平泳ぎ本店 H i r a o y o g i C o .

東京で2015年より活動開始。メンバー全員が俳優であり、俳優主体の創作を行っています。…

平泳ぎ本店 H i r a o y o g i C o .

東京で2015年より活動開始。メンバー全員が俳優であり、俳優主体の創作を行っています。 俳優自身の発想を基にディバイジングで様々な演劇手法を駆使しつつ、凝ったシーンを造形していく創作方法に特徴があります。 「真剣に演劇について悩んで、真剣に演劇を愛する」(クリス・グレゴリー氏)。

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向こう10年間の計画に向けて、平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.の活動をサポートしていただくための、日々の活動報告です。 毎日の連載と、不定期の活動報告などをお届けします。 舞台芸術、演劇や文化に関心のある方にご参加頂ければ幸いです。

  • かえるのおたま

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「かえるのおたま」について。

平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.として2024年からいよいよ、これから10年間の目標に向けてより具体的な活動を充実させていくことができればと考えるようになりました。 1.【10年間の活動目標】 2.【「かえるのおたま」をはじめます。】 1.【10年間の活動目標】 平泳ぎ本店/Hiraoyogi Co.は2015年より東京で演劇活動をつづけて来ましたが、いろいろな場所でのさまざまな出会いを経て、これからの10年間で三つのことを叶えたいとはっきり考えるようになりました

    • 20240526 犀の角公演が無事に終わりました。

      私たちの劇団にとって初めてのツアー公演である長野県上田市、犀の角さんでの公演が無事に終了した。東京都新宿区、戸山公園と同じ土曜日18時30分の夜の回と、明けて日曜日は朝の11時00分の開演の二公演だった。 ▼朝と夜でぜんぜん違う空間になる犀の角の空間を堪能することができて、つくっている自分たち自身もとても楽しかった。一度野外でつくった作品を室内用に作り直すのは想像以上にとてもタフな時間ではあったけれど、犀の角でしかできない上演になってよかったと思う。 ▼野村政之さんが「公

      • 20240525 犀の角、初日が明けました!

        犀の角での公演初日を無事に終えて、上田の名店、瑠璃やさんで美味しいものをたくさん食べた。 ▼そうして宿舎にもどって眠り、朝イチで別所温泉へと行った。 ▼別所温泉では大湯と大師湯に入った。というのも二日目の千秋楽は11:00開演だったので、朝からエンジンをかける必要があったからだ。 ▼上田での初日は大切な人たちがたくさん観に来てくれて、とてもうれしかった。とてもいい夜だった。 ▼夜遅く、朝早かったためにおたまを書くことをすっかり忘れてしまって、撤収作業や移動にかまけてす

        • 20240524 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』犀の角公演 初日!

          今夜、長野県上田市の犀の角にて初めての公演の初日を迎える。「東京で一度本番を終えているし、大丈夫だろう」ということはなくて、空間が新しくなったのですべてのシーンで調整が必要になり、結局新しくシーンを立ち上げているのとほとんど変わらないくらいのカロリーを使って調整を進めている。 ▼長野県上田市 犀の角さんで公演をする理由についてのnote。 はじめてのツアー公演で、お客さんを集められておらず、ぜひ助けてくださいというお願いnote。 ▼犀の角さんという空間、そして上田の街

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        • 2024年5月11日 オープンリハーサルのお知らせ

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        • 平泳ぎ本店 土浦合宿

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          私たちの劇団にとって初めてのツアー公演である長野県上田市、犀の角さんでの公演が無事に終了した。東京都新宿区、戸山公園と同じ土曜日18時30分の夜の回と、明けて日曜日は朝の11時00分の開演の二公演だった。 ▼朝と夜でぜんぜん違う空間になる犀の角の空間を堪能することができて、つくっている自分たち自身もとても楽しかった。一度野外でつくった作品を室内用に作り直すのは想像以上にとてもタフな時間ではあったけれど、犀の角でしかできない上演になってよかったと思う。 ▼野村政之さんが「公

          20240526 犀の角公演が無事に終わりました。

          20240525 犀の角、初日が明けました!

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          犀の角での公演初日を無事に終えて、上田の名店、瑠璃やさんで美味しいものをたくさん食べた。 ▼そうして宿舎にもどって眠り、朝イチで別所温泉へと行った。 ▼別所温泉では大湯と大師湯に入った。というのも二日目の千秋楽は11:00開演だったので、朝からエンジンをかける必要があったからだ。 ▼上田での初日は大切な人たちがたくさん観に来てくれて、とてもうれしかった。とてもいい夜だった。 ▼夜遅く、朝早かったためにおたまを書くことをすっかり忘れてしまって、撤収作業や移動にかまけてす

          20240525 犀の角、初日が明けました!

          20240524 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』犀の角公演 初日!

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          今夜、長野県上田市の犀の角にて初めての公演の初日を迎える。「東京で一度本番を終えているし、大丈夫だろう」ということはなくて、空間が新しくなったのですべてのシーンで調整が必要になり、結局新しくシーンを立ち上げているのとほとんど変わらないくらいのカロリーを使って調整を進めている。 ▼長野県上田市 犀の角さんで公演をする理由についてのnote。 はじめてのツアー公演で、お客さんを集められておらず、ぜひ助けてくださいというお願いnote。 ▼犀の角さんという空間、そして上田の街

          20240524 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』犀の角公演 初日!

          20240523 犀の角をめざしてみんなで安全に進め。

          「かえるのおたま」に参加すると最後まで読めます

          長野県上田市、犀の角での公演のために東京を出発した。今回東京公演の後にこうしたツアー公演があることを見越して、あらかじめ土浦の百景社さんのアトリエで創作合宿を張ったりしていたから、初めてのツアーとはいえ旅そのものには一応多少の慣れがあったりもする。 ▼東京公演の疲労もそれなりに残る中で最短距離で移動をして、仕込んで、稽古をして…という風に根を詰めすぎてもあまりよくないので、道中(寄れるかぎりすべての)サービスエリアに寄ってご当地の美味しいものを食べたり、景色を眺めて休んだり

          20240523 犀の角をめざしてみんなで安全に進め。

          20240522 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』長野県上田市 犀の角へ!

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          20240522 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』長野県上田市 犀の角へ!

          20240521 通りがかりのこどもたちに

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          今回の野外劇でたぶんいちばん嬉しかったのは近所の子供たちが夕暮れに近くを通りかかって、そのまま私たちの上演を見てくれて、劇場の周りを走り回ったり、たまに声を上げて笑ってくれていたことだった。 ▼公園はたしかに、子供たちのものだ。最終日に大人たちが近くの広場で昼間から酒を飲んで奇声を上げていたりもしたけれど、まず公園といえば子供たちのものなのだった。 ▼設営をしていたある日、近くの保育園から先生に連れられて遊びにきた子供たちが「ああ、お兄さんたちが何かやってるねぇ…」と先生

          20240521 通りがかりのこどもたちに

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          20240523 犀の角をめざしてみんなで安全に進め。

          長野県上田市、犀の角での公演のために東京を出発した。今回東京公演の後にこうしたツアー公演があることを見越して、あらかじめ土浦の百景社さんのアトリエで創作合宿を張ったりしていたから、初めてのツアーとはいえ旅そのものには一応多少の慣れがあったりもする。 ▼東京公演の疲労もそれなりに残る中で最短距離で移動をして、仕込んで、稽古をして…という風に根を詰めすぎてもあまりよくないので、道中(寄れるかぎりすべての)サービスエリアに寄ってご当地の美味しいものを食べたり、景色を眺めて休んだり

          20240523 犀の角をめざしてみんなで安全に進め。

          20240522 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』長野県上田市 犀の角へ!

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          20240522 平泳ぎ本店『若き日の詩人たちの肖像』長野県上田市 犀の角へ!

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          20240521 通りがかりのこどもたちに

          今回の野外劇でたぶんいちばん嬉しかったのは近所の子供たちが夕暮れに近くを通りかかって、そのまま私たちの上演を見てくれて、劇場の周りを走り回ったり、たまに声を上げて笑ってくれていたことだった。 ▼公園はたしかに、子供たちのものだ。最終日に大人たちが近くの広場で昼間から酒を飲んで奇声を上げていたりもしたけれど、まず公園といえば子供たちのものなのだった。 ▼設営をしていたある日、近くの保育園から先生に連れられて遊びにきた子供たちが「ああ、お兄さんたちが何かやってるねぇ…」と先生

          20240521 通りがかりのこどもたちに

          20240521 曇り空の下、歌舞伎座の空中庭園で

          千秋楽の日の朝、早く出かけて歌舞伎座で友達と会っていた。てるくんというその友達は日系のメキシコ人で、彼ともまた利賀村でのトレーニングで出会ったのだった。昨年の3月に利賀で初めて出会った時にはまだほとんど日本語を喋れなかったてるくんも、一年経った今ではかなり流暢に日本語を話せるようになっていた。この一年、てるくんは京都で能の勉強をしているのだった。 ▼初めて出会って話した時、アメリカのミシガン大学で演劇を学んだてるくんは、有名なところでいうとピーター・ブルックさんの演出助手と

          20240521 曇り空の下、歌舞伎座の空中庭園で

          20240519 『若き日の詩人たちの肖像』終演の御礼。

          私たちの劇団にとってはじめての野外劇が昨夜無事に終演した。最終日は準備の最中から雨のぱらつく天気だったものの、上演の最中はなんとか雨が降らずに最後まで上演することができた。雨の予報の中でご来場くださったお客様には感謝しかない。本当にありがとうございました。 ▼本番が終演し、楽屋テントの方へと戻っていくと一人の女性が待っていてくれて、劇場の上の通路から最後まで私たちの舞台を見てくれていたらしく、立ち見だったのだけれどどうしてもお代を支払いたいからと、千円札をギュッと私に手渡し

          20240519 『若き日の詩人たちの肖像』終演の御礼。

          20240518 月がとっても蒼いから

          公演の二日目も無事に終了した。 たった三日間の公演に、たくさんの観客の方が戸山公園へと足を運んでくれることがとても嬉しい。今週末は都内でも野外劇やコンクールや、たくさんのイベントがあるのである。 ▼舞台上に資材がきれいに収納されている状態から客席と舞台を含めた野外の劇場を展開するまで、今となっては45分を切るくらいですべて完了できるようになった。ものの置き場所や整理の仕方もわかるようになって、ひとりひとりの中にそのノウハウがすこしずつ積み重なってきているからだ。 ▼昨夜

          20240518 月がとっても蒼いから

          20240517 「呼吸は私を生き返らせる、何度でも何度でも生まれ変わる」

          Photo by Mikio Kitahara さて、初日の幕が無事に開けた。野外劇でいちばん大きなファクターでもある天候にも恵まれ、5月という季節の一番いいところを感じられるような夜だったのではないかと思う。数ある演劇の公演の中から昨夜私たちの公演を選び、あの場所に立ち会ってくださった皆様には、本当に感謝の念に堪えないという気持ちでいっぱいである。誠にありがとうございました。 ▼野外劇に慣れている舞台監督の齋藤さん、熊野さんという要がいなかったら全然無理だっただろうな、

          20240517 「呼吸は私を生き返らせる、何度でも何度でも生まれ変わる」

          20240516 はじめての野外劇、開幕します。

          舞台稽古を終えて、いよいよ明日私たちの劇団の初の野外劇の初日です! やることがいろいろありすぎて、書きたいことも山ほどあるのですが、今日は一足先に舞台の雰囲気を感じていただけるような写真をご紹介させていただくことでおたまの代わりとさせてください。 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼戸山公園野外演劇祭参加作品 平泳ぎ本店第8回公演『若き日の詩人たちの肖像』本日初日です。何卒よろしくお願いいたします。 ***** ◆現在資金調達に挑戦しています!ぜひご一読ください。 【平泳ぎ本店 ク

          20240516 はじめての野外劇、開幕します。

          20240515 大久保鷹さん、現る。

          今回の野外劇の会場となる戸山公園で設営をしていたところ、58年前の1966年にまさにこの場所で唐十郎さんと一緒に野外劇を上演された俳優、大久保鷹さんがフラッと通りかかられたのでびっくりしてしまった。 ▼劇団唐ゼミ☆の齋藤さん、元劇団員の熊野さんは慣れた様子で大久保さんとお話をされていたけれども、私のような者(大久保さんをふつうに観客として見ている側)からすれば「わあ、本物だあ!」というような気持ちだった。なにしろ数々の伝説(不忍池からタンスを背負って泳いで上がってきて、テン

          20240515 大久保鷹さん、現る。

          20240515 たとえば床を敷くだけで俳優が。

          野外劇のため、会場となる戸山公園に入っての設営が進んでいる。朝から荷物を搬入し、1日をかけて舞台の床を敷いていく作業を進めていく。この床をつくるために今回資金調達に挑戦している。 https://motion-gallery.net/projects/hiraoyogi_toyamaopenairtheater ▼昨夏幸運にも参加させてもらうことができた利賀村のサマーシーズンで、『果てこん』と呼ばれる野外劇に出演するためにひと夏野外劇場で過ごしていた。磯崎新さんが設計された

          20240515 たとえば床を敷くだけで俳優が。

          20240513 雨の積み込み

          野外劇というのを自分の劇団でやるのは初めてなので、スタジオでの稽古が終わってから会場に入るまで、なんだか落ち着かず、ちょっとドキドキしている。そうこうしているうちに会場入りする予定だった今日は思いきり雨に降られて設営の予定を後ろ倒しにすることになったりして、野外劇、というか自然からのジャブを食らったような格好になった。 ▼「そっち(お天道様)がその気ならこっちにも考えがある」というのがこういう時の劇団主宰の心境であって、雨予報がチラついた時に舞台監督の方からアドバイスをもら

          20240512 音楽は歓びだから

          完全に自業自得なのだけれども公演が近くなると頭がずっと煮えているような感覚になる。公演のための制作業務、日々のリハーサルやありとあらゆる連絡、情報共有、タスクの数々に追われまくるようになり、ずっとうっすらテンパっている状態が続き、起きている間はずっと集中していなければもうぜんぜん公演に間に合わないような錯覚を覚えたりする。 ▼公演がない時はかなりゆるゆるとした日常を送っているので、こういう時に本気を出さなければ生きている意味がない、というくらい張り詰めた気持ちで毎日過ごして

          20240512 音楽は歓びだから