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日常生活の中の物理問題

日常生活の中で、もう少し科学とか物理とかの法則に則った行動をしてもいいんじゃないかと思うことが、しばしばあるんです。それは私の思考のクセみたいな事かも知れませんが、本当によく思います。

例えば、クルマを運転している時や、スーパーのレジで並んでいる時、駅のホームで電車を待っている時。ここで自分が順番を譲れば、全体の効率が上がるなと思って、順番を譲ることがよくあります。社会の血流が良くなるイメージと言いますか。効率が気になっちゃうんでしょうね。

だからそんな時に自我などありません。自分が譲ることで、後ろに並んでる人にもちょっと迷惑がかかりますけど、俯瞰で見たら社会的な効率が上がると思っちゃうんです。

で、これは逆もあるんです。例えば満員電車に乗っている時。ギューギューに見える車内でも、よく見るとデッドスペースがあるんです。私はそれを見ると、効率が悪いと思っちゃうんです。あそこに人が入ればもっと詰められるだろうと。満員電車が問題になってるのに最低ですよね。

そんな時は、電車がホームに着いた時の乗降時のどさくさ紛れにグッと押して、そのデッドスペースに人を押し込んだりしてしまいます。無理やり押すのではなくて、その人がもうそこに行かざるを得なくなるような、チカラの流れを作る感じですね。「わ〜!完全に満員になったよ!」と思います。最低ですね。もちろん、自分がそこにハマれば良い時は、自ら進んでそこにハマりに行きますよ。

何かそういう風に考えるクセがあるんです。そんな感じですから、日々気になる物理的なことがたくさんあります。

私はここ数ヶ月、ほぼ毎日ウォーキングをしています。公園のジョギングコースをグルグルと4〜6周ぐらいするんです。ほとんどの人が、そのコースの内側を歩いたり走ったりしています。だからコースの内側がどちらかというと混雑してるんですよね。

しかも、歩いてる人や走っている人がいて、その中でもみんなスピードがバラバラなんです。だから、内側を歩いていると、ランナーには追い越されていき、歩くのが遅い人は追い抜かなければなりません。追い抜く時はうしろからランナーや自転車が来る可能性がありますから、毎回後方確認をして追い抜き、そしてまた元の車線に戻ります。

これがいちいち面倒くさいので、私はいつも一番外側を歩いてるんです。一番外側は距離も伸びてしまうので、人間の心理として避けようとするんでしょうね。あんまり人がいません。そうすると追い抜く事がほぼないので、かなりの安定走行が出来るんです。歩いてますけど。

しかし!たまにこんな事があるんです。私が外側を安定して歩いている時に、後ろからランナーが抜いていくんです。そして、そのランナーが私が歩いている目の前5メートルぐらいで止まるんです。いやいや!物理の法則で言ったら、5秒後ぐらいにぶつかるじゃないですか。「え?なんで?物理的な思考は無いんですか?」と思ってしまうんです。「高速道路でそれやったら人死にますよ。」と思うんです。

私は穏やかだと言われますけど、物理の法則が無視されていることには本当にすぐに腹が立ちますね。本当にたくさん思うことがあります。

例えば、混雑している駅のホームでみんな整然と並んでいます。ちゃんと列になって並ぶのはいいんですけど、キレイに並びすぎて、駅のホームの壁に付くまで並んでたりします。そこまで並ぶと物理的に人が通れないじゃないですか。その列以外のスペースはガラガラなんですよ。いや〜腹立ちますね。

例えば、タクシーに乗った時、前の車との車間距離を1メートル以内に詰めて走られる時があるんです。特に高速道路とかで時速80km以上出ているのにです。で、前の車が軽くブレーキを踏んでブレーキランプがつくと、運転手は「こんなとこでブレーキ踏むなよ。」とか言いながらブレーキを踏むんです。「いやいや!その車間距離が問題でしょ。物理的に考えてあなたが間違ってますよ。もっと慣性の法則を意識して物理的な思考で運転して。」と思っちゃうんです。だから私は車間距離が近い人のクルマには乗りたくありません。特に助手席には絶対に乗りたくないです。物理的な思考が働きすぎて怖くなるんです。

例えば、エスカレーターでも良く思うことがあります。エスカレーターの上りでも下りでもあるんですけど、乗っている時にスマホを見ている人が多いんです。それはいいんですけど、エスカレーターから降りた瞬間に止まってスマホをジッと見ちゃうんですよね。危ない!危ない!後ろから人がどんどん降りてくるんだから。物理!物理!と思います。

似たような例だと、駅のホームで先頭に並んでた人が、電車のドアが開いた瞬間に一歩だけ車内に入って止まっちゃう時。「いやいや!あと20人乗りたいんだよ!」と思います。自分の前だけじゃなく、後ろへの意識といいますか、後ろへの想像力が必要ですね。

他にも、駅の階段とかでスマホを見ながらゆっくり上っている人がいるんです。そうすると、その人の後ろが詰まってきて、一定の人の塊ができることがあるんです。それを見るたびに「血栓はこうやって出来るんだな。」と思ったりします。仮にゆっくり歩く人が同時に3人ぐらいいたとしたら、ここの血管は詰まってしまうんだなと思います。

そんな風に物理的に気になることが本当に日々あります。そして、もうちょっと物理的で科学的な思考をすることで、人が怪我したり死なずに済むことも多いと思うんです。

・真夏日の車内に子供を放置したら死んじゃう。

・密室でストーブ炊いたら一酸化炭素中毒で死んじゃう。

・テントの中でコンロを使ったら死んじゃう。

・クルマの中で発電機を使ったら車内の人死んじゃう。

・トンネルの中で発電機を使ったら死んじゃう。

・カセットコンロに大きい鉄板乗せたら爆発する。

・対向車が見えているのに右折したらぶつかる。

・膝下の水深でも人は流されちゃう。

・小さい子が棒を持って転んだら刺さっちゃう。

・小さい子の近くで硬球のキャッチボールして当たったら死んじゃう。

まだまだいっぱいあります。挙げたらきりがないですね。

死んだり怪我したりだけじゃなくて、仕事の現場でも同じだと思います。「もうちょっと物理的に考えれば、その問題は発生しなかったんじゃないですかね?」と思うことがよくあります。

例えば、撮影後に機材をバラして撤収してる時、バラしてる人の導線の近くにノートパソコンをおいてバックアップを取っていたり。「そこは物理的に考えたら超危険な場所で、もしかしたら撮影データが全部消えますよ。」と思ったりします。仕事上の物理的問題はすごくいっぱいあるので、また別のnoteにまとめたいぐらいです。かなり面白いと思います。

あ、思い出しました。狭い録音スタジオでみんなギューギューに座っていて、机も無いんです。でも良かれて思って全員にカップでコーヒーをくれるスタジオがあったんです。その心遣いは嬉しいんですけど、置き場が無いから右手が使えなくなっちゃうんです。これも物理的思考があれば避けられた気がするんです。

あ〜、そういうライトな物理問題、メチャクチャありますね。制作部の人が自宅にハードディスクを届けてくれた事があるんですけど、スーパーの袋にむき出しのハードディスクが入ってたとか。いや〜、完全に物理問題ですねこれ。

やっぱり仕事関係の物理問題は面白いネタが多いので、もっと集めてからnoteにしたいと思います。

長々と書いてしまいましたが、私はとにかく物理的な動きや効率が気になって仕方がないんです。

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