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ひねも’s散歩(御茶ノ水〜神保町)

親愛なる友だちへ、ひねもです。

御茶ノ水界隈に散歩に行くことが多い。

この街には楽器、レコード、古本、カレー、コーヒーと僕が好きなモノがたくさんあるのだ。

色々と紹介できればと思う。


カリーライス専門店エチオピア

昼の11:30に御茶ノ水駅到着。

この駅は僕が物心ついたときには改装工事をしていて、現在も工事中。

、、、いつか完成するのだろう。

まずは腹ごしらえ。

御茶ノ水〜神保町〜神田の辺りはカレー屋さんが多い。

400店舗くらいあるらしい。

僕は散歩コースによるがスマトラカレーの”共栄堂”か“エチオピア”に行くことがほとんど。

あとは稀に”キッチンカロリー”に行くかの3択。

今回はエチオピアに行こうと決めた。

カリーライス専門店エチオピア

創業は昭和63年。

店名の由来は最初はカレー&コーヒーの店で“エチオピアコーヒー”が評判だったためらしい。

なのでエチオピア風カレーを出しているわけではなく、独自のインド風カリーライス。

この日は本店ではなく御茶ノ水ソラシティ店へ。

オーダーはチキンカレーとアチャール。

チキンカレー¥920
アチャール¥80
ジャガイモ無料

まずサービスでジャガイモが出てくる。

これが硬めの食感で美味しい。

卓上にある特製スパイス塩を振りかけて食べる。おかわり無料。また頼めばマーガリンも貰える。

スパイスと野菜が満載のルーが特徴。

肉もよく煮込まれていて柔らかい。ビーフ、チキン、ポーク全て食べたことがあるがどれも素晴らしい。

いつ食べても美味しい。

ここの玉ねぎのアチャールが特に好き。

作り方を知りたいといつも思う。何が入ったらこんなに美味しくなるのだろう。

毎回食事と別に2人前をテイクアウトで頼んで持って帰る。

自宅で酒のアテにしたり、カレーのお供にしている。


楽器屋街

腹ごしらえの後は楽器屋街をブラブラ。

今は欲しいギターは特に無いが、見ているだけでテンションが上がる。

この日はとある店で70代くらいの上品なマダムがギブソンのチェリーレッドのレスポールとSGを弾き比べている場面に遭遇。

お孫さんに入学祝いかな?と思ったがどうやら自分が弾くらしい。

店員さんに色々と質問をしていた。

やりとりを全て聞いていたわけじゃないので、あくまで雰囲気からの推測だが

レスポールに惹かれているが予算的にはSG寄り。しかしその場合はヘッド落ちが気になる。どちらの場合もカラーの希望は木目が見えるチェリーレッドが良い。みたいな。

その風景がものすごくカッコよかった。

試奏している姿はコーデル・ジャクソンみたいだった。

そしてESPのパーツ売り場には必ず立ち寄る。

以前テレキャスターのパーツを探しに行った際に随分と相談に乗ってもらった。

別日にDANELECTROのネックジョイントビスを探しに行ったときには輸入代理店に電話をかけてくれたり、階下から現行品を持ってきてバラして確認してくれたりもした。

お店でリペアするわけでもなく、ネジなどのパーツを少し買っていくだけの安い客なはずの僕にもとにかく親切なのだ。

昨今ネット通販が主流になってきて、楽器屋さんに行っても細々としたパーツは取り扱っていないことが多い。

こういうお店はとても貴重なのである。

取り扱いが無いパーツでも秋葉原のあそこならあるかもしれないなど他店の情報まで教えてくれる。

この日はグレッチに使うコンデンサーを探しに行った。

色々と相談して3つ購入した。

オイルコンデンンサーとフィルムコンデンサー

喫茶店さぼうる

楽器屋街を探索し坂を下っていくと自然と神保町に着く。

古書店を巡る前にお茶休憩。

運良く並ばずに“さぼうる”に入れた。

1955年創業の老舗喫茶店。

周りに大学や予備校が多いので学生がよくサボりにきたから“さぼうる”なのだと大昔に聞いたような気がした。

しかし実際の店名の由来はスペイン語で“味わい”を意味する“Sabor”かららしい。

ブレンドコーヒー¥600

小上がりと真ん中と地下の3フロア構成。

無国籍な内装で不思議な雰囲気。

かなり久しぶりに行った気がする。

最近は@ワンダーの2階で瓶コーラを飲む事が多かった。


古書店街


メインの古本探し。

この日は墓場鬼太郎の3巻と稲垣足穂の一千一秒物語を探しに来た。

神田古書センター2階の夢野書店に行く。

持っているのとは仕様が違う復刻版だが3巻を無事にゲット。 

復刻版
持っているのと並べてみた

僕はコレクターではないので見た目は気にしない。読めれば何でも良い。

このお店は昔の漫画をたくさん取り扱っていて、漫画雑誌もある。

1968年のガロを見つけ鬼太郎が表紙、永島慎二の名前も載っていたので購入。

ガロ1968年10月号

どの漫画も個性的で素晴らしかった。

ちなみに永島慎二の漫画家残酷物語も探していたがこの日は見つからなかった。

お次は必ず立ち寄るブンケン・ロック・サイドへ。

音楽関連の古い雑誌や本に関して東京随一の品揃えのすごい店。

昔の音楽雑誌とか、ストーンズ関連の本だとか色々とここで買わせてもらっている。

次は長島書店へ(写真は撮り忘れました)

稲垣足穂の本がたくさん揃っていて、色々と悩んで(金額と収録作品諸々)こちらを購入。

初版再録本

幻想的な作品が多く、僕の中ではレイ・ブラッドベリと似た雰囲気を感じていて好きなタイプの作家の1人。

本体カバーに染みはあるが中は状態が良く外装ボール紙付きのが買えて満足。

読むのが楽しみ。


お次は澤口書店で文庫本を一冊購入。

不勉強で著者は存じ上げなかったが志賀直哉に師事されていた方とのことで面白そうだったので買ってみた。


そのあとは“豆香房”でコーヒー豆を購入。

最近は一丁前に手回しミルで豆から挽いて飲んだりしているのです。

神田ブレンド
豆香房ブレンド

好みを伝えてオススメされたこちらの2つを100グラムずつ購入。飲むのが楽しみ。

あとはファッション系の本を取り扱う”magnif”や、万年筆を買ったことがある”文房堂”、ミステリーやSF専門の”羊頭書房”やアメコミやミステリーが充実している”@ワンダー”などを回る。

どれも好きなお店。

目当てが無くても立ち寄るとヴィンテージのパルプマガジンなどが置いてあったり、古い映画のパンフレットが山積みになっているときなどがあったりして一応確認しないと落ち着かない。

今回は何も購入せず。


レコード屋

楽器屋でコンデンサー、古書店で水木しげる作品と稲垣足穂、コーヒー豆と欲しかったモノは全て購入できたのでラストはレコード屋へ。

ディスクユニオンお茶の水駅前店に行く。

去年からアナログDJを始めたのでレコード欲が高まっている。

狙っているレコードがあるわけではないのだが、入ると手ぶらで出ることはまずない。

30分くらい物色してジョンリーの2枚組とバディホリーのソロ2ndのLPとアートブレイキーとチャックベリーのシングルを購入した。

チャック・ベリーはA面MY DING-A-LINGでB面がなんとJOHNNY B. GOODE。どちらもライブ録音。

1972年CHESSリリースでUSオリジナル。傷だらけなので安かった。

オリジナルというのはやはり嬉しい。50年以上前にアメリカで製造されたレコードが海を越え時を超え様々な人の手を渡って日本の自分の手元に今ある。毎回不思議に感じる。

しかし、いつ聴いてもMY DING-A-LINGがチャックのキャリア唯一の全米ナンバーワンヒットというのが不思議。

バディ・ホリーはソロ名義の2nd。飛行機事故で亡くなってしまうのでキャリアとしてはラストアルバム。バンドの方が音は好みだがこちらも悪くはない。もっとたくさんの作品を聴きたかったアーティストの1人。


以上、僕の散歩コースの紹介でした。

ブラザー、シスター、行ってみてね!

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