210-リゾートホテルに泊まる一行 後編
そして夕食の時間になり、一行はビュッフェ会場に向かう。
美玖:さすがに混んでるか…
ゴールデンウィークということもあり宿泊客も多く、会場は人がひしめき合っていた。
一行は菜緒の車いすもあるので、会場から少し離れた一室を貸し切り全員でテーブルを囲む。
陽菜:取ってきていい?
美玖:いいよ、行ってきな
始めは末っ子組や芽実、陽世が取りに行く。
芽依:何にしようかな~…
芽実:トング貸して?
芽依:どうぞ
ぱ:…もう空っぽだわ
ひより:いや、ちょうど来ましたよ
そして五人が戻ってきて、入れ替わりで〇〇、好花、菜緒、美玖がビュッフェを取りに行く。
〇:お皿持ってて
菜:んっ
美玖:飲み物どうする?
好:…なんか盛りすぎた気する……(苦笑)
最後に愛萌、彩花、美玲、ひなのがビュッフェを取りに行き、全員で手を合わせる。
全:いただきます
陽菜:ん~、美味しい~!
ぱ:いくらでも食べれるわ…
〇:追加取り行きたくなったら言って?
菜:うん
◇
そしてお腹いっぱいになるまで夕食を食べたら、一旦部屋に帰る。
好:何持ってけばいい?
〇:ん~、アメニティはある程度向こうにあるみたいだしな…
二人はタオルと替えの下着を持って部屋を出る。
好:あっ、浴衣の貸し出しあるんだ…!
〇:ほんとだ…!
途中、浴衣の貸し出しを見つけ自分の浴衣を選ぶ。
好:これとか綺麗ちゃう?
〇:好花は何着ても綺麗だよ
好:ちょっと!…///
そして後ろから美玖たちがやってくる。
美玖:何いちゃいちゃしてんだよ(笑)
〇:(笑)
好:恥ずかしい……///
〇〇と好花は一足先に松泉宮に向かう。
〇:じゃあここでお別れだな
好:じゃあまたここで
〇:おう
男湯と女湯に分かれて暖簾をくぐる。
〇:ふぅ~……
服を脱ぎ、ハンドタオルを片手に浴場に入る。
(ザパーーッ)
掛け湯をして身体を洗ったら、湯船に浸かる。
〇:いい湯だな~🎶
◇
そして一時間ほど温泉を堪能したところで脱衣所に上がり、水気を拭き取って浴衣を着付ける。
〇:…そろそろ髪切らんとな…
ドライヤーで髪を乾かし、受付の近くに戻る。
〇:ほぇ~、夜も色々あるんだな…
夕方の焚き火の近くで、スモアやポップコーンが販売されていた。
好:〇〇、お待たせ…
好花の声に〇〇が振り返ると…、
〇:…色っぽい……
好:恥ずかしいって……///
しっとりと艶やかな好花が立っていた。
〇:…ポップコーン食べる?
好:ポップコーン?
〇〇がKUROBARを指差す。
好:おぉ、食べよ?
店:いらっしゃいませ
好:ポップコーンください
店:かしこまりました、
〇:それとスモアも二人分お願いします
店:はい、
そしてポップコーンとスモアを受け取り、焚き火に座る。
好:作って?
〇:はいはい…(苦笑)
〇〇はポップコーンを専用の容器に入れ、焚き火にくべる。
〇:スモアも同時並行で作る?
好:そっちの方が早く出来そうやもんな…
そしてマシュマロを焼き、クラッカーで挟む。
好:いただきま~す
好:…あふっ…!
〇:大丈夫?(笑)
好:ん~!おいひい~!
〇:いただきます
〇:んんっ、あふい……(笑)
そしてパチパチと音がしてポップコーンが弾ける。
好:そろそろ食べれそう?
〇:どうだろ?
静かに蓋を開け、中を確認する。
〇:食べれるかな…?
好:じゃあ食べよう
紙の容器に移し、一粒つまむ。
好:んっ、美味っ!
〇:最高だな…!
そしてしばらくポップコーンと焚き火の火を堪能する。
◇
好:ふぁ~…
〇:そろそろ帰る?(笑)
好:うん……
好花の欠伸を機に部屋に戻ることに。
好:ふぅ~
部屋に入って第一にベッドにダイブする好花。
〇:スキンケアする人~
好:は~い…
ベッドに寝転びながら手を挙げる。
〇:起きてスキンケアしなさい(笑)
好花は起き上がり、スキンケアをする。
好:よしっ、終わり…!
〇:…もう寝る?
好:大学のレポート書かなくてええの?
〇:別に明日以降で大丈夫
〇〇は部屋の電気を消し、枕元の間接照明だけになる。二人でベッドに入り、向かい合わせになる。
〇:好花、可愛いなぁ……
好:顔近いって…///
〇〇は好花を抱きしめ、至近距離まで顔を近づける。
〇:せっかくの旅行だし…、
好:もう……///
その後はご想像にお任せする〇〇と好花です。
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