ってる人がいるかもしれませんので、恥を晒しておきます。
僕はセンスでなんとかならなかった側の人間です。
大学時代は意識高い系をかじってましたのでTOEICは900点くらいとりました。ここまではいい。頑張った結果です。
しかし、全く話せるようになりませんでした。TOEIC900点ってかなり頑張ったので、「あの努力はなんだったんだよ」と軽く絶望しました。
結果、他にどうしていいか分からず英語を話せないまま挫折。おまけにもう10年以上前の話なので当時学習したことは忘れてます。
今、自信をもって言えるのですがTOEICの勉強は全く役に立ちませんでした。
「簿記とTOEICやっておけば間違いない」的なアレにまんまと踊らされてました。(簿記もちゃんと取った)
要らん、要らん。
半年で英語を話せるようになるために前提となる基礎知識はありません。
強いて言えばアルファベット(A~Z)は読めた方がいいです。
それさえクリアすれば、あなたが中卒だろうと小卒だろうと大丈夫です。
英語ができるようになって良かったこと
学習方法に入る前に、僕が英語をできるようになって良かったと思うことを書いておきます。
世界中にどこでも「行きたく」なる
「自分は海外に行こうとは思わないから・・」
じゃないんです。言葉が通じないから行こうという発想が湧かない人もたくさんいるはず。
僕はそうでした。
普段は1週間に1回も家から出ないことがけっこうあります。
おそらくインドア族の中でも上位のインドアラーです。
ですが、ほぼ毎月飛行機に乗ってます。
ちょっと想像してみてください。
ある日突然、日本の国土面積が100倍になったらどうですか?
楽しいイベントも、美味しいレストランも、素敵なホテルも、愉快な人たちも今の100倍になります。
出かけまくりたくなりませんか?
モテる
前述しましたが、言葉が通じる日本人というだけでモテます。
もちろん国によってはアジア人が人気なかったりしますし、言葉以外に問題がある人もいると思うので保証はしませんが、間違いなくモテる幅は広がります。
「日本語ですらモテない俺が、英語でモテるようになるなんて何十年英語をやり続けないといけないんだよ。」
「それともなにか?少し英語が話せるようになっただけでモテるって言うのか?そんなウマい話あるわけが」
ありまぁぁぁす!!
ペラペラじゃなくていいどころか、ペラペラじゃないからこそモテやすくなる説を提唱します。
いい感じに母国語じゃないおかげで余計なことを言わなくて済むため、勝手に相手が良い方に解釈してくれるんです。
あなたも日本語がカタコトの外国人を見て「純粋な人だな」「心が綺麗だな」と思った経験はありませんか?
あれは誤解です。言葉がいい感じに不自由なだけです。
普段喋りすぎて損してるところを喋らずに済み、かつ頑張って話そうとしてる感が愛嬌を生んでます。
その証拠に、日本語が流暢すぎる外国人にはそういう印象を抱きづらいはずです。
つまり、中途半端な英語力=モテ。と心得てください。
そして、これも国によりますが日本人よりも恋愛に積極的な国民性は結構多いです。
僕は妻帯者なので血の涙を流しながら誘惑を断ってますが、タイムマシンがあって1つだけ過去に干渉できるとしたら、独身の頃の僕に英語を教えたいです。
英語のYouTubeがエグい
言うまでもなく英語と日本語では話者の数が全然違います。
YouTubeでの競争も日本語の何十倍も苛烈です。
その結果、日本では考えられないほど質の高いチャンネルや、エロいチャンネルが山のようにあります。
競争に勝とうとしたときにエロ要素は超有効っていうことが海外のチャンネルを分析するとよくわかります。
モテるとかエロいとか、そんなんばっかだな!と怒られそうですが、ぶっちゃけモチベーションを手っ取り早く上げるのってそういうことじゃないですか?
あと真面目な話もしておきますが、英語圏でバズった企画をそのままパクるだけで日本でもバズったりします。
はじめしゃちょーとかが有名ですね。海外でバズった企画を日本に持ってきてバズりまくってます。
他にも、今僕が(一方的に)メンターとしている人は全員が英語圏の人なので、その人たちのYouTubeを見れるようになったのは嬉しかったことの1つです。
近い将来、アメリカとかで行われるセミナーにも参加したいと思ってます。
無料・半年で英語が話せるロードマップ
では前置きを3000文字ほど書きましたので本題に入ります。
この動画で僕の英語人生が変わりました。
わかります。見るの面倒ですよね。
大丈夫です。
このnoteではこの動画を補足しつつ要約して、さらに具体的にこれをやれ!ていう、僕が試行錯誤の末に辿り着いた最適解となる教材とその使い方も全て解説します。
ただ、できればnoteを読んだ後でいいので、この動画は1回見ておいてください。
ほとんどの人は何言ってるか聞き取れないはずです。
そして半年後にもう1回見てください。字幕なしでほぼ聞き取れると思います。
どういう動画?
この動画ではクリス・ロンズデールという髭面のおじさんが「どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法」と題して講演しています。
クリスさんは面白い人で、11歳の時に睡眠学習についてソ連の研究者に手紙を送ったりしていました。
大人になった今は心理学者をされてます。
彼は1981年に中国語を学習することになり、心理学のプロセスを語学学習に応用しました。
欧米人にとって中国語の発音は大変です。さらに1981年はインターネットすら普及しておらず今のように教材が充実してません。
しかし、クリスさんは半年で中国語が流暢になり、その後ネイティブ並みのレベルになったそうです。
ではいったい、どんな心理学を応用して中国語を習得したのでしょうか?
モデリング
モデリングというのは簡単にいうと真似するってことです。
僕の本業、コーチングでもよく使ってます。
学ぶは「まねぶ」とも言われており、真似をすることは学習の王道です。
しかし、ほとんどの人が自己流だと真似た気になって完コピできないのが現状。モデリングとは単純に見えて奥深いプロセスなのです。
クリスさんは20年近くモデリングによる言語学習を研究した人です。
その結果、ネイティブが英語を習得するプロセスを非ネイティブの我々が完コピできるようなポイントを突き止めたのです・・・!
この動画が無料で見れる時点で世界中の語学学校が全部廃校になってもおかしくない。動画に出会った時は本気でそう思いました。
ということで以下、動画に沿って要約しつつ僕の補足を加えていきます。
解くべき誤解
まず2つの誤解を解くべきだという話から始まります。
才能が必要
その国に行って外国語漬けで暮らす必要がある
1はもういいかなと思うので、2を少し補足します。
海外に住んでいても、その国の言葉が話せない人はたくさんいます。実際に海外で暮らしてみるとわかるのですが、本当にその通りです。
あなたは「最初は何言ってるかわからなくても英語を聴き続けてればそのうち耳が慣れてわかるようになる」そう思ってませんか?
「溺れてる人は泳ぎ方を学べない」
クリスさんは、全然わからない言葉をいくら浴びても無駄だと切り捨てます。
僕も経験から100%同意です。タイに暮らしてるだけでは、タイ語は全くしゃべれるようになりません。
5つの原則
ここからそれっぽい話が始まります。5つの原則と7つの実践。これだけ抑えれば外国語は半年でペラペラになります。
1.自分に関わる部分に集中する
これはいかにも心理学者的なアプローチです。
簡単にいうと、自分への必要性が強いほど学習はしやすくなるってことです。
では具体的にどうやって必要性を生むかです(ここからは僕の補足)。
よくある間違いは「先に語学学校にお金を払えば覚悟が決まる」
お金を払うってその時は心理的な負荷がありますが、その負荷を半年後も同じように感じられますか?
無理でしょう。大金を払えば覚悟が決まって学習が捗るって言ってるの、英語で儲けてる人だけですからね。
お金を払うとかじゃなく、英語が話せるようにならないとヤバい状況を作るんです。
たとえば、一人で半年後のアメリカ往復の航空券をとってしまうとかです。アメリカが遠い!物価高い!という人はマレーシアなら行きやすいはず。
行くだけだと弱いので現地での予定も先に入れましょう。
習い事とかオススメです。アメリカでバスケとか、イギリスでテニスとか、本場で現地人に混じってやってみると一生の思い出になるはず。
もちろん日本人インストラクターのいないところを選びましょう。
僕はタイでムエタイを習ってましたが、日本語が全くできないタイ人からパーソナルトレーニングを受けてました。
日本語サポート有りと無しで金額も質も全然違うというのはよくあることです。
僕のトレーナーはついこの前まで現役の世界チャンピオンでしたが、日本人の無名トレーナーより安く受けられました。
なお、わかりやすいので海外に行く例を挙げましたが、もちろん日本国内でも英語の必要性は作れます。
例えば「ランゲージエクスチェンジ」で検索すると、日本語を学びたい外国人がランゲージパートナーを探しているサイト・アプリが出てくるはずです。
すでにそこそこ日本語ができる人ではなく、日本語が全くできない人とマッチングするのがポイントです。
2.最初からコミュニケーションの道具として使う
これが僕の中では一番重要なポイントでした。
そしてこのnoteのタイトルを「英語にお金はかけなくていい」ではなく「英語にお金をかけるな」にした理由でもあります。
英語を学ぶのではなく、英語で学ぶんです。「最初から」というのがポイントです。いいですか、最初からですよ。
お金をかけて語学学校とか通うと、英語"を"学ぶことにお金も時間もかかりすぎます。
僕はメンタルコーチという心理学を仕事にしている者の端くれですからこの重要性は即理解できました。本当に重要です。
語学でもビジネスでも、物事は心=脳でどう捉えるかによって難易度は大きく変わります。
英語学習にYouTubeを使うのは有効ですが、英語"を"教えてくれるチャンネルではなく、英語"で"何かを教えてくれるチャンネルを見てください。
はじめの一歩として英語初心者にもオススメできるのは、フィットネス系のチャンネルです。
運動は誰でもするでしょうし、体の動きがメインなので言葉がよく聞き取れなくても理解できます。
なにより、英語のフィットネスチャンネルは日本とはレベルが違います。
前述の通り、話者の人口が違いますからね。フィットネスなんていう一大ジャンルの競争は文字通り桁が違います。
競争が激しいとどうなるんでしたっけ?
動画のクオリティが上がるか、エロくなるかです。
そう、何を隠そう英語圏のフィットネスYouTubeはエロいチャンネルが多い(もちろん全てではない)。
僕はヨガを習ってるのですが、ヨガのポーズを学ぶためにYouTubeを検索してド肝を抜かれました。
ほぼAVやないか!!!という際どいファッションで高度なヨガのポーズを取ってる美女、美女、美女。※このnoteには載せませんが
「動画のクオリティが上がるか、エロくなるか」と言いましたが、動画のクオリティが上がってなおかつエロくなるケースもあって感動します。
なんだかこのnoteを読んだ人に僕の人間性が疑われそうですが、性欲って人間の超強い欲求の1つなので、学習に絡めると効果は絶大です。
3.理解できる言葉で学ぶ
ここは動画の中で分かりづらい部分かもしれません。
このnoteの後ろの方の具体例を見ていただければ納得すると思うので、一旦軽く流して進んでください。
動画の中では、文法から学んだ学生よりも、理解できる言葉で学んだ学生の方が外国語テストの点が高かったデータが紹介されます。
驚くべきことに、文法を含む全ての分野で、です。
4.外国語学習は肉体的トレーニング
これは僕の中で2番目に大事な原則です。
心=メンタル=脳と体は繋がってますので、コーチングでも心の問題を解決するために体の動かし方を変える指導をすることはよくあります。
外国語の学習は知識の蓄積とは違います。だから日本の英語教育では英語が話せないのです。
顔には43の筋肉があり、これを連動させて音声を作り出すのが発音です。
新しいスポーツを始めたら筋肉痛になりますよね?
発音してない言語を正しく発音すると、慣れてないうちは顔が筋肉痛になります。
全く顔にストレスを感じないなら、その発音は間違ってる可能性が高い。
僕はスクールや英語コーチに一切頼らずに英語を習得しましたが、外国人の友達から「本当に日本育ち?」みたいに発音を褒めてもらえることが多いです。
今は無意識にできるようになりましたが、学習初期に顔の筋肉を意識したのが良かったのだと思います。
5.心理状態が重要
心理学者のクリスさんらしいアプローチですが、僕もハゲドウです。
ネガティブな感情があると学習がうまくいかないことは科学的に裏付けられています。
ここからも、なけなしの金を払って英会話スクールに通うのが逆効果ってことが言えます。
「これだけお金払って喋れるようにならなかったらどうしよう」という不安・焦りは学習の効率を明らかに下げます。
大切なのは、不完全なことに対する寛容さです。
日本人の英語学習の弊害がここにも出てます。
テストではちょっと文法を間違えただけで減点されるので、ミスしないように英語を話そうとします。
英語を読んでる時も、ちょっとでも文法とか単語でわからないところがあると止まってしまう。
こうしたことにいちいちストレスを感じていると、英語はなかなか話せないですし、英語学習が苦痛になるはずです。
本当は言葉なんか適当でいいんです。この前提を覚えていてください。
僕の著書でもメラビアンの法則を解説しました。
コミュニケーションにおける言語情報の割合は7%しかありません。
ある意味、外国語学習に対して強気でいることがマインドセットとしては重要です。
7つの実践
クリスさんの動画はあと少しです。7つの実践をお伝えします。
1.たくさん聞く
英語の面白いコンテンツにたくさん出会いましょう。
日本語とは話者の母数が違うので、ほぼ全てのジャンルにおいて日本より高いクオリティの動画や音声教材が存在します。
僕のおすすめ英語コンテンツも後ほど紹介しますのでお楽しみに。
2.言葉より先に意味を知る
これはちょっとわかりづらいかもしれません。
英語だとfocus on getting the meaning first before the wordsと語られてます。
正確に言葉を聞き取るより何を伝えたいかをざっくり理解しようぜ!っていうニュアンスだったと思います。
3.単語を組み合わせる
最初は単語はあんまり覚えなくていいです。
動詞10名詞10形容詞10だけで1000の異なる文章が作れます。
海外旅行に行った時になんとか困らないレベルとか、英会話をちょっと楽しむくらいのレベルなら、中学校で習った単語で十分です。
最終的に微妙なニュアンスを伝えたりネイティブと会話を楽しむレベルまで行くなら、語彙を増やすのは大切です。
しかし、単語は覚えたい!と思ったタイミングで覚えるのが一番です。最初にやることではない。
4.道具箱から習い始める
道具箱の習得は3段階に分かれます。
まず第一段階は、英語を学ぶ上で必要な英語の表現から覚えていく。
これが英語圏の子どもが英語を学んでいくプロセスです。
例えばWhat is this?(これはなに?)とか、How do you say?(どうやって/なんて言うの?)とかです。
こういった表現を覚えると、机に向かっての勉強ではなく、会話を楽しみながら新たな表現を覚えていけます。
僕もタイ人の友達によくHow do you say 〜 in Thai?(〜はタイ語で何て言うの?)って聞いてます。
わからない表現や単語を英語で聞いて教えてもらう。これさえできれば単語帳は不要です。
実際に使える表現だけに絞って学べますし、英語で聞いて英語で教えてもらうことで英語→日本語訳の呪縛から逃れられます。
そして第二段階で、幼児のようなコミュニケーションを可能にする単語を覚えます。
you,me,this,that,give,hotとかです。これはほとんどの日本人が既にできてるので飛ばします。
そして最後の第三段階はつなぎ言葉です。
and, but, even thoughなど。この時点で「話してる」って言えるレベルになります。
これも中卒〜高校受験を経験した人なら8割くらいは既に知ってる表現です。
日本の詰め込み型英語教育に唯一感謝できるポイントかもしれません。
5.外国語の親を見つける
日本語にするとちょっとおかしいですかね?英語のままだとGet a language parentと話されてます。
Language parentとは次の4つの条件を満たす人です。
あなたの言うことが変であっても理解しようと努力する
あなたの間違いを無理に訂正しない
あなたが言ったことをどう理解したかフィードバックを返す
あなたにわかる単語を使う
なかなか厳しい条件に思えるかもしれませんが、実際にはそうでもありません。
もちろんオンライン英会話を使うのは1つの手段としてありです。
これだけの課金なら月額1万円以下くらいで見つかると思うので、お金をかけられる人はそれでもいいかもしれません。
ただ、お金をかけたくない人は前述のランゲージエクスチェンジで充分です。僕もお金はかけてません。
お金かけて上達するなら全然かけたかったんですが、お金をかけてお客さんとしていくと「詰まったら助けてくれる」みたいな甘えが生まれて上達を妨げると思ったからです。
普通に友達を作れば皆んな親切にしてくれます。
逆の立場で考えてみてください。あなたが外国人に話しかけられて、一生懸命日本語で意思を伝えようとしてきたら、それなりに親切に対応しませんか?
さらに心理学的な腹黒い話をしておくと、人はお世話になった人よりも、自分がお世話をしてあげた人に好意を持ちやすいです。
ここら辺も、あなたの外国人からのモテ度を引き上げる要因になります。
6.顔の動かし方を真似る
モロにモデリングですね。
語学学習に限らず、モデリングでは体の動きを完コピすることが重要です。
細かい筋肉の動きまで意識して観察しましょう。
英会話を教わる時には、必ず相手の顔がよく見える状態で教わってください。
顔の動かし方を真似するにあたって、オススメのチャンネルを紹介しておきます。
登録者1000万人超えの英語YouTuberです。
教育コンテンツで1000万人ですよ。文字通り日本とは桁違いです。
Lucyさんはネイティブですが、英語が苦手な人でも聞き取れるくらい超分かりすく綺麗にゆっくり発音してくれてます。
表情も大袈裟にわかりやすくつけてくれて、おまけに超美人。これ以上のお手本はないです。
真似する際は、口元だけじゃなくて目の開き方や眉の動きまで完コピしましょう。これは動画用の話し方とか考えずに、まずは完コピです。
トークで登録者1000万人に上り詰めた方なので、真似することで日本語のプレゼンテーション能力も爆発的に上がります。
7.Direct Connect to Mental Images
日本語訳が「直結」でこれだと意味わかんないと思ったので英語のまま書きました。
よく言われる、英語を英語のまま理解することです。
英語→日本語に訳す→理解
ではなく
英語→理解
この順番が大切です。
ただ、初期の段階ではよくわからないと思うので一旦飛ばしてOKです。
覚えておいて欲しいのが、まずは単語力だ!とかって日本の英単語帳を丸暗記するような勉強法は絶対ダメ。
日本の単語帳って、英単語と日本語訳ばかり見てしまいますよね。
この「英語を見たらまず日本語訳を思い浮かべる」というプロセスに慣れてしまうと、英語を話せるようになるのが死ぬほど遅れます。
僕も学生時代はそういう勉強法だったので、ここから抜けるのが大変でした。
その意味で、あんまり学生時代に英語を頑張って勉強しなかった人は変な癖がついてないというアドバンテージがあります。
この後の「具体的に僕がやったこと」のパートで誰にでもできる方法をお伝えしますので安心してください。
具体的に僕がやったこと
以上、ここまでクリスさんの動画を元に外国語をマスターする方法について解説しました。
ここからは、それを踏まえて具体的に僕がやったことを全部書きます。そのまま真似すればOK。
中学レベルの即答(1日15分)
英語を学ぶのではなく英語で学ぶ!とか言っといて申し訳ないんですけど、1つだけ学習をしました。
ただし、インプット完了を待たずに、やりながら英語"で"学ぶは最初からやり続けましょう。これは超重要です。
ここでのインプットはクリスさんの動画の「道具箱から習い始める」に該当します。
とはいえ移動時間を1日15分使うだけなのでご安心ください。
これだけで、ほとんどの人が今思ってる「英語を話せる」レベルになるはずです。
ここでクイズをしましょう。
初期の英会話で一番大切なことはなんだと思いますか?
単語力?
リスニング?
発音?
ボディランゲージ?
全部違います。
正解は、反射神経です。
英語ではなく、英会話なんですよ。
What are you up to tonight?
この意味わかりますか?
これが英語の試験でだったら「えーっと、、、up to youは君次第だから、それがwhatで始まる文でwhatは何?・・・何が君次第?へんだな・・・何がって聞いてるから・・・この文脈だと・・・・tonight今夜・・・つまり今夜どうする?ってことか!予定を聞いてるんだ!」と、たっぷり時間をかけて考えられます。
しかし、実際の会話では相手があなたの返答を待ってます。
会話のたびにこんな長考してたら相手が戦場カメラマンでも戦争になります。
まずあなたがやるべきは、中学レベルの英語を0.5秒以内に返せるようにすること。
これができるようになれば、英会話を楽しめます。
反射的に返せるようになるには、反復です。掛け算九九のように繰り返します。
僕が使った教材はどんどん話すための瞬間英作文トレーニングという本です。
「無料って言ったじゃねえか!1320円もするぞ!」って人は、中学校の時に使った教科書とか、中学レベルの英語で音声データがあるものなら何でもいいです。
このテキストの優れてる点は2つ。
1つは、中学1年、2年、3年という三部構成になっており、見開き1ページで中学英語の文法1項目ずつ進められる点。
もう1つは、音声が使いやすい点です。必ず音声と併せて使ってください。
kindle版はCDがついてませんので、CD付き版を買うか別売りの音声データ(前編後編の2つで440円)を買うかです。
個人的にはCDを読み込むのも面倒だし、CD付きよりkindle+音声データの方が安いのでオススメです。
あと当時の僕は知らなかったので使ってないんですけどアプリ版も出てますね。
ちなみに途中から音声だけで英語が全て聞き取れるようになってくるので本は完全に要らなくなります。
1日15分の学習方法
音声データは、日本語の音声→英語の音声で1文ずつ読み上げられます。
日本語の音声→英語の音声までに数秒あくのですが、この英語の音声が流れる前に日本語で読まれた文章を英語で話しきれればOKです。
この順番です。日本語の音声1文の後に、あなたが2回英語で文章を読む流れです
発音する時は心の中とか小さい声とかじゃなくて、実際の会話と同じ声量・言い方で声を発してくださいね(超重要)。
前述した顔の筋肉を意識したモデリングとこのテキストの英語の音を真似るだけで発音は充分通じる"以上の"水準になります。
1日見開き1~2ページで進めていきます。見開き1ページといってもたった10文しかないので簡単です。
最初のうちは本を見ながら英語を聞き取るのに時間がかかると思います。
しかし徐々に楽になっていきます。
僕の記憶を辿ると、最初の1週間くらいは30~45分くらいかかった気がしますが、それ以降はしばらく即答の速さとか発音の完コピにこだわって15分くらいはリピートし、「どんどん」の終盤になるころには15分はかけすぎと感じたくらいです。
中二範囲に入る頃には、ほとんど本に頼らず音声だけで何言ってるかわかるようになるはずです。
中三範囲に入る頃には、本は完全に要らなくなる人も多いはず。
なお僕は全て移動時間で済ませました。
最初の数日を除いて机には一切向かってません。
はい、終わり。
これだけで海外一人旅を楽しむくらいなら余裕の英語力が身につきます。
冒頭に書いた語学学校の3ヶ月コースは20万円くらいでしたが、3ヶ月の最後のレッスン録画に映ってた生徒は誰一人として1日15分1320円で得られるレベルに達してませんでした。
さらにレベルアップしたい人は続編のスラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニングを使ってください。
「どんどん」は中一から中三までの単元ごとに英文がまとまってますが、これはシャッフル版なのでランダムの英文です。
使い方は同じです。「どんどん」が終わった時点でこのレベルの英語は全て聞き取れると思うので、本は買わずに音声データだけ(440円)でもいいです(僕はそうしました)。
ついでに言うと、これ1冊は僕も最後までやってないです。途中から1発で日本語→英語を即答できるようになり、もう大丈夫かなってなりました。
文法書は不要。AIに聞く。
「ヒロさんは高学歴じゃないですか。私は中学校の文法も全部忘れたので無理です」
と言う人も、文法書は買わないでください。時間と金の無駄です。
クリスさんの話にもありましたよね。文法から学ぶと文法後回しの人よりも文法含む全てのスコアが落ちたと。
そうはいっても意味不明なまま進めるわけにもいかない。そんな時に使えるのがChatGPTです。
このnoteを書いてる時点ではAIに高度な作業をさせるにはコツが要りますが、語学に関してはかなり正確な回答をくれます。
例えばこんな感じで使います。
文法書で「どこに書いてあるかな・・・」と調べるより、つまづいた文章を直接解説してもらえるので100倍わかりやすいし手間もかかりません。
以上、英語の反射神経の鍛え方でした。
これだけでほとんどの人は満足すると思います。
さらに、日本語と同じように英語で友達を作りたい、ネイティブと会話したい、英語でYouTubeを楽しみたいという人は次に進んでください。
なお、一応始める順に書いてますが同時並行で進めてOKです。僕もそうしました。
英語で友達を作るレベルになるためにやったこと
ここまでにお伝えした情報だけでほとんどの人が十分なレベル(翻訳アプリに頼らず海外旅行に楽しく行ける)になります。
しかし、外国人の友達を作るには少し心許ない。
なぜなら、圧倒的に語彙が足りないからです。音は聞き取れても、何を言ってるかの理解が追いつきません。
What are you up to tonight?を聞き取れても、その意味を瞬時に理解したり、自分で話したりするには大量の英語に触れて語彙を増やす必要があるのです。
会話のたびにWhat do you mean?とか聞き返してたら流石に気まずくなります。
また、自分の話の幅もテキストだけだと超狭いことしか話せないので自分が話してて楽しくないです。
ここで重要なのは、いかに楽しくやるかです。
大量の英語に触れるのを勉強だと思ったらよほど切羽詰まった状況の人以外は続きません。
僕は絶対無理です。
その時に一番楽しいことしかしない!と決めて生きてるので、辛い勉強になった時点で一生やる機会が訪れません。
そこで、僕はいかに楽しく英語に大量に触れるかを模索しました。
ただ、ここまで解説した情報でほとんどの人は事足ります。ですので、このnoteはここで一旦区切ります。
さらにレベルアップしたい人のために、続きを読みたい人にだけ以下の情報をプレゼントします。もちろん無料です。
僕の試行錯誤の結果なので無料で全員に公開するのはちょっと恥ずかしいと言うこともあり、読みたい人だけに送ります。
なお事前にTwitterでたくさんの方からRTいただいたので、ご期待に応えるべく6,700文字の「もはや本編じゃねーか」クオリティに仕上げました。
YouTubeでもよく「特典パートが一番面白い」って言われますけど、noteもたぶんそうです。有料級というか、有料でも手に入らない情報を大量に盛り込んでます。
まとめ/宣伝/プレゼント
まずはここまで読んでいただき、ありがとうございました!
英語が話せるようになって、人生の楽しみが超増えた!という喜びと同時に、なんでもっと早くこの方法に気づけなかったんだろうという後悔に似た気持ちがありました。
その気持ちを思い切り吐き出せて僕は満足です。無料noteで公開しましたが、著書を書いたのと同じ熱量で書きました。
noteは今後も渾身のものだけを不定期で書く予定です。
このレベルの記事ならまた読みたい!と思ってくださった方はnoteもフォローしておいてください。
なお、僕の発信で最も有益な情報が流れるのはnoteでもYouTubeでもなく、公式LINEです。
現時点で公式LINEから無料で受け取れる情報を紹介します。
【その1】中田敦彦さんにも紹介された拙著『思い通りに人を動かす ヤバい話し方』を著者本人の僕が朗読したオーディオブックを無料で配布しています。
【その2】僕の本業であるメンタルコーチングは常に満員なので常時募集はしてませんが、年に1回くらい公式LINEから新規募集をしてます。
【その3】コーチングの募集を待ってる間にも学びたい!と言う方のためにコーチング講義動画をLINE限定で公開しています。
【その4】有益だけど続かない習慣No.1の瞑想を習慣させる『100日間の瞑想プログラム』も無料で配布してます。100日分なので、収録だけで16時間以上かかってます。
【その5】日本帰国時に不定期で僕の奢りで食事しましょう企画をやってます。
【その6】noteがある程度溜まってきたら公式LINEからnoteもワンタップで見れるようにします。
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今回のnoteはこれで以上です。
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