がんという病気は人生のつけを払っているような気さえする。
JazzBassistの程嶋日奈子です。
現在卵巣がん手術後の闘病中です。現在入院8日目、手術から5日目。
noteからの「サポート」嬉しくいただいております。
各種SNSリンク、オンラインショップはこちら
これまでのnote記事です。
病院の眠りは浅いのか、寝付く度に結構いろいろな夢を見る。
今日は2時~はいつも一緒に六本木で活動しているシンガーさんやピアノの里代子と渋谷のクラブに大挙して遊びに行く夢。
そして、3時~、4時~と二本立てで、
なぜか道玄坂あたりのチェーンっぽいうどんやさん??居酒屋やさん??で一人で有線かなんかの演歌を聴きながら熱燗を飲んで泣く。という夢だった。
謎。どっちもリアルには絶対ない。
でもこの夢から覚めたあと二回とも夜中に病院でさめざめ泣いた。
いよいよ弱ってるな・・・、とも思ったが、
変な話、この病気が発覚してから初めてこんなにゆっくり泣いてちょっとすっきりした。
二本目の夢では多分これが流れていた。
いや、、演歌って年齢行かないと良さがわかんないんですね。
40間近で命にかかわる病気をして初めて、このすごみがちゃんとわかりますね。
ですよ。
がんというのは日本人の3人に1人がなるなんて言われてるだけあって、カミングアウトすると本当に経験者が多い。そしてもはや治らないといわれるような病気ではなくなってきている。
ストレスでなるとか生活習慣でなるとか言われているが、まあ、ちょっとしたアンラッキーはあるものの。
要は、こいつはこれまでの人生のつけなのである。
ひばりさんの歌を夢の中で聴きながら、やっぱり私は今まで自分の体を顧み無さ過ぎたな。と、強烈に反省した。
私は結構頭が固く、去年の終わりのころから、入院直前もいろんなことにブチ切れていた。その時度々顔を出す、私の「正義感」はたぶん自分にとっても人にとっても悪だ。
つい先日主人と私の「正義感」について話をした。
「誰に対しての正義なのか」という問いである。
答えは微妙だが現時点で確かなことと言えば、
「自分たちより下の(例えば甥っ子)世代のためになるか」が一番の指針になっているのだ。
でもはっきり言って。万事行き過ぎ、やりすぎである。
悪く書きすぎかもしれないが、人様の子供たちのために頑張りすぎて、結果自分は子供の産めない体になったというわけである。
でもね、「それもまた人生」
なのだ。
頑張りすぎて体を壊したのも自分。
でも、人にこれだけ助けてもらえる人生を生きてきたのも自分なのだ。
悔いは無い。
・・・いや、まだ死なないけどね。
すっきり受け入れすぎて結構気持ちのいい夜明けでした。
あ、因みにカミングアウトしますが、
本来子供自体は苦手です。(笑)
なので、この件で私に「子供の話とかしちゃいけないのではないか」とか思わないでください。むしろ友達の出産とか子供の写真とか喜んでFacebookで「いいね」してますので。
自分の子供をかわいがれるチャンスがもうない分、
子供たちにとってより良い世の中を作りたい思いは強くなった気さえする。
あれ、、、、
はじめに戻ってるじゃん。
私らしい。
また書きます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?