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「個性ガチャ」、前向きに活かそうよ

先週末は久々に東京を離れて、大阪へ出張していました。やっぱり旅はいいですね。大阪の食はみんな体に合う。オムライスは味に輝く北極星しか勝たん。

その間に冨永愛さんと森星さんのツーショットが「スタイルモンスターだ!」という話題があったのですけど、僕もそこから思うことがありました。

まさにスタイルモンスターですよね。
お二人ともその厚底やハイヒールでこのポーズを決めてることがモンスターだと思います。もちろんいい意味で。 

冨永さんは昨年電撃的にパリコレに復帰したことでも話題になりましたが、まさに日本人モデルのトップランナーとして走り続けている方。

でも、若い頃はその長身がコンプレックスで、活かせる場所が見付からず、本当に悩んだと言います。

 14、15歳で身長1メートル75もあり「自分のことが大嫌いだった」と振り返る。身長が原因で同級生たちからは心ない言葉を浴びせられ「学校にも行きたくなかった」と精神的に傷ついた。恋愛でも高身長の男性にアタックするも「身長の低い女性が好き」という理由などで実らないことが多かった。「本当に消えてなくなりたい」と塞ぎ込む冨永に姉が「モデルをやってみたら?」と声をかけたーhttps://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/07/04/kiji/20210704s00041000718000c.html より

モデルという職業に出会ったことで、身長を含めた自分を認められるようになり、肯定できるようになったのですね。もしお姉さんがそんな提案をしなかったら、また違った人生を歩まれていたのかも知れません。


事情や理由はそれぞれ違うと思うけど、世間には自分を認められないとか個性を否定している人は潜在的にまだまだ多いと感じています。

あえて、持ってるものを自然体で活かせばいいんじゃない?と僕は言いたい。

スタイリストとして感じることは、誰しも自分の持った個性には抗えないし、それで勝負するしかないということです。

背が高い、低い、スレンダー、肉感的、目力がある、クールな眼差し、、そういう個性は持って生まれたものなので基本的に変えようがありません。変に抑えようとすると個性が潰れてしまう。だからそれをどう素敵に活かすか?というプラスの方向で考えた方が建設的だと思うんですよ。

もっと言えば、最近「男らしい」「女性らしい」という言葉も微妙な感じになっていますが、やっぱり男性の体つきと女性の体つきは違うしセールスポイントは同じではない。やはりそれぞれの特徴を活かした見せ方や表現が相応しいんじゃないかなと。ジェンダーの違和感がある方などはまた違ってきますけれども。


「親ガチャ」という言葉が話題になりましたけど、生まれ持った特徴は「個性ガチャ」だと思っています。

もちろん欲しい個性が備わっているとは限らないし、選ぶことは出来ない。だからこそ使い方次第、考え方次第で人生大きく変わるんじゃないかなと。

自分の場合は背が低め、割とがっしり、顔は童顔、色白という基本装備です。それはもう自分で決めることが出来るものではなく、最初から与えられた装備ということになる。

そんなに”当たり装備”ではないと思っているので笑、学生の頃なんかは「この装備でいけるのかな?」と本気で悩みました。正直リセマラしたいと思った。でもこれは変えようがないわけで、じゃあそれをどう良く見せようかという方向に考えられるようになったのが大学生のとき。ジャケット似合うかも、とか欧米風の雰囲気の方が合いそうだぞ、とか。そこから色々と変わっていったような気がします。

これは”他人の嫌なところにイライラするより良いところを見て付き合った方が得”という話に似ています。良いところを上手く引き出してあげれば自分にとって有益な存在になるかも知れないし、ストレス軽減にも繋がる。対自分でもまさにそれだと思いますね。

あと思うのは、否定しようとするエネルギーがあるなら肯定的に伸ばしていこうという方向に使った方が有益だということ。時間が勿体ないんですよ、否定しようと葛藤するのは。

RPGで言ったら、明らかに「武闘家」向きのパラメーターなのに「魔法使い」に育てたり、”ちから”が伸びるキャラの”すばやさ”を頑張って上げようとするのはもはや趣味のプレイです。二週目とかでやるやつ。

キャラの個性や持ち味を見極めて育てることがゲームを楽しむための、そのキャラを活躍させるための秘訣。それは人間も同じじゃないかなと思うんです。


個性を受け入れよ、というとちょっと大仰ですが、やっぱりその人には伸ばしやすい個性や向き不向きがあります。ファッション的にも、どう着せてもセクシーな雰囲気が漏れてしまう人や真面目さが出てしまう人、言葉で表現すると「男らしい頼もしさ」「女性らしい柔らかさ」になってしまう人がいます。

これは無理に否定しても意味がないことなので、自分が目指す方向にどうやって活かそう?とポジティブに考えて欲しいと思う。

結局、周りも自然に見られるんです。
やっぱり「なんか無理してるな」と感じる人を見るのは違和感があったり見てる方がツラくなったりする。それより「この人は自然体で生きてるな」という印象の方が見ていて気持ちがいいし、憧れを抱きやすいでしょう。

スレンダーで高身長の人はカッコよくスリムな服を着こなす。肉感的なスタイルの人は適度なボリューム感が大事な服で魅力を振りまく。それでいいんです。余計なことは考えなくていい。結果それが自然体の魅力となり、ビジネスでもプライベートでも良い結果に繋がっていきます。

冒頭の冨永さんの場合、お姉さんがモデルを勧めてくれたというきっかけがあってのことだと思いますが、僕もそういうきっかけになれる人でありたいと思って活動しています。

まずは自分が与えられた「個性ガチャ」は何なのかを確認するところから始めるのがいいかも知れません。次いで、それをどう活かしていくのがいいのかを考えてみる。

宝の持ち腐れになっていることがあるかも知れない。活かし方を間違っているのかも知れない。その活かし方が分かれば、方向性がカチッとハマれば、人生は一気に動き出していく。今回の話からも経験からも、そんなことを感じています。


ガチャに課金できたら身長オプションが欲しかったなぁ。あと全体的に筋肉を落としてスリムにして、、いや、このガチャは一律無課金だから意味があるのかも知れません。

*個性ガチャとは、あくまで身長や体型、顔の作りなどの一般的な要素についてのことのみを指しています

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