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ノロ(ミジンコ)

2023年7月30日。
徳島のおばあちゃんちに行く途中、滋賀県立琵琶湖博物館の「昆虫採集」のイベントに参加しました。

少し早く着いたので、博物館の裏にある琵琶湖を見に行きました。

琵琶湖

釣りをしているおじさんと少し話をしていたら、博物館の展示用にノロ(ミジンコ)を採集にきたお姉さんがいたので、ノロを一緒にとらせてもらいました。

ノロ $${Leptodora  richardi}$$
双殻目そうかくもく ノロ科

ノロはミジンコの仲間で最も大きな種類で、メスは2cm近くになります。

プランクトンネットを琵琶湖にしずめます

朝、ノロは少し深いところにいるようです。
琵琶湖にプランクトンネットを沈めて、ゆっくり引き上げます。

ネットの下の容器にプランクトンが入ります

ネットの下の容器には、たくさんのプランクトンがはいった水がたまります。
そのままだとすぎるので、琵琶湖の水でうすめます。

採集した琵琶湖の水

ケースの中のノロは本当に透明で、まったく見えません。
博物館に展示してあるノロは、2日くらいで死ぬそうなので、毎日新しいノロを捕まえているそうです。

琵琶湖博物館のノロの巨大模型

博物館にはプランクトンを観察できるコーナーがあります。
お姉さんが採集したノロもここで観察できます。
※下の写真は2022年のものです

ノロを見ることができます

下はおばあちゃんちに行った後、撮影したノロです。
大きさは8mmくらい。

ほぼ見えない

水滴すいてきに閉じ込めて上から光を当てます。
透明とうめいすぎて見えません。
赤い矢印の先にある黒い点が複眼ふくがん、水滴の右側からはみ出しているのが第2触角です。

光を横から当てると少し見えます

光を横から当てたりいろいろ試したら、少し見えました。
それでも分かりにくいので、動画をアップします。

下に、Wikipediaのノロの写真を貼ります。
※動画と同じ向きになるように、写真の上下を反転させています。

ノロ(写真の上下を反転させています)

ノロはからのない、小エビのような形をしています。
たくさんある脚で、他のミジンコを捕まえて食べます。

透明すぎるノロは見えましたか?

昆虫採集のイベントの事が書けなかったので、次回にまとめます。

おしまい


下は、琵琶湖博物館のホームページです。

下は、前に書いたノロの記事です。


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