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「不登校」の生徒にかけたいコトバ

R4年度、不登校児童生徒数(小・中学校)は、約30万人です。

※(参照)令和4年 度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要

私たち教員は不登校または、その傾向にある児童生徒にどんな声をかければいいのでしょうか。

【提案】「学校に来るのをやめないでね。」

「明日は学校に来てね。」「待ってるよ。」は、相手がプレッシャーに感じるかも…
「いつきてもいいからね。」では、支援のプッシュが弱いのでは…
翌日の予定や、行事の日程などを伝えたあと、最後に何かひとことかけてあげたい…

そんなときに、「学校に来るのをやめないでね。」と笑顔で伝えてあげるのはどうでしょうか?

このコトバを考えるヒントになる動画がありました。

人手不足のマクドナルドで、店長がアルバイトスタッフに言い続けたコトバ

それは、「辞めないでね」でした。
バイト終わりのアルバイトスタッフに、店長は毎回、このコトバをかけ続けました。すると、退職者が続出していたその店舗で❝辞めるスタッフ❞が減少したというのです。
動画では、以下のように理由を説明していました。

高校生のアルバイトスタッフは、学校で「辞めないでね」とは言われない。
学校は行くのが当たり前の場所…でも、マクドナルドは『あなたに居てほしい』『あなたは大切な存在なんだ』というメッセージを与え続けた。

これを観て、教員が児童生徒に言えるコトバは何かを考え、出たのが「学校に来るのをやめないでね。」でした。

もちろん、不登校の原因は様々です。
すべての児童生徒にこのコトバが適応できるわけではありません。
すでに、フリースクールなどの適切な支援を受けている場合もあります。
ただ、教員として学校に居場所をつくり、楽しくて多様な学びを受けられる環境を提供してあげたい場合にこの「学校に来るのをやめないでね。」は効果があるコトバになり得るのではないでしょうか。

【リンク①】参考動画「ショート版(55秒)」

バイトおわりに「辞めないでね」と毎回言い続けたその店長は、多忙過ぎて研修会に欠席し続けた店長でした。本編動画でその詳細がわかりました。

【リンク②】参考動画「本編(6分52秒)」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【リンク③】教育サイト「先生の学校」


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