見出し画像

【風呂酒日和21-1】 十條湯(じゅうじょうゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


賑わう十条銀座商店街をしばらく歩き、ほどよいところで脇道に入る。

銭湯ののれん。と、隣にのびる青い軒先のテント看板。
そこには「十條湯」と「喫茶深海」の文字。
銭湯と喫茶店の併設。新しい。
なんだかちょっとおどろおどろしいと思ったらなんと今はハロウィン仕様とのこと。なるほどなるほど。

すごい、なんていうか、生きている銭湯だ。
盛り上がっている気配を感じる。
いや、まだ中に入っていないので何もわからないのだが。


扉を開けると、そこは銭湯の受付であり、喫茶店の一角だった。
懐かしいような、アンティークっぽい雰囲気のある空間。
たまたまハロウィンだったため照明も雰囲気たっぷりで暗めになっていたが、椅子などを見ると純喫茶、と言う感じだ。よい。

コーヒーでも一杯、と腰掛けたくなりつつも、ひとまずお風呂に入る。
サウナもあるとのことだったがお風呂利用のみで入場。

脱衣所が賑わっている。
向こう側に見える浴室も。盛況のようだ。
仲良さそうに話すお客さんたち。
地域の人がいつも利用している雰囲気が伺える。


多めのロッカーに、マッサージ機が2台。
そして脱衣室の端にはログハウスのような艷やかな木の手すりの階段。
いい、なんかいいぞ。
この階段はどこにつながっているのだろう。
2階は休憩室と書いてあった。サウナ利用者専用らしい。
ちょっとだけ、見るだけ...と唱えながらその魅力的な階段を上りひょいっと2階を覗く。

そこには椅子とテレビがあった。
下の脱衣室が見下ろせるような小さな休憩スペース。
なんだか、特別感があってよい。

ここから先は

1,832字

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨