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映像作家とSNS

私はnoteでウザく記事を投稿していますが、数年前はそうやって投稿することに対して躊躇がありました。それは作品制作への影響です。

常に考えていることを外に向かって発信してしまうと、世の中に対する怒りや人生に対する洞察を映像化するエネルギーが抜けてしまう気がしたんです。「わっ!これは新しい視点かもしれない。映像作品にして世の中に出してみたい!」と思うことがよくあるんですが、それもnoteの記事で書いてしまえば気が済んでしまうんです。

これを続けてしまうと、映像化するモチベーションも弱くなりますし、結果的に映像作品を作らなくなってしまうと思ったんです。だから、閃いた事をメモにして大事に取っておいたりもしました。いつか映像化する時に引っ張り出して使おうと思ってました。

でもやっぱりウザくてもいいので文章で発信し続けようと思いました。ある日ふと思ったのが、メモにして大事に取ってあるあの閃きは、もしかしたらクズかも知れない、ゴミかも知れないと思ったんです。ただ単に自分が初めて出会った、初めて思い付いた考え方だっただけで、世の中的にはありふれた考え方なんじゃないかと疑い始めたんです。

SNSはそうやって自分をメタ認知させる効能が強くある気がしています。今までの自分の人生とはまるで関わりのなかった世界の人たちがたくさんいて、その中での議論を見ることが出来るからです。

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