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誰かの「いいね」から、全てがはじまる

うーん暑い。暑すぎる。日中の屋外競技の皆さん、お察しします。秋にオリンピックが出来ないものか。アメリカ、お前のせいだぞ。

そんな灼熱の中、熱くファッションの講義をさせて頂きました。

今年から「タイタンの学校」さんにてファッションスタイリングの講師を仰せつかりまして。

タイタンの学校は、あの芸能事務所タイタンが運営する養成所兼スクール。特徴的なのは芸人志望コースと一般コースが一緒に学ぶ、という点です。僕も驚いたんですけどね。

これは校長でもある太田光代代表の「普段交わらない人たちを混ぜこぜにして、お互いに新たな刺激を受けてほしい」というお考えによるものなのだそう。普通は分けて考えるのが当たり前だと思うので、さすがの発想だなと感心せざるを得ません。

実際社会人でセミナー講師の方や元ボートレーサーの方なども加わって、なんと10代から50代までの多彩な顔ぶれが。配信のオフ会以上に多種多様な人がいるんじゃなかろうかと、僕も講義を前に新鮮な気持ちになりました。

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「はじめまして、タイタンの学校と申します」

そんな一本のメールを頂いたことからこの話がスタートしたのですが、最初二度見しましたよね。え、あのタイタン!?という。

実は学生時代から無類のお笑い好きだったんです。役者時代もシュールなアドリブを入れて少しでも笑かそうという演出家からしたら邪魔なヤツだったと思います。実際「そういうのいらないんで。」と言い放たれました。はい。

なので、勝手に芸人さん関連に親近感があったんですよね。それだけにその世界に少しでも関われることがめちゃくちゃ嬉しかった。しかも、僕のnoteを読み込んでくれてオファーに至ったというんですよ!!!noteやっててよかった。noteの利用者の声CMがあったら喜んで証言します。

でも、その後は悩みました。

一般の方にファッションや装いの大事さを伝えることはあっても、これから芸人を目指す人たちにどう伝えたらいいのか、刺さるのか。切り口や伝え方を悩みはじめたら出口が分からなくなってしまって。

それに他の講師陣の方がまぁメジャーな方ばかりで。ダントツの「誰やねん」感。これもズシッとプレッシャーになっていました。

でも、講義の最終確認でプロットを提出したとき、担当の方が「凄くいいですよ!」と言ってくれた一言に救われました。「先生の進め方にお任せしますので、自由に」とも言ってくださって、”そうだ、選んでもらったんだから臆せず思い切ってやればいいんだよな”と開き直ることができた。

太田代表も「ファッションや見た目大事だから、いいと思う」と期待してくださっているとのこと。僕も芸人さんを見ていて「もうちょっとファッションや見た目が、、」と感じるときもあるんですよね。今はどうあってもビジュアルの印象から逃れることは出来ない時代なので、そこを意識してもらえたらと思ったんです。

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当日は90分間、これまでのスタイリストとしての経験やTVやメディアでの体験も含めて、色々とお話しました。

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お会い出来て良かった!なんてお声も頂きましたが、その中で全般的に通じる話をひとつ挙げるとすれば

「誰かの”いいね”が全てのはじまりである」

ということかなと思います。

結局、自分を知ってもらえなかったら意味がないんですよ。

どんなに凄い才能があっても、実力があっても、それが世に出なかったら「俺ツエー」の世界で終わってしまう。それに自分では大したことないと思っていることが実が凄いことだったり、”誰”が”どこ”で”どう”評価してくれるか分かりません。だからとりあえず、自分でまな板に上がる、見つかりに行くことが大事だと思う。

芸人のEXITさんは、まさにそのモデルケースじゃないかと。

元々それぞれのコンビが不本意な形で解散になり組んだおふたりですが、世間にはまずダブルチャラ男のインパクトやお洒落さで注目されたものの、露出が増える中で「ネタもしっかりしてる」「コメントも引きがある」「実力派」ということが業界内外で認知されて、押しも押されぬ人気芸人さんとなりました。

これはまず見た目で勝負を掛けたことがポイントだと思うんです。まず知ってもらって、いいね!と思う人が増えて、それが大きな波を呼んだ。個人的な推測ですけども。


いいねの数だけを競う時代は終わりました。データ的にはエンゲージメントという考え方が優位ですが、兎にも角にもまず純粋に「いいね」と思ってくれる人が居ないことには始まらない。僕もフリーランスではじめたとき、最初から十分なお客さまが居たわけではありません。ファッション含めた見せ方を考えて投稿して、ひとり、またひとり、といいねをくれた方々のおかげで今があります。最初期のお客さまにはとりわけ感謝しかありません。

その人の考え方でもいいし、仕事内容でもいいし、何がいいのかはどの部分でもいいんです。でもビジュアルから、ファッションからいいねになる可能性も大いにあるわけで。

いいねの可能性を増やす努力のひとつとして、ファッションは大きな武器になります。その人のあり方や趣味、嗜好がわかる点でもエンゲージメントは高いと思う。

芸人さんはネタ、一般の方は業務内容やサービス内容の方ばかりに頭が行って外見がおろそかになっているケースはまだまだ多いです。

あなた自身をお店だと例えたら、やはりファサードも素敵じゃないとダメでしょう。いくら中は素敵とか料理は美味しかったとしても、めっちゃ入りたい!!と思うお店が隣に出来たら苦戦することになるはずです。


今は総合力の時代。
逆に飛び抜けた容姿の人にもファッション含めた雰囲気の総合力で勝てる時代です。その辺りをより多くの方にお伝えできたらなと思います。

授業は来年の卒業まで続きます。次回はどんな内容にしようかな。いやまさか自分が先生をするなんて思いもしなかった。

まさに「学生のときイケてなかった芸人」的だった引きこもり未遂の少年の未来が、ファッションの世界にあったなんて。人生分からないものです。

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