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《一年3セットの服で生きる》

noteを通して、あきやあさみさんの存在を知り
早速、本を1冊読んでみました。
《一年3セットの服で生きる》

うーん。面白い!

数年前からわたしが考えていたことに近い部分もあり
様々な質問に答えることで新たに見えてくる箇所もあり
たいへん興味深く拝読しました。

数年前から考えていたことというのは
「洋服は、自分の価値観に似合うモノを着ている時が楽チンである」
ということで、年齢も外見も飛び越えたところにあるものを軸に持つ方が
買い物しやすいし、服選びも考え込まなくてすむなぁ…という気がしていました。
「わたし」を表現する「衣装」だと思えば
人の意見に影響される割合も減りますし
なにより、自分が納得しているので日々、気持ちいい。
そこが大切なのではないかと。

過去にわたしが洋服迷子になる時の理由は
「年齢に似合う服がわからない」
「人から似あう似合わないと言われる規則性が見えない」
という二つが大きな原因になっていました。
考えても答えなど見つからないはずです。
なぜなら、最初からその問いに対する答えは無いからです。

年齢を重ねると、ファッションを楽しまなくてすむ理由の方は
どんどん増えていきます。
「若い時なら着られたけど」
それはあまりにも寂しいセリフです。

「未来はもっとよくなる」
「この先自分の価値は上がっていくんだ」
という言葉を根底に刷り込んで
高まっていく自分の希少性に合う服を探しているうちに
わたしは洋服迷子を脱却しました。

洋服を買う店はほとんど変わらず
お気に入りのセレクトショップとか
UNIQLOも行きますし
ハイブランドのショップのウィンドウもよく見ます。
Instagramで世界の女性たちのファッションを見たり
YouTubeで男の子たちの着ている洋服を見たりして
「これに似てるもの探そう」とか
「この色とこの色って合わせるとこう見えるんだ!」
という発見を楽しんだりしています。

出掛ける場所や目的に合わせてテーマを決めて服を選ぶと
一日気持ちよく過ごすことが出来ます。
ある程度、コンセプトが決まってからのバッグや靴選びは
タブーな物を知っているので、とても選びやすくなりました。

これまでの
「同年代で素敵なファッションのひとの選んで着ているブランドのものを身に着けて安心する」
という亡霊のような服選びから
「自分の好きなものを着る」スタイルに変化した後は
服を話題にするために新しいものを着て出かけたり
アクセサリーも「なんにでも合う無難なもの」は選ばなくなったり

明日、何を着ようかしら?と思う時間が
心から楽しいと思えるようになりました。

ちなみに
わたしは色を重視する傾向にありますので
大筋、この色の組み合わせを中心に洋服を選んでいます。

◎わたしの心のロングラン◎
ピンク&グレー

◎心の色を映すカラー◎
ブルー&イエロー(ゴールド含む)

バッグや財布などの小物は
この色のどちらかに合わせるか
グリーンにすると、ちぐはぐになることもなく
朝、慌てていても短時間で選択できますので助かっています。


洋服選びについて
なんとなく自分自身の気分が上昇している時期に
あきやあさみさんの本を読み
新たに自分の中に取り入れたことは
『なりたい自分』に似合う服を探す作業です。

これまで、いつも素敵な服を着ている女性に出逢うたびに
(幸いなことに周りに素敵なかたがいっぱいいらっしゃるので!)

「あのかたの容姿だから似合うんだよね…」
と、そっと片づけて諦めていたワタシ。


◎ドラマティックな女性的なファッション
ロングスカートにショールにハット

◎ネイルと巻き髪も美しい黒と紫を主体にしたコーディネイト

◎海と太陽が似合うような
デニムに元気印のトップスを合わせたカジュアルなファッション

◎大胆に色を組み合わせた異国情緒あふれる
ワンピースと大ぶりのバッグの組み合わせ

◎常にキャメルのAラインのワンピースを主軸に
少女のような小物を合わせて、物語の主人公のようなファッション


どのかたも、みんな
その服を着ているとその人なんだと認識してしまうような
制服化に成功されていらっしゃるかたばかりでした。

個性的でありながら、集まりの中で浮いていない。
ちゃんとその場所に合ったテイストの物を選んで着ています。


あきやさんの本を読んで
あらためてひとりひとりを思い浮かべてみました。
もし、彼女がその服を着ていなかったら
彼女たちが無難にまとめた洋服を身にまとっていたら…

想像してみると
もちろん似合わなくはないけれど
そのひとらしくない楽しくもない結果になってしまうのでは…

たぶん、その女性たちも
最初からそういうキャラクターだったからその服を着始めたのではなく
何かに強い憧れを抱いて(実在してもしていなくても)
その憧れ像に似合う服を選んでいるうちに
今のファッションに辿り着いたのかもしれません。

そのあたりの経緯を
次にお逢いしたらご本人から聞いてみたいです。^^


わたしも、TPOや財力の縛りがなかったら
こんなふうになりたい!
という自由な発想で

憧れのファッション
好きな服
なりたい自分を模索してみようかなぁ!と思います。

現在のところ
わたしの理想とするのはジェーン・バーキン。

ナチュラルでシンプル、上質な洋服を
あの笑顔で子どものように気崩す自由な雰囲気が大好きです。

もしもわたしにお金の制約がなければ
今すぐにでもバーキンのバッグを購入したいですね。
グッチの小さめのバッグも欲しい!
それを提げてトコトコ冒険に出掛けたいです。


こうして書いていて
ふと思い出しました。

わたしの小学生の頃に愛読していた本の一冊は
『ハリスおばさんパリに行く』でした。

掃除婦をしている中年の女性が
「クリスチャンディオールのドレスがほしい」
という一念で、節約して貯金をしてパリに行き
ディオールの店に向かうという愉快なストーリーでした。

映画にもなりました。

ハリスおばさんは
その願いを持ったことで、人生が大きく展開していきました。
夢を表現したことで、その夢に似合う人たちに出逢うことができたから。


わたしも、素直に大胆に夢を描いてみようかな!




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