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144. 使います、作りますは間違えやすい

「つかう」と「つくる」は一番間違えやすい動詞です。
日本人だったら、この2つを間違うことはないのですが、日本語学習者は本当によく間違うのです。

特に、英語圏の人に多いです。

「作る」と言いたいのに、「使う」と言ってしまったり、逆に「使う」と言いたいのに「作る」と言ってしまったり。

生徒さんたちも頭の中ではわかっているのに、間違う率が高い。
これは、私にとってずっと謎だったのです。

「使う」と「作る」を「ます」に活用すると確かに似ている。

もしかしたら、「作ります」の「り」を発音する時に、英語のrの舌の動きのままだと、「り」を発音する時に舌の位置が日本語の「り」よりも「い」に近いので、音が似てくるのかな、とも思ったり。(もちろん、完全に音が同じではない。)

今、書きながら自分で思ったことを書いています。
でもこの4年間放置している謎なのです。
そろそろ、音声も復習が必要だなぁと思っているところです。


余談ですが、私はフランス人の女性が日本語を話す時の、あの音の柔らかさが好きです。耳あたりが気持ちいいのです。

言語って面白いな、とつくづく思います。国や地域や言語が違えば、言葉も、口や舌や喉の使い方や音の出し方さえ変わってくる。もちろん、文法も。それに加えて、文字も変わります。

そんな伝達に必要な言語がなければ、どんな世界だったんだろう。もう既に言語を使って生きてきた私には想像しようとしても想像できないです。



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