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堀口珈琲 飲み比べからイッブへ

堀口珈琲の《飲んで学べるスペシャリティーコーヒー》第一弾
生産国 東アフリカ篇
4種類の珈琲豆を飲み比べるこの企画は
これまで「好き嫌い」の気分だけで豆を選んできたわたしにとって
かなりのカルチャーショックでした。

豆の品種や、焙煎の仕方
豆の生産地の様子など、知識を増やしてから飲み比べをすることによって
これまでとは格段に違った味わいを感じることができました。

想いを馳せるということが
食文化には大切な要素になるのだなぁ….
とあらためて実感したことでした。

また、好きな味を見つけることによって
堀口珈琲で豆を購入する際にも
「この地方のこの豆が好きです」
とスタッフのかたに告げることができるようになったので

「その豆が好きなら、このブレンドがおすすめですよ」
とか
「今季のこの豆は特に仕上がりが良いですよ」
など
一段深いところでのアドバイスもいただけるようになりました。

ブレンドにも種類は数多くありますので
様々な組み合わせについて豆の名前で聞くことによって
香りや後味の違い、温度が下がってからの味わいなど
ブレンダーが計算しつくした感動の演出を
なるべく正確に受け取りたいと
五感を研ぎ澄ます時間も、リッチな感じがします。


今回、4種の飲み比べから派生して
イェメンのイッブナチュラルという不思議な味わいに辿り着きました。

苺や洋酒を想起させる
摩訶不思議な香りを持つ珈琲豆です。

好き嫌いはハッキリと分かれそうな味わいです。
実際、職場の珈琲好きの上司には、不評でした。
わたしにとっては、アロマのような癒しの効果がありました。

安定しない生産国の現状や
その土地の伝統
輸出に至るまでの若者たちの苦労など
これは簡単ではなかったろうなぁ…
と感じてしまうような複雑な味わいです。

チャンスがあったらぜひ、味わっていただきたい珈琲です。


堀口珈琲の飲み比べシリーズ第二弾は
ウオッシュトとナチュラル編でした。

この第二弾の期間中
わたしはダンスイベントの準備のピークを迎えており
他の事に頭が回らずにおりました。
日々の珈琲は、冷凍庫に入っている豆を
出して挽いて飲むのが精いっぱいでした。

というわけで残念ながら
第二弾の学びには触れられないまま終了。
第三弾を楽しみに待ちたいと思います。


詳しい知識が増えると
生活に取り入れるものに愛着が湧いてきます。

大雑把に
『珈琲』と呼んでいたものにも
個人名があり
生まれてから今日までの、それぞれの物語がある。


毎日でなくても
たまに、珈琲の物語を味わってみることで
日々は、より豊かになるように感じています。





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