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年をとるとやる気を出すために大きなエネルギーが必要。

まあその、タイトルで書いた通りなんですけど、年を取れば取るほど、やる気を出すために大きなエネルギーが必要だなと思います。20代の頃は3本の薪を焚べれば良かったのが、50代になると15本の薪を焚べないと炎が大きくならないと言いますか。

1番大きな理由は、いろいろと経験して来てしまったからでしょうね。「あの程度の喜びを手に入れるために、そんなにたくさんの薪を焚べたくないよ。」と思ってしまうのです。

仮説を立てて、実験して、結果を回収する。これを何度も何度もやって来ているので、どの程度の事をすればどの程度の喜びが手に入るのかが分かっちゃってるんです。正確には分かった気になっちゃってるんですけど。

私が、仮説・実験・回収を1番やって来たのは短編映画制作です。仮説は企画になります。実験は実制作と映画祭へのエントリーになります。回収が映画祭の結果です。私が作ってきたのが短編映画だったので、これを数十回もやることが出来ました。長編映画ではなかなか出来ませんからね。

そしてこれを数十回も繰り返していると、ある程度の見込みが分かってしまいます。かけられる時間とお金で、おおよそ結果は見えてしまいます。なぜなら、私自身が監督でエンジンなので分かるんです。エンジンが変われば、かけられる時間とお金が同じでも結果は大きく変わりますけど、監督が同じなので大きくは変わりません。

残念な現実として、エンジンに欠陥があったとしても、そのエンジンをベースに作らなければならないんですよね。私はだいたい自分のエンジンの欠陥が分かってます。だから、どれだけ時間とお金があってもたどり着けない場所があるんです。抽象的な話ですけど。

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