Hinata

埼玉県にすむ中学1年生です。 生き物が好きです、特に水生昆虫にはまっています。 休み…

Hinata

埼玉県にすむ中学1年生です。 生き物が好きです、特に水生昆虫にはまっています。 休みの日は、いろんな川や沼で虫を探しています。

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僕が1年間で飼育した176種類の生き物 ~2024年5月

僕が、この1年(2023年6月~2024年5月)に飼育した生き物をまとめました。 はじめに、僕の大好きな水生昆虫から紹介します。 水生昆虫 (72種類)まずは、<ゲンゴロウ科>です。 ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ) クロゲンゴロウ シマゲンゴロウ ハイイロゲンゴロウ オオヒメゲンゴロウ マルガタゲンゴロウ クロズマメゲンゴロウ ヒメゲンゴロウ コシマゲンゴロウ マメゲンゴロウ モンキマメゲンゴロウ キベリマメゲンゴロウ ケシゲンゴロウ ヒメケシゲ

    • マダラケシカタビロアメンボ

      2024年5月。 近所の公園の池で捕まえたマダラケシカタビロアメンボを観察しました。 マダラケシカタビロアメンボ $${Microvelia reticulata}$$ カメムシ目 カタビロアメンボ科 大きさは1.5mmくらい。 水面をよく動き回ります。 家の水槽でトビムシをあげてみたら、口吻を刺されたトビムシがすぐに動かなくなりました。 今度は、ダニをあげてみます。 やっぱり、刺されたらすぐに動かなくなってしまいます。 マダラケシカタビロアメンボは、毒を持ってい

      • ヘリグロミズカメムシ

        2024年5月。 近所の公園の池で、ヘリグロミズカメムシを捕まえました。 ヘリグロミズカメムシは、止水域の水生植物が多い場所の水面を歩いています。 ヘリグロミズカメムシ $${Mesovelia thermailis}$$ カメムシ目 ミズカメムシ科 大きさは、2~3mmくらい。 アブラムシみたい。大きさも色も。 同じカメムシ目だし・・・ただし肉食。 オスがいなかったので、メスの特徴(※)を顕微鏡で確認しました。 ※腹部腹面の先にある長い突起 次回、オスを採集して

        • 森の学校キョロロ「ゲンゴロウ相調査」

          2024年4月20日。 新潟県「森の学校キョロロ」で行われた「ゲンゴロウ相調査」に参加しました。 ※通常、森の学校キョロロでは、生き物は持ち帰ることはできません 当日は、よく晴れていて暖かい日でした。 午前10時に集合、最初に調査方法や注意事項の説明があって、毒ビン(※)が配られました。胴長に着替えて調査開始です。 ※毒ビンとは、昆虫に有毒な薬品を染み込ませた脱脂綿が入っていて、採集した昆虫を入れるビン 調査する場所は、キョロロの広い敷地の中にある池や田んぼ、用水路、

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        僕が1年間で飼育した176種類の生き物 ~2024年5月

          カタツムリを食べるヨツボシケシキスイ

          2024年4月。 飼育しているヒメマイマイカブリに、カタツムリ(ウスカワマイマイ)を与えたとき、同じケースで飼育していたヨツボシケシキスイが集まってきて、カタツムリを食べたので記録を残します。 ヨツボシケシキスイの飼育について 本来、ヨツボシケシキスイの成虫は、樹液や腐った果実を食べて暮らしています。僕は昆虫ゼリーを与えて飼育しています。 ヨツボシケシキスイ $${Librodor japonicus}$$ コウチュウ目 ケシキスイ科 最近飼育を始めた、ヒメマイマイ

          カタツムリを食べるヨツボシケシキスイ

          ミゾナシミズムシの季節消長

          2024年4月。僕は中学1年生になりました。 僕は、去年、水生昆虫の報文や論文をたくさん読みました。 絶滅危惧種や準絶滅危惧種の調査報告の中に、その地域の個体の季節消長(※)を調べた結果が載っていることがありました。 ※季節ごとの個体数の増減の傾向 「こんな調査を僕もやってみたい!」と思い、この4月から1年間、近くの池にいるミゾナシミズムシの季節消長を調べる事にしました。 ミゾナシミズムシ $${Cymatia apparens}$$ カメムシ目 ミズムシ科 ミゾナ

          ミゾナシミズムシの季節消長

          ニッポンセスジダルマガムシ

          2024年3月。 神奈川県のHさんと一緒に、埼玉県のニッポンセスジダルマガムシ採集に行きました。 ニッポンセスジダルマガムシは、水が染み出ている岩壁に生息している水生甲虫です。 ニッポンセスジダルマガムシ $${Ochthebius nipponicus}$$ コウチュウ目 ダルマガムシ科 現地について、水がしみ出している岩壁を探します。 ただし、かなり高い場所もあって、登るのをあきらめる事もありました。 1時間以上探しても、全然見つけられませんでした。 時間がど

          ニッポンセスジダルマガムシ

          ヒメマイマイカブリ

          2024年3月。 埼玉昆虫談話会のライトトラップに参加しました。 日が暮れるころ現地に着いたら、談話会の佐々木さんがライトトラップの準備をしてくれていました。 ライトトラップに昆虫が来るのを待つ間、周辺で虫を探しました。 僕は木に穴を開けてしまうカシノナガキクイムシ、木くずの中で冬眠していたヨツボシケシキスイ、アカコメツキなどを採集しました。 しばらくして、佐々木さんがヒメマイマイカブリを捕まえて、僕にくれました。初めて見たので嬉しかったです。 ヒメマイマイカブリ $

          ヒメマイマイカブリ

          セスジガムシの生息調査

          2024年3月20日。 水生昆虫の研究者の岩田さん、昆虫ハカセの加藤さんと一緒に、埼玉県のセスジガムシがすむ池の生息調査に行きました。 午後からは雨の予報だったので、午前中に大急ぎで探します。 目的の池は、冬の間に水を減らして水たまりのようになっていました。 たくさんの泥と枯葉が堆積していて、歩くのが大変でした。 油断すると、ひざの上まで足がめりこみます。 寒い季節のセスジガムシは、浅瀬の泥の中などに潜っています。 この日の池の水温は9.5℃。 岸際の泥を何度も踏んで、

          セスジガムシの生息調査

          タモロコ

          今日は、タモロコを紹介します。 タモロコは川や湖などに生息しています。 タモロコ $${Gnathopogon elongatus}$$ コイ目 コイ科 別名でミゾバエ、スジモロコなどと呼ばれることがあるそうです。 僕は、小さい個体(4.5cmくらい)と、大きい個体(6cmくらい)を飼育しています。 ※写真は小さい個体です。 上の写真は、飼育している水槽です。 同じ水槽に、フナとヌマチチブ、ドジョウ、ゲンゴロウ、クロゲンゴロウがいます。 川魚のエサをあげていますが

          タモロコ

          タガメの捕食

          2024年3月の暖かい日。 タガメがいつ越冬から目覚めてもいいように、エサ用のドジョウを入れました。 すると、もう起きていたのか、すぐに飛び掛かって食べ始めました。 がっちりと掴んで離しません。 とがった口吻を刺して獲物の中身を溶かして吸い取ります ただし、この次の日からしばらく寒いが続いたので、タガメはまた冬眠状態(※)になってしまいました。 ※水底であまり呼吸管を出さずにじっとしている状態 もっと暖かくなったら、いろいろなエサをあげてみたいです。 おしまい

          タガメの捕食

          キボシカミキリ

          今日は、キボシカミキリを紹介します。 2023年の夏、家のイチジクの苗木に付いていたキボシカミキリの飼育を始めました。 キボシカミキリ $${Psacothea hilaris}$$ コウチュウ目 カミキリムシ科 イチジクはお母さんの育てている植物だったので、代わりに桑の葉っぱや枝をエサにあげていました。 冬になって、桑の葉っぱがなくなってきてからは、枝だけを与えました。 寒くなっても、食欲はあまり減らずに、上の写真のように毎日、桑の枝を食べていました。 ※寒い所に

          キボシカミキリ

          テナガエビ

          2024年2月。生き物のエサを捕りに、家の近くにある水辺に行きました。 スジエビやヌマエビ、小魚を捕まえていたら、 中にテナガエビの子供が混じっていたので、飼育することにしました。 テナガエビ $${Macrobrachium nipponense}$$ 十脚目 テナガエビ科 成体の体長は9cmくらいになります。 うちの子の大きさは、まだ4cmくらいです。 額角(頭にあるギザギザのついた葉っぱみたいな突起)が、触角鱗の長さと同じくらいで、上のトゲが11本、下のトゲが

          テナガエビ

          シマゲンゴロウの越冬

          2024年1月、水槽にいたシマゲンゴロウを越冬のための容器に移しました。 去年の秋、寒くなってきた頃、シマゲンゴロウの越冬方法を調べていた時、水苔の中で陸上越冬させると良いと知りました。 僕はシマゲンゴロウを7匹飼っていたので、4匹は陸上越冬、3匹は水中のまま様子を見る事にしました。 ただ、先月、水中の3匹のシマゲンゴロウたちがエサを食べなくなり、元気がなくなって(※)きたので、陸上越冬に切り替えました。 ※後脚が動かなくなって、前脚がギリギリ動くくらいに弱っていました

          シマゲンゴロウの越冬

          ホトケドジョウ?

          今日はドジョウの仲間を紹介します。 上は、たぶんホトケドジョウです。 ホトケドジョウ $${Lefua echigonia}$$ コイ目 ドジョウ科 大きさは、5.5cmくらい。 水槽を掃除しているときに写真を撮りました。 エサをたっぷり食べたので、お腹がぽっこり膨らんでいます。 タガメのエサ用に買ったマドジョウの中に1匹だけ、他のとは違う特徴の子が混ざっていました。 だから、正しい種類が分かりません。 エサを買ったお店には、ホトケドジョウも売られているので、間違

          ホトケドジョウ?

          埼玉県北本市におけるセスジガムシの再発見

          「寄せ蛾記」は、埼玉昆虫談話会が3か月おきに発行している会誌です。 埼玉県内の昆虫相に関わる内容がまとめられています。 2023年12月31日に発行された190号に、北本自然観察公園の昆虫採集体験で僕が捕まえたセスジガムシのことが、報文として載りました。 ※北本自然観察公園は動植物の持ち帰りはできません。 セスジガムシ $${Helophorus auriculatus}$$ コウチュウ目 セスジガムシ科 埼玉県北本市では、36年ぶりの再発見だったそうです。 最初、よ

          埼玉県北本市におけるセスジガムシの再発見