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善意のパスはちゃんと返ってきました。-11回目の3.11

2011年3月11日 14時46分18.1秒、東日本大震災。
もうすぐあの日、あの時から11年です。

トップの写真。オリジナルはもう少し解像度いいものあるはずなのですが、今年はちょっと私も手術後療養中でして、Facebookの過去の思い出からでてきたもので失礼します。こちらは津波で被災した地域を演奏と楽器寄付をしながら回った、第一回ミュージックキャラバンの最終ライブの後にとった写真。2011年の7月22日です。

https://youtu.be/n5TEM90TREM?t=481


この時期になると思い出しますが、このときのMistyは本当に素晴らしかった。なんというか、真さんがもちろん素晴らしいんだけど、あの場所とかいろんなものが本当に素晴らしかった。
音楽をやってきた意義というのをあれほど深く感じた瞬間は今までなかった。得難い体験。
動画はふんばろうの初代岩手支部支部長(かな?)の三好さんがとってくださっています。

写真に写っている田原君は残念ながらもうお会いできない人になってしまいました。

そして私もまた今がんという大病と戦っています。

実はこの時期に一緒に東北に行ってくださった諏訪太鼓さんや、仙台、気仙沼、石巻、そのほか宮城県・岩手県の方から、コロナ禍や今回の闘病においてたくさんの応援をいただいております。

以前萩庭さんの"Your Eyes Only"で、私震災とその後のMusic Caravanや芸術家たちの新しい活動や価値感を探る「にはたづみ」での活動から得た教訓としてこんなことを言っています。

「それまでは、自分が何かすることによって、相手から何かを得るという考え方がベースにあったんです。でも利益を求めず、誰かに何かをしてあげることが連鎖すれば、世の中はもっとハッピーになる。そのハッピーが繋がっていく。ギブ&テイクじゃなくて、行為や善意を次の人にどんどんパスしていこうという考え方です。私が尊敬していて、この活動を一緒に支えてくれたピアニストから学んだもので、大元は〝贈与の経済学〟とか言うんですけど」

今回、一回目の手術・入院費用を本当にたくさんの方に助けていただいて、おかげでなんとか療養生活を送っています。「ああ、自分にもパスをくれる人がいるんだ」ととても感慨深い思いです。

もしよろしければ「善意のパス」こちらの記事が出所ですので読んでみていただければ幸いです。

実は現在IBM時代の同期が別の企業で復興庁関連の仕事をしていて次の週末は本来私福島にいるはずでした。手術後でそれがかなわなかったのが悔やまれる・・・。
2019年のMusic Caravanはコロナの影響で中止にしてしまったし。
元気になったらまだまだ東北にも行きたいです。
昨年石巻のお寺の住職に東京のライブでお会いできたのも何かの縁。
Music Caravanについてはこちらのマガジンをご覧ください。
現在は東北で頑張る若手たちの活動を紹介したり、東京からお客様を震災遺構などにご案内するフェーズに入っております。

私の闘病についてはこちら。

諸々の活動への応援は
ノートの「サポートする」からありがたくいただいております。
CDのオンラインショップはこちら

4月から抗がん剤治療に入るため、少しでも応援をいただけたら嬉しいです。次の発送は3/20ごろとさせていただく予定です。

いろいろ書いてきましたが、
本当に多くの方が亡くなってしまった日。
心を込めて黙祷したいと思っています。

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