212-事故現場に遭遇したひよりと芽依
ひより:学校行きたくないな〜…
芽依:生徒会長がそんな調子でどうすんのよ…(苦笑)
4連休明け、ひよりの学校に向かう足取りは重かった。
ひより:なんかまとめて連休欲しいよね~……
芽依:まとまったらまとまったで行く気失くすくせに……(笑)
そんなことを話ながら歩いていると、
(バンッ……!!)
ひより:(ビクッ)
芽依:何?
爆発音のような音がして、二人は音のした方向を見る。
ひより:…行ってみる?
芽依:…ひよたんに任せる
二人は恐る恐る、音のした方の様子を見に行く。
すると、交差点で電柱に乗用車が突っ込んでいた。
ひより:うわぁ~……
芽依:ひよたん、救急車呼んで
ひより:うい
ひよりはバッグからスマホを取り出し、119番通報をする。
119📞:もしもし、火事ですか?救急ですか?
ひより:救急です
119📞:どうしましたか?
ひより:電柱に乗用車が突っ込んでいます
119📞:分かりました、近くの救急車をそちらに向かわせますので、住所をお願いします
ひより:住所……、※※町の※※っていうお店の近くです
119📞:分かりました、このまま繋いでおいてもらえますか?
ひより:はい
◇
しばらくして救急車とパトカーがやってくる。
救急隊員:お待たせしました
芽依:こっちです
救急隊員が救助作業を行っている間に、芽依とひよりは警察から事情聴取を受ける。
ひより:学校に登校する途中に爆発音のような音が聞こえて、音のした方に様子を見に来たらこんな感じで…、
警察:そうですか…、分かりました、お二人は学校があるでしょうし、このまま行っていただいて大丈夫ですよ
ひより:分かりました、
芽依:失礼します
二人は現場を後にし、学校に向かう。
◇
ひより:遅くなりました
芽依:遅くなりました
先:警察から事情は聴いてるから大丈夫
教室に到着し、二人は席に着く。
◇
そして放課後、二人が例の事故現場に向かう。
ひより:…なんか綺麗になってるね……
芽依:そりゃあね、じゃなきゃ交通が麻痺するわ
ひより:(笑)
事故現場に遭遇したひよりと芽依です。
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