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絵の演出について考えていること

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24・4・27
絵について
絵の演出について考えていること
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薬局のチェック項目に「グレープフルーツジュースをよく飲む」みたいなのがあってグレープフルーツジュースがこわくなってるヒロです(健康!健康!!)


最近思うのは、「絵は演出」です。

ここで言う演出とは、僕らの日常生活にある普通のものでも、見る角度を変えれば興味深く見ることが可能で、そういった視点を変えておもしろさを強調することを「演出」と呼んでいるのですが、そういったものの見方について、絵がうまくなるってことと一緒に考えられたら、という記事です。


絵がうまくなるっていうのは、手を動かす作業だけでは無いので、目に見えづらく認識しづらいことだけど重要だと思っているお話しです。




▼ 人間が興味を惹かれるもの


以前のスケッチ配信で瓶を描いたのですが、「瓶の奥にあるものが歪んでみえるのがおもしろいと思った」ということは共有したのですが、写真を見ながらだとよりわかりやすいので見てみましょう。

ぱっと目についたものを描きたかったので机にあったものを並べて置いたのですが、最初は瓶の高さがあると大きなシルエットが三角形になって構図を作りやすいかもと思い、写真のように置いていました。


でも描く直前に、「せっかく瓶があるんだったら瓶の歪みの方が絵的にはおもしろいだろう」と思ったので、瓶を倒して絵のように配置を変えて描きました。

緑色のラインが歪むことで視覚の歪みをわかりやすく描けたらと思いました。


この「おもしろいだろう」というのは今までの経験から、「人は光の屈折による視覚の変化」をおもしろいと思う傾向にあるというのはなんとなくわかっていたので、そう考えました。

プールとか川が描かれている絵で、水の底にあるタイルの直線が歪んでいたり、川底にある石が見えたりすると人は何かしらの快感を感じやすいのだと思います。


それを意図的に絵の中に入れることは「演出」の部類なんだと思います。

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「絵について」と「仕事について」の記事を週2回お届けします。 ///////////// 日本では社会に出てから自分の好きなことを学び直す…

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