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219-トラブルに巻き込まれる菜緒たち

ある日の午後、

菜:🎶〜🎶〜

菜緒はゼミを終えて帰路についていた。

エレベーターのボタンを押して乗り込む。

そして1階に着いて、出口に向けて車いすを走らせていたとき、

(ガタンッ)

菜:えっ…?

右側の車輪が動かなくなってしまった。

菜:何?

確認しようにも菜緒の視点からでは車いすの下がよく見えない。

通行人は菜緒を一瞥するだけで、特に手伝おうともしない。

菜緒はひなのに電話をし、ここに来てもらうことに。

ひなの:お姉ちゃん

未:大丈夫ですか?

菜:ごめん、見てもらえる?

未来虹は菜緒を持ち上げ、近くの椅子に座らせる。

菜:……どう?

ひなの:う〜ん……

ひなのが車いすの下を確認するが、素人目では何が原因か分からない。

すると、

※:そこ邪魔なんだよ、通路でやるなよ

ひなの:すみません…

通行人に怒鳴られてしまった。

??:…ちょっと兄ちゃん、こっち来ようか?

※:へっ…?

その瞬間、怒鳴ってきた男性が突如やってきたガタイのいい男性に髪を掴まれ、連れていかれた。

菜:…何だったんだろ?

未:さぁ…?

ひなの:……(笑)

ガタイのいい男性に見覚えのあるひなの。車いすに視線を戻し、原因を確かめる。

ひなの:…これかな?

ひなの:なんか紐が絡まってた

菜:あぁ……

未:取れる?

ひなの:たぶん…

そして無事、車輪が回るようになった。

菜:よかった…

未:じゃあ乗せますね

菜:お願い

すると、例の二人が戻ってきた。

※:ずびまぜんでじだ……

ひなの:(苦笑)

菜:すみません、ありがとうございました

??:いいえ、お気になさらず

ひなの:ありがとうございました

そして??は帰っていった。

菜:……あの人、誰だったんだろ…?

ひなの:(笑)…久美お姉ちゃんの彼氏さんでしょ

菜:そうなの…!?

未:強ぇ……(笑)

そして菜緒は二人と分かれ、家に帰った。



そして夜、

久:ただいま

菜:おかえり

久:菜緒、大丈夫だった?

菜:うん、大丈夫

久:よかった…

久:□□が一応学籍番号控えて、学務課に持ってったみたいだからとりあえずは大丈夫だろうけど…

菜:そこまでしなくていいのに…(苦笑)

久美の彼氏に助けられた菜緒たちです。

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