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214-ストーカー?に遭うすみれ

す:今日のお昼何にしようかな~…

ある日の大学の昼休み、すみれは大学近くの飲食街に来ていた。

す:ラーメンは昨日食べたばっかなんだよね~…

そうしてすみれは丼物屋さんに入る。

店:いらっしゃいませ、お好きな席どうぞ

すみれは席に座り、メニューを開く。

す:なるべく安いので…

ネギトロ丼を注文したすみれは、到着までスマホを弄る。

店:お待たせしました、ネギトロ丼です

す:ありがとうございます

料理が到着し、すみれは手を合わせる。

す:いただきます



そしてお昼ご飯を食べ終えたすみれが、お会計を済まし大学に戻っていると、

す:……。

(コツコツコツコツ……)

す:(……ん?)

(コツコツコツコツ……)

すみれの後ろをつける不審な影が…。

すみれは、同じ大学の人だろう、と特に気に留めず午後の講義に入った。



そして夜、バイトを終えたすみれがマンションの部屋に戻ってくると、ドアの前に紙袋が置いてあった。

す:何これ…?

中を覗くとおかずの入ったタッパーと手紙が入っていた。

すみれは部屋の中に入り、手紙を開封する。

『すみれへ

 たまたま東京の方に来る用事があったので、手料理置いていきます。
 コンビニ弁当とかばっかじゃなくてしっかり栄養あるもの食べなさいよ?

 お母さんより』

す:なんだ、お母さんか…(笑)

すみれはタッパーを冷蔵庫の中に入れ、お風呂に入る。



そしてお風呂上がり、すみれは母親に電話することに。

(プルルルッ、プルルルッ…)

宮母📞:はい、もしもし

す:もしもし、久しぶり

宮母📞:どうしたん?急に電話してくるなんて…

す:いや、手料理の入ったタッパーありがとう、って

宮母📞:何それ?お母さんそんなん送ってないで?

す:えっ……?

す;だってタッパーと一緒にお母さんからの手紙も入ってたし…

宮母📞:玄関のノブにでもかかってたってこと?

す:うん…

宮母📞:いや、お母さんだったら合鍵持ってるんだし、直接冷蔵庫に入れるわよ

す:えっ、じゃあ何これ…?

宮母📞:気味悪いなぁ…

怖くなったすみれは冷蔵庫に入れていたタッパーをゴミ袋に入れて、翌日のゴミ収集に出した。



そしてその日の夜、すみれが部屋に帰ると、

『せっかくの料理 捨てないでよ』

とマジックで書かれた紙が部屋のドアに貼られていた。

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