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世紀の天体ショー

世紀の天体ショー、とネットがざわめく朝に、私も空を見上げました。異変を察知して近所の犬が吠えまくる、なんてことはなく、至ってフツーの朝です。

太陽の力がいつもより弱い気はします。でもそれが太陽の前を横切る月の影響なのか、それとも単に曇り空のせいなのか、はっきりしません。

天文学もネットもない時代に、教わらなければ気付けない、この微弱な変化を見過ごして一生を終えた古人たちのことを思います。

科学は、ときに神秘のヴェールを取り去る不粋さを内在しつつ、ときに神秘のヴェールで私たちを包み込んでもくれます。

どこかで、何かすごいことが、発見されるのを今か今かと待っている。

(カール・セーガン)

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