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座っていたら1mmも進まない。

買わない宝くじは当たらないと言いますか、蒔かない種は芽を出さないと言いますか、煮込まない牛すじは固くて食べられないんです。

要するに、やってないことは形にならないんです。あまりにも当たり前のことを言ってるんですが、常にこのことに関して忸怩たる思いを感じて生きています。

例えば、メジャーリーグに入団したとか、アカデミー賞でノミネートされたとか、片思いだった人が振り向いてくれたとか、それは何もしてない人には絶対に起こらないことです。

それを目指していたかどうかは別として、結果というのはやった人だけが得ることが出来るものです。いや、これも当たり前のことを言ってるだけなんですけどね。

それに対してなぜ忸怩たる思いを感じるかと言うと、やってないという自覚があるからです。「あ〜、またやらずに1年が経ってしまった…」と思うんですよね。

これを心の底から感じるのは未来の話をしている時です。私の場合は飲み会なんかが多いんですが、あれをしたいこれをしたいと言ったり、時には現状に対する不満を言ったり、世の中や業界を憂いたり。そして食らうのは「それに対して何してます?」と聞かれた時です。そのひと言を言われた瞬間に私は全裸です。完全に全裸になっているのです。比喩です。

恐ろしいのは、いま結果が出てないだけではなく、1年前や数年前に種を蒔いてない訳ですから、この先数年も結果は出ないんです。

そうこうしているうちに、種を蒔いていた人たちの芽が出てくるのを目の当たりにします。そこで焦っても後の祭りです。先行してしまった人はずっと先行してしまいます。

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