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有料マガジンを始めて4年半。

現在、私の「平林勇ストア」という有料マガジンは、じわじわと購読者を増やしております。本当に乱高下することなく、じわじわと増えているのです。本当にありがたいことです。どのぐらいじわじわかと言うと、アハ体験が起きるぐらいのじわじわです。いや、アハ体験すら起きないかも知れません。「じゃ〜ん!正解はここが変わってました〜!」と言って見せても「え?どこが?」と言われるぐらいのじわじわっぷりです。

いやしかし!

そのぐらいのじわじわでも、何年も続けていたらそれなりの標高に上れるものなのです。世田谷区の海抜は平均30mなんだそうですが、じわじわ上り続ければ30mもの高さに上がれるのです。

なかなか海抜300mや3000mにならないので、どうしたらもっと購読者が増えるのか考えてみたんです。たぶん、いまの私のいろいろなポテンシャルから見て、たぶんほぼ頭打ちなんだと思います。飽和状態です。これ以上濃度が上がると結晶化し始めます。

今は、直接の知り合いや、知り合いの知り合いや、あるいは短編映画界隈の一部のマニアの方々に読んで頂いていると思ってます。そして、購読者が頭打ちの理由をひと言で言ったら「知名度がない」に尽きるんだと思ってます。

すごく下世話な言い方ですが、知名度ってお金になると思います。SNSで誹謗中傷されてもいいから、ニュースやワイドショーのコメンテーターをやる意味は大きいんです。誹謗中傷を上回る利益を生む知名度を手に入れることが出来ますから。

いやしかし!(2回目)

ニュースやワイドショーのコメンテーターをやるためには知名度が必要なんです。恐ろしい。知名度が知名度を生むサイクルに入れない限り、知名度は手に入らないのです。だから、そういう全国区の知名度を狙うからいけないんですよね。私の場合、もう少し地に足の着いた知名度から始める必要があります。

それには何が必要かと言うと専門性なんだと思います。私の一番苦手なやつです。私のプロフィールは映画について書いてありますが、映画について毎回書くことはありません。シネフィルでもないですし、私が好きな映画のジャンル自体がすごく狭い範囲のものなので。

でも例えば、アリの専門家やダニの専門家が書く専門的な話は、すごく面白いんですよね。精神科医の話や飛行機好きの人の専門的な話も面白いんです。

要するに、少しでも専門性を持っているのなら、その専門性についてばかり書いてた方が知名度が上がるんだと思います。私に決定的に欠けている部分はそこです。「短編映画の専門家が書く二日酔いの話」を読みたい人が、日本に何人いるのか、という話なんだと思います。

お笑い芸人はお笑い論を、写真家は写真論を、感染症の専門家は感染症の話を。そこがピシッとアジャストされていると知名度が上がり購読者が増えるんじゃないかと思うのです。でも私はそれが出来ないので購読者が飽和してしまったのです。

さらにその先に大きな問題がありまして、私が短編映画の専門家として短編映画論ばかり書いたとしても、短編映画とその周辺について興味がある人が圧倒的に少ないんです。料理のレシピとか株式投資とか、そういうものに興味がある人の方が圧倒的に多いんです。

だから、映画監督というのは単なるフックにして、やっぱり料理のレシピについて連載した方がいいのかも知れません。いや絶対にそうなんだと思います。そうしよう。

いやしかし!(3回目)

料理のレシピを連載すると想像するじゃないですか?材料を並べたところから、調理している最中や、最後に盛り付けたところまで、キレイに写真を撮る必要があるんですよ。そうなって来るとそれは私にとっては仕事と同じなんです。何なら動画も添えて、みたいな。そうなると完全に仕事モードになっちゃうんですよね。そんなのは絶対に続かない自信があります。4回ぐらいしか続かないと思います。断言できます。

一番続かない理由は、それで収益を得ようと思っているからです。大して興味がないことで収益を得ようとしても、私の場合は無理なんです。ずっと興味のあることでお金を稼いできてしまったので、割り切ってやれないんです。好きなことを仕事にしてしまった人がなかなかお金持ちになれないのは、そこが一番大きな理由なんだと思います。ビジネスにおいて収益を最優先に考えようとしないからです。センスは悪いけどメチャクチャ儲かってるクリエイターがいますが、割り切って収益を最優先にしているから儲かってるんだと思います。

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