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めずらしく我儘言わせていただいても良いでしょうか?

こんにちは。程嶋日奈子です。
SNS等では明るく楽しく入院生活について書いてまいりましたが、昨日主治医から、手術の結果私のがんは二期以降であることが分かったと聞きました。
ステージの確定などは今月末だそうです。またか・・・!!と言う気持ちも強いですが、もう何も確かなものなどないんだな、、、と覚悟を決めました。

昨日相談に乗ってくれた皆様、ありがとうございます。
それに訳もわからずfacebookの「私を褒めてください」投稿に答えてくださった皆様。ありがとうございます。理由がこれです。

おかげで腹決まりましたよ。

卵巣がんで二期以降、抗がん剤が効きやすいタイプのがんということ、
目に見えるがんは手術で取り除けたこと、と言うのはわかっています。
化学治療、つまり抗がん剤治療に入り、現時点では8月まで体が影響を受けることになります。

因みに、結構厳し目の症例も多く、そもそも死亡率が高いがんと言うこと、副作用についてもがん研のドキュメントなんかも調べてもう知ってます。
「友達が同じ病気で亡くなった」「辛い思いをした」「ここから大変ですよ・・・」と言う情報はいりません。たまにDMでいただきますが申し訳ありません。それを受け取っても私も辛いだけです。

副作用については人によってまちまち、投薬日も目安で(曜日は固定になるらしいですが・・・)血液の数値とか次第らしいし。
そもそも「通い」と言う話だったのに一回めは入院での投与になるらしいし(言っといて欲しかった・・・)
三期以降だったら8月じゃ完全には終わらないらしいし・・・。(これも昨日知って発狂するかと思いました)


本当に確かなものなんか何もなくて・・・。唯一わかることは、

みんなとまた良い音楽がやりたい

これだけです。

いま私の中で確かなのは日常のライブ活動に復帰したいという気持ちだけです。
これだけ自分の仕事に執着できるのはむしろ本当に幸せなことです。

入院中、たくさん新しいブッキングのオファーをいただきました。
「抗がん剤治療中かもしれないのですが。」と言う前置きをしてお受けさせていただいております。初出演のお店などもあるので4月の1回目の投与結果次第でまた皆様と連絡をとっていきたいですが、とにかく抗がん剤を一回打ってみないとわからない。

8月まで全てのライブをキャンセルすることも考えましたが、そんなことをしてずっと家で抗がん剤と闘うのは辛すぎるし、そもそも8月で終わるかわからない。

なら私は「やりたい」と言う自分の気持ちに賭けたいです。

もしかしたら皆様にご迷惑をかけるかもしれませんが、影響を最小限にとどめるべく、最善を尽くします。ライブの準備も今までより余裕持って、ショーとしての質を落とさないように努力します。
そして自分が楽しみたいと思っています。

と言うわけで、現在決まっているスケジュール。一旦このままにさせてください。近くなったら状況を確認していきますし、ご不安なリーダーの方は早めにブッキングを変えてくださっても大丈夫です。

まずは今月6日に退院し、体力回復に努めて、予定通り23のclub tから復帰します。そして25日には一旦の復活ライブ。程嶋トリオです。

3/23 六本木club t (詳細未定)

3/25 (金)程嶋トリオ@池袋アップルジャンプ
程嶋日奈子(bass)堀秀彰(piano)秋葉正樹(drums)
Open 19:00 Start 19:30 (22:00終演予定)

3/26 立川ジェシージェームス

3/30 亀有Jazz 38

4/1 高木里代子 トリオ 吉祥寺MEG 

ここまでやって再び4/4に入院。8日までに抗がん剤の福作用を見つつ退院、となります。

この我儘を是非、許してください。

演奏したいんです。
また書きますね。



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