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ギャラについて

7月の有料マガジンの更新が滞ってましたので、7月最終日に4本目を更新します。「ギャラについて」という、気になる見出しにしてみました。

「ギャラ」という言葉の持っているイメージって、なんかスゴいですよね。モゾモゾしてしまいます。黒光りしている感じがあって、「ゴキブリ」に近い語感とイメージがあります。「ギラギラ」しているイメージもあって、バブルを感じさせます。

だからギャラという言葉を素直には使えません。ちょっと恥ずかしいです。「本当は口に出して言ってはいけない言葉」とすら思ってたりします。

「ギャラ」って日サロ行ってますよね。しかもオイルをテッカテカに塗ってますよね。すごく小さいブリーフを履いてますよね。真っ黒のサングラスをしている感じもあります。ハエの眼みたいなサングラスを。

私はギャラについてそんな風に考えています。だから「ギャラを上げて欲しい」とか「ギャラが少ない」とか「ギャラの交渉」とか、ギャラという言葉が入った言葉も苦手です。出来れば音声にしたくないのです。私の口から「ギャラ」という言葉を発したくないのです。

例えばですよ、天皇陛下が「国民の関心事であるギャラについてですが…」と仰ったとしましょうよ。絶対にダメじゃないですか。陛下はギャラなんていう言葉を発してはいけないんですよ。そう、ギャラという言葉は発した人間を汚してしまう言葉なんですよ。タールやアスファルトのような、ベットリこびりつく言葉なんですよ。

だから私はギャラ交渉は自分ではせずにマネージャーさんにやってもらっています。私にはギャラ交渉は出来ないからです。

「平林さん、今回の仕事のギャラですが…」などと言われたら、「ダメ!やめて!ギャラなんて言葉聞きたくない!強い!そんな強い言葉を使って会話出来ない!」としゃがみ込む事でしょう。そんな時は背中をさすって水を飲ませてください。

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