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どうでもいい日記

ゴールデンウィークも終わりました。1日だけロケがありましたが、あとはずっと家にいました。

意識的にステイホームしていたというよりも、仕事が忙しすぎて、そもそも外出しているヒマは無かったです。子供らをどこかに連れて行ってあげることも出来ませんでしたが、仕事の忙しさ的に、ステイホームの流れでありがたかったとも言えます。

息子は晴れた日は毎日釣りに行き、雨の日は自作ルアーを作り、娘は毎日夜ふかしを満喫していました。0時過ぎまで起きていることで非日常を楽しんでいたようです。次の日は昼ぐらいまで寝てましたが。

私は平日以上に仕事をしていましたね。休日ということで打ち合わせとかも無いので、宿題に没頭出来ました。休日に時間も気にせずに仕事に取り組んでいると、人生を謳歌している「違いの分かる男」みたいに感じられるかも知れませんが、そういうGQ JAPANとかそういう雑誌みたいな男ではなく、毎日締め切りを気にしてセコセコセコセコ働いていた男の方です。空港のラウンジにはいないタイプの男を演じていました。演じていたと言うかリアリティショーですね。リアリティーショーというか、リアルですけど。

そう言えば、去年の今頃はもっとシビアに感染を気にしていましたが、去年の今頃も忙しかったです。結局そこからずっと忙しいです。ありがとうございます。

私は最近、何のために生きているかと言うと、夕食時に飲むワインのために生きてますね。「今日の夜もワインを飲もう。だから仕事をやろう。運動もしよう。」などと思って日々生きています。飲み会が封印されるというのは、本当にキツいことです。コロナ前は週4ぐらいで飲みに行ってましたからね。

今は家でしか飲めないんですけど、なんとなく酒量が増えている気がします。しかも、何か健康的ではない気がします。悲しい酒でも切ない酒でも無いんですが、みんなでワイワイ飲むことに比べたら、気を紛らわす様な飲み方で良くないですね。

私は一時期、健康のために酒すらをも封印しようと思いましたが、このコロナ禍で酒を封印したら生きていけないと思いました。そして、改めて思ったのが、仕事の後に飲みに行けるからあんなに仕事を頑張っていたんだなあと。キツい仕事でも、その後に飲みに行ける、打ち上げがある、と思うから耐えられていたんだなあと。ヤバいですね。

たぶん、明確な目標を持たない毎日を過ごしているから酒が必要なんでしょうね。目の前にニンジンをぶら下げないと走らない感じと言いますか。

先日、「平林さん、今後の展望はありますか?」と聞かれて考えちゃったことがありました。そして「展望は、無いですね…」と答えてしまいました。今までは嫌味なほどの展望をスラスラ言っていたのに。「アレ?」とも思いました。

そして私は気が付きました。私はずーっと短編映画を作ってきたんですが、その締切と共に生きていたんです。11月はベルリン、3月はカンヌ、5月はベネチアの締切です。そこにクサビを打って、それを目標に生きてきたところがあります。しかも、毎年1本は必ず作ると決めてきた緊張感もありました。

それが良くも悪くも今は無くなってしまいました。『SHELL and JOINT(2019年)』という長編映画を作ったことで、その辺がうやむやになって今に至ります。細かく言うと、2018年に1本も作ってないだけなんですけどね。去年の2020年にすら作ってますから。

だからまた緊張感を生むために、毎年1本作るを目標にしようと思います。全部を1人で作るような小さな作品でもいいので。仕事の締切の合間を縫って、映画祭の締切も意識して動くと、休まる暇も無いですが、日々の目標が「酒」ではなくなるでしょう。

そしてやっぱり今まさにコロナ禍の真っ只中で、その最中に作品を作って残しておくことが大事なんだと思います。ワクチン接種が進むと一気にこのコロナ禍も収束していきますから、まさに今作らなきゃならないんでしょう。

と、仕事で溺れかけているところに、さらに自分の作品をねじ込んで追い込むという、ドMっぷりです。

そしていま猛省しているのは英語の勉強です。2ヶ月ほど完全に止まっています。いかんです。遺憾でもあります。こんな事は英語の勉強を始めて以来初めてです。いかんです。遺憾でもあるのです。

仕事の忙しさにかまけて、英語を後回し後回しにしていたらこんな事に。そして今、私の言い訳はこうです。

コロナのせいで、「生活の質」よりも「生き抜く」の優先順位が上がっちゃったんです。英語は未来の人生を明るくするために始めました。でもコロナ禍になり、数ヶ月後を生き抜く必要が出て来たんです。私はフリーランスなので、泳ぎ続けないと死んでしまうんです。家にこもってジッとしてたらダメなんです。だから、仕事を最優先する事にしたんです。実はコロナ前は、仕事よりも作品作りよりも英語を優先していました。1日の時間配分で圧倒的に英語だったんです。でもその優先順位が変わってしまったんです。

自分をダマすには都合の良い言い訳ですね。「コロナのせい」「生き抜く」「フリーランス」「優先順位」いかにもなワードを持ち出していますが、そんな事関係なくやる人はやるんです。以上。終わり。勝負アリ。なんです。

究極の言葉「やる人はやる」。逆に言うと「やらない人はやらない」。そして、やった人が世の中の美味しいところを持って行く。これです。やるべき事をやった人だけが、三角のスイカの上の1番甘いところだけを食べられるんです。あそこだけをポキッと折って食べられるんです。あらかじめほじくり出された毛蟹の身だけを食べられるんです。

切ない!頑張ろう!



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