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好きでなくても上手になれる

こんにちは。
社会福祉士、精神保健福祉士のぽこです。

いつもは「です」「ます」調で書いていますが、今日は「である」調で書いてみます。

◇ガンガラーの谷

先日、沖縄県のガンガラーの谷というスポットを訪れた。
その谷はガイド引率が必須のスポットのため、事前に予約をして行った。

そのスポットは、手付かずの自然を大切にしている。
大きなガジュマルはもっと根を伸ばそうと枝を垂れ下げ
様々な形をした南国ならではの葉っぱが広がる姿を
直近で見ることができる。
手付かずの自然というだけあって
毒や棘のある動植物があったり
足元が真っ暗な洞窟があったりと
ガイドさんの引率なしでは出口まで辿り着けそうにない「ガンガラーの谷」。
そのガイドさんが、とにかくすごかった。

枝を垂れ下げ、地面に到達するとそこに新たな根を張るガジュマル。
1番大きなガジュマルの木


・「この人にガイドされたい!」と思わせる

当日ガイドしてくれたのは、若い男性スタッフだった。
山形の農家出身という自己紹介から始まるそのガイドの引率は
「またこの人からガイドを受けたい!」
と思わせる面白さだった。

マニュアル通りの説明は十分にこなしつつ
参加者の「これなんだろう?」に瞬時に反応するガイドさん。
ガンガラーの谷のことを深く深く理解している。
そう感じさせる素晴らしいガイドだった。

谷の中には、人が入れるような大きさではない洞窟や
滑りやすくて危険な箇所など
ガイドツアー中に入ることができないスポットが複数ある。
どう見ても人が入れるような洞窟ではないのに、
そのガイドさんは入ったことがあるらしい。

自分が説明する場所の全てを、自分の体で確かめてからガイドしているのだ。

・「好きなんだろうな」と思わせる凄さ

このガイドさんを見て、こう思った。
「この人はこれが好きなんだろうな」
「この人にはこれが向いてるな」
そう思わせることのできる人は、すごい

実際そのガイドさんがそのガイドという職を気に入っているか。
この仕事が好きかどうかなんて私にはわからない。
でも、そう見える人はすごいなと思う。

好きな仕事をしているように見える人の中にも、
実は本当にやりたいことを諦めて今の仕事をしている人がいるかもしれない。
でも、「好きなんだろうな」
そう思わせる人の、今の仕事に対する仕事は輝いて見える。
つまらなそうに働くより、私はそっちの人間でありたいと思う。

・どんなことにも情熱を注げる

「情熱」「パッション」
そう聞くと、心から好きなことをすることだと思ってしまう。
しかし今、情熱と好きは必ずしも両立する必要はないのだと思う。
その人の好き嫌いに関係なく、十分に物事を深めてさえいれば、自然と情熱が湧き出てくるものだ。

今までは、好きなことにしか情熱を捧げないと思っていた。
しかし、情熱に必要なのは「好き」という気持ちではなく
深い知識量や経験量なのかもしれない。
好きなことが見つからない=やる気が出ない
情熱を注ぎたいことが見つからない=情熱が湧かない
そう思っている人へ。
まずは今やっていることに対して、もっと取り組んでみてはどうだろう。
その行為が好きかどうかは問わない。
好きこそ物の上手なれと言うけれど、好きでなくても上手に成ることはできる。
だから、無理に好きを探さなくても大丈夫。
そんなことを感じさせてくれたガイドツアーだった。

沖縄に行くことがあれば、ぜひ。
では、また💐

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