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【前半読めます!】 創作リレー第3回の振り返りと、「王様の絵」

2月から始めたメンバーシップ内「触れ合うプラン」「包み込むプラン」の限定企画、創作リレー。


第3回が終わりました!
今回もプランに参加していない方にも「どんなことしてるの?」というのが少しだけお見せできたらなぁと思い、AI画像生成の試行錯誤や、後日談などをまとめてみようと思います。

【こんな感じでやってます】
・月のはじめに掲示板にてテーマとなるタイトルと画像を発表します
・コメント欄にて前の人からバトンを繋ぐように続きのストーリーを書いてみて下さい
・コメントに返信の形で感想を書いたり、交流するのも大歓迎です
・最終的に出来上がった物語を限定noteにてまとめます

第3回のテーマは「王様の絵」というタイトルでした。
例によってイメージ画像はAdobe Expressを使い、ワード入力で画像を生成。今回は「王様の絵」をめがけて画像を作ったのではなく、最終的にピンと来た画像からこのお題を決めました。

当初はおとぎ話のような絵本のような、絵面でいうとオズの魔法使いみたいなイメージを描いていたのでこんなワードを入力。

絵本風 絵本 昔話 おとぎ話 女の子 ブリキ ロボット 野原 物語

自分の中でもあんまりイメージが固まってなくて、思いつくままに言葉を並べてしまったけど、さてどんな画像が出てくるかな...?


な、なんか思ってたんと違う...。
っていうか思ったより和風。昔話と入力したものの、頭の中に描いていたのはそういう方向の「昔話」ではなかったことに気づく。

うーん、これも違うんだよなぁ。昔話+女の子はAIさん的にはおかっぱがセオリーなのか。なるほど。
なんかロボット空飛んじゃってるし...近未来の農耕器具?

ちょっとワード変えてみよう。

絵本風 絵本 昔話 おとぎ話 女の子 ブリキ ロボット 野原 物語 童話 ヨーロッパ 仲良く話す

おかっぱ脱出のため外国風要素を足し、ストーリー性が出そうなワードを足してみる。


やはり日本(アジア?)から逃れられないっ...!
ダイレクトに絵本っぽい構図になったが、次のページの展開がすごいな...。ものすごく脈絡がない。どんな話の絵本なんだろうか。

これ、キーワードを日本語で書いてるから画像も日本っぽいのかな。だとしたらAIさんが「あなた日本語で書いてるってことは日本人やろ?日本の昔話ってこういうのやろ?」って思ってるってこと?それはそれですごくない?
ちょっと違う言語で試してみたくなったぞ。


よし、さっきの文言をDeepLにつっこんで別の言語にしてみたらどうなるんだろう。試しにロシア語いってみよう。

Стиль книжки с картинками Фольклорные книги Сказки Девочки Жестяные роботы Полевые истории Сказки Европа Говорящие дружелюбные

全く解読できないが、さてどうなる?


こ、これがAIさんの思うロシア...。
じゃ、じゃあイタリアだったら...?(趣旨が変わってきてる)

Stile libro illustrato Libri illustrati Fiabe folcloristiche Ragazze Robot di latta Storie di campo Fiabe Europa Amici parlanti

うーん、アジアに戻ってしまった...。
なんとなくタッチや色彩がイタリアと言われればそう思えなくもない。


むむむ、色々やったけど全然ピンとくる画が出てこないぞ。今回は難産だ。
こうなったら必殺技「おじいさんとおばあさん」をワードに足してみる。もうこの路線でいくなら昔話に振り切って昔話界のスタメンを召喚しようではないか。

画像生成では入力した文字の他にイラストのスタイルというのが選べるのだが、ついでに「スチームパンク」と「ファンタジー」というテイストを足してみる。もうわけわからんが、いったれ。


急に猛烈にファンタジー。すごいぞスタイルエフェクト!でもおじいさんはいるけど、おばあさんは...?(まさかこのロボットが...?)
今までで一番想像力を掻き立てられる気がする。
もう一息!もう十二分に不思議だらけだけど「不思議の国」というワードを足してみる。

おぉぉ!なんか...出そう!(何が)いいのが出そう。
不思議の国感、あるある。これ暫定一位かな。


これもすごい好きだけど、要素が多くてちょっとカオス。
さくらももこみたいな世界観だな...。


うーんやっぱり画像生成ってむずかしい。
というか、私がゴールを描けていないのにAIさんに丸投げしたのがよくなかったのかもしれない。
よし、じゃあ今回は暫定一位のあの画像に決定!なんか王様っぽい人出てきたし、この絵からストーリーがふくらむようなお題にしてみよう。

そんな感じで決まったテーマが「王様の絵」でした。


今回はほっこり系の画像だったからか、ゆっくりゆっくりリレーが進んだ気がして、平和な感じで楽しむことができました。
反省点としては、もうちょっといい画像を生み出したかったなぁ。ちょっとストーリーを広げるにはやりづらいテーマだったかもしれません...。
この反省を活かして、もっと画像生成の腕も磨きたいです!

なにはともあれ、4月のお忙しい中参加して下さったみなさま、とても嬉しかったです。


創作リレーまとめのマガジンでは、これまで作ったストーリーをまとめています。テーマ画像決定までの裏話など前半部分はどなたでも読めるようになっているので、ぜひ覗いてみてください^^


そしてメンバーシップ掲示板では、第4回も始まっております!


それでは、掲示板にてつながったストーリーをこちらにまとめます。


創作リレー第3回「王様の絵」


あるところに、おしゃれが大好きな王様がいました。
王様はいつもお気に入りの服を着ていましたが、そのうち自分の服装は他の人にはどう見えているのだろうと気になってきました。
しかし、お城にいる者たちに聞いても「すごく素敵です」「とてもお似合いです」と褒められることしかありません。
王様はそれが自分が王様だからそう言われているとわかっていました。

そんなある日、王様はいいことを思いつきました。
自分の絵を描いてもらって、どんな風に見えているのか自分で確かめようと思ったのです。
そして王様は国中の有名な絵描きを集めて言いました。

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