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実家で使ってた家具を思い出したので、受刑者の展示制作店に行った【2023年矯正展】

先日(2023年12月9日、日曜日)、国際フォーラムで開かれた矯正展に行ってきた。



矯正展とは


全国刑務所作業製品展示即売会」とも呼ぶそうで
「刑務所で作成した家具や革製品などを販売しているイベント」
とイメージしてくれれば良いと思う。

https://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei05_00033.html


法務省のサイトによると、「刑務作業の重要性や現状などについて、国民のみなさまに広く知っていただくため、それぞれの刑務所等で行われている刑務作業についての広報を行うほか、実際に受刑者が刑務作業で製作した「刑務所作業製品」(CAPIC)を展示・販売しています。」とのこと。


駅に貼ってたポスターで知りました。


実家の家具の思い出


私の実家で昔使っていた食器棚は、刑務所で制作されたものだった。

白っぽい木の、全体的に丸い、かわいいイメージの食器棚だった。
刑務所のイメージに合わないなーと思った記憶がある。  

両親も若いときに矯正展で注文したのかなー。

そんな記憶があったので、へー近場でやってんだ!と思い、夫と子供と行ってきた。



当日


10時-15時と早めに終わるとのことで、我が家にしては早めに家を出る。

千代田線二重橋前駅から向かい、11時頃国際フォーラム到着。
駅の中でやたらと歩いたので、普通にJR有楽町駅から行くのが良いと思った。


大人気、横浜刑務所

まず、横浜刑務所で作られたスパゲッティの行列が目に入る。

とりあえずこれは買っておこーと並んで購入。
1人3個までの制限あり、人気商品と分かる。でもその下に1家族3個までと消されたのが見えたので、最初より制限緩めたっぽい。



フェットチーネ

実家と義実家の分で3つ購入。

以前バズってたブルースティックも売ってた。

 

様々なブース


中は色んなブースに分かれていて、刑務所だけではなくて自衛隊や警視庁からも来ている。

子供が警官の制服着て写真撮れるコーナーとか、自衛隊車に乗れるコーナーとか。

採用活動の一環なんだろう。


自衛隊車、三菱パジェロだった


全国、北から南までの刑務所、少年院などから出店している。 


欲しいものが結構多い!

惹かれたのが、木箱だ。
色んな刑務所で多く売られていたのだけど、北海道のどこかのは特に木のいい香りがした。(確かヒバだった)

作りもしっかりしている。そして1つ千円台。

蓋が付いているもの、キャスターが付いているものなど、バリエーションも豊か。

ワイン箱をおもちゃ入れにしたり本箱にしているのをいいなーと思って調べると、値段がだいたい1箱3000円くらいする。
思ったより高くて諦めてしまう。が、これなら矯正展で木箱を買うのもいいなー。

他にも本棚とか、シンプルなチェストとか、惹かれるものがたくさんあった。


私は古民家的な和風の家具が好きなので、仙台箪笥っぽい箪笥にはかなり惹かれた。
置き場所が無いんですけどね。

通販も可能


展示では結局買わずに帰ったけれど、キャピックという販売サイトでも購入できるとのこと。


 

少年院に思いを馳せる



少年院のコーナーでは、レース編みのコースターの販売とか、手書きの文集などが展示されていた。

どういう気持ちで書いたか知らないけど、もしかして初めてゆっくり長い文章を書いた子もいたかもなぁとか考えた。

みんな几帳面な字だったのが印象的だった。


感じたこと

今日日、ニトリやIKEAなどで安価に気軽に家具を購入できるけれど、矯正展で買った方が社会貢献になるのでは?と感じる。

事件の一つ一つを考えると、「矯正展楽しかったー 」と呑気に言っていいのか少し悩んでしまうけれど、どの制作物も、作成途中は皆それなりに真剣に取り組んでいるはずなので、「結構良いものがあるなぁ〜」と、素直に言って良いだろう。

2024年にも新宿などであるようなので、また行こうと思います。


新宿の行こうかなー






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