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モネ展に行ってきたよ 2024/3/17

大阪の中之島美術館でやっていたモネ展に行ってきた。
かなり良かったので、この感動を忘れないようにnoteに残しておこうと思うよ。


まず、モネっていえば印象派って浮かぶ人や睡蓮が思い浮かぶ人がいると思う。

私も美術史が好きだけど、詳しくはないのでそのくらいのイメージしかなかった。なので行きの電車の中で山田五郎さんのYoutubeを見て印象派とかモネについて勉強しながらわくわくを高めてた。これに関しては見てて良かった。展覧会の解説文で、動画と同じことが言われてたりして「進◯ゼミでやったやつだ!!」状態になれたので。
モネや印象派を知らなくても、解説文がわかりやすく説明してくれてるので見る分には困らないと思う。

展覧会には見たことのない絵もいっぱいあって、モネにこんな時代があったんだな〜と知り合いの知らない過去を見てる気分だった。

で、この展覧会で知れた好きな絵がいくつかある。

一つ目は『ラ・マンヌポルト』。これは今回の展覧会の目玉のひとつだったみたいだから、知ってる人も多いかも。これね、本物見てほしい。筆の跡がしっかり見えるくらいの距離で絵が見られるので、写真や画像なんかとは迫力が一味違う。雄大な自然を綺麗に美しく描き上げているんだけど、モネが見ていた世界をそのまま見せてもらっている感覚がある。モネにはこの崖がこんな鮮やかで壮大なものに見えていたのかな。

二つ目はウォータールー橋のシリーズ。曇りや夕暮れ、日没なんかの天気によって何枚かあるんだけど、光ともやもやした霧みたいなものの表現が綺麗だった。イギリスだから曇りだったり霧が濃いんだ!!ってイギリスが好きな私を興奮させてくれた絵だった。連作は並べて展示してくれているので、見比べができて楽しいよ。

三つ目は『藤の習作』。これは有名な睡蓮の並びに展示されているんだけど、睡蓮よりも見入ってしまった。モネは日本が好きで、浮世絵を所持していたり、太鼓橋を自分家の池に作ったりしていたらしい。最後に暮らした家の見取図があったけど、睡蓮の池が思っているより大きくて「本気じゃん…」と思ってしまった。そんなモネは、睡蓮だけじゃなくて柳とか藤もお家で育ててたらしい。そんな藤を描いた絵なんだけど、これがもう本当に綺麗で。私が藤が好きなのももちろんあるんだけど、モネも藤好きなんだろうなって思える絵だった。緑ひとつとってもたくさん色があって、モネに描かれた植物たちが綺麗で、自然で、モネを羨ましく思って私もモネと同じ目で世界を見てみたくなった。

ざっくり感想はこんな感じ。
1800年代に描かれた絵の筆致が見えることに興奮しっぱなしの展覧会だった。新しい絵は1900年代のものだけど、それでも100年経ってんだぜ?
光の当たり方もちゃんとしてくれているので、どの絵も快適に見ることができました。光があたってたからなのか、キラキラしている部分があってそれは今も不思議に思ってる。
見始めた瞬間から絵の静かな迫力にずっと泣くのを我慢していたけど、それくらい感情を揺さぶってくる絵ばかりだった。
絵に人生を捧げるって、こういうことなのかもね。

ちなみに、グッズが可愛くてかなり混んでた中で必死にゲットしてきたよ。

一番欲しかったクッキー缶も手に入った

知るほどに魅力的な画家だな、モネ。
もっと知りたいよ、モネのこと。

また何かの展覧会があれば行きたいな。

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