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イラストとライターの2足のわらじをはき「営業をやめる」と決めた話

イラストレーター&インタビューライターの陽菜ひなひよ子です。

イラストレーターの仕事というと、「ずっと絵を描いている」イメージかもしれませんが、案外そうではなく、「営業」活動に多くの時間を割く必要があります。

イラストの仕事で「営業が大切」な理由


イラストは「突発的」に仕事が発生して「突然」依頼が来ます。その「突発的なとき」に声をかけてもらえるかどうかが重要です。

まずは「知ってもらう」、いざというときに「思い出してもらう」のが営業の「肝」なのです。

とにかくたくさんのタネをまいて(営業して)、水をまき続けて(継続的に声がけをして)、芽が出る(声がかかる)のを待つ感じになります。

その「タネまきと水やり」にかかる「時間や労力」が膨大な割に、わたしの場合、タネまきに比例すると芽が出ることは案外少なく、落ち込むことも多かったのです。

たまに同業者のWebsiteなどで「現在手いっぱいのため、新規の仕事を受け付けていません」などと書いてあるのを見かけると「うらやましい!こんなこと書いてみたい!」とため息をついたり。

同様の経験のある方もいるのでは?

イラストと文章の「営業方法の違い」


そんなわたしも、2019年ごろから文章との二足のわらじを履くようになってから、だんだんと仕事が安定してきました。

文章の仕事とイラストの仕事の一番大きな違いは、文章のほうが「レギュラー」「連載」と呼ばれる定期的な仕事を得やすいということ。

もちろん、イラストも年単位で冊子のカバーを担当したり、連載記事の挿絵などの仕事はあります。カバーなどはパイが少ないため競争率が高いのが現状。連載記事の中でイラストを使用する仕事が限られるため、文章と比べるとその数はグッと減ります。

また「依頼を待つだけ」のイラストと違い、文章は募集している媒体も多く、自分から具体的な仕事に営業をかけやすいこともあります。

文章で連載を何本か持つようになると安定し、イラストだけをやっていたころのように頻繁に営業をかける必要はなくなりました。そこでわたしはまず、2022年ごろを機にイラストの営業は一切やめたのです。

イラストに関しては今後、「依頼があれば描く」の姿勢で行こうと決定。

具体的にいうと、ファイルの持ち込みは一切やめました。イラスト展示への参加も今はほとんどしていません。SNSなどにイラストを載せるくらいのことは続けていますが、それも気が向いたときだけ。

今のところ、いい感じで仕事はまわっています。とはいえ、仕事は永遠ではありません。連載が終わることも、媒体自体が亡くなることもあるからです。

油断していると「気づいたらレギュラーが一本もない!」となりかねないので、現在レギュラーがあっても営業は欠かせません。そう考えて文章の営業は続けて来ました。

しかし、最近ではちょっと「営業して次の仕事が増えると手が回らないかも」という状況になってきました。

営業はやめるけど、シャットアウトはしない理由


そんなわけで、しばらく「営業活動」を一切やめることに決めたのです。具体的には文章の仕事を探したり応募をしたりということをやめます。

でも憧れの「現在受け付けられません」とシャットアウトはしないつもり。

え?それってどう違うの?と思われそうですが…

売り込むためには、最低「月1本」「月2~3本」なんなら「毎週」などの「定期的な執筆ができます!」といわないと厳しいんですね。「毎週」の執筆を「できます!」と言い切るのは厳しい。

なんといっても、応募するために仕事を「探す」時間が結構かかるのです。

でも月1本くらいなら書けると思うので、「是非わたしに書いてほしい」といわれれば、まずは話だけでも聞いてみたい、という感じです。

だってせっかく「書いてほしい」といってくれる媒体があるのに、シャットアウトしちゃうの、もったいないじゃないですか!

あと「積極的に仕事を探す」ことはしませんが、気になる仕事を「見つけちゃった」場合には、「月1本くらいなら書けるのですが…」と自己アピールさせていただくかもしれません。


◇🔶◇2024年4月のお仕事まとめ◇🔶◇


ありがたいことに、4月も新規のお仕事が入ってきました!しかも憧れの出版社の紙媒体!うれしい!

◎集英社「週刊プレイボーイ」特集記事

特集『中日オジサンズどえりゃ~うみゃ~開運★名古屋メシ』取材&執筆

最初、オット宮田(カメラマン)に声がかかり、2回に分けての写真撮影の依頼がありました。初回の宇野さんと山崎さんの取材日に集英社の編集さんにわたしの話をしたら、2回目、翌週の野口さんの取材はわたしに依頼が来たという、ありがたい取材。

自分は名古屋を拠点とするライターですが、普段のネットワークではドラゴンズの取材が来るとは想像できなかったので、思いがけない機会をいただけて、編集部のOさんには感謝感謝。

そしてフリーランスはネットワーク大事。それは夫婦でも同じこと。これからも助け合って生きていきます!


◎中京テレビ『PS純金』ファンクラブアプリ内連載コラム『PSこらむ』


このお仕事については、詳細はコチラに書いております。

中京テレビ制作『PS純金(ゴールド)』は、90年代から30年続く人気長寿シリーズ。「金曜19時」の「ゴールデンタイム」に東海3県で中京テレビ(日本テレビ系)にて放送中。日本テレビ『オモうまい店』(中京テレビ制作)のもととなった番組。PSに登場すると長蛇の列ができる人気店になるなど社会的な影響も大きい。MCは高田純次さんと藤森慎吾さん。

わたしがイラスト+お店レポ、オット宮田が写真+キャプションを担当。

⑪Galle de Watanabe(江南市)《前・中・後編》(4/12・4/19)

愛知県江南市にあるガレさんは「日本一おいしいシュークリーム」(だといいたい)お店です。

その言葉に過言のないおいしいシュークリームと、シュークリームのおいしさに負けない濃いキャラのオーナーさんについて語っております。1時間の取材で8,000文字書いております!(笑)

PSくらぶは会員制のファンクラブなので、普段は読めないのですが、この記事は今のところ読めます!(前編と中編は全部、後編は途中まで)そのうち読めなくなるので、よろしければ今のうちにお読みください!

↓全部同じに見えますが、上から順に前編・中編・後編です!


◎ヤフーニュース「歴史コラム」


昨年12月にはじめたヤフーニュースへの寄稿ですが、着々と読んでくださる方が増えているようで、それがPVにはっきりと表れていて、うれしい限りです。

ヤフーニュースへの寄稿記事に関しては、企画・構成・執筆・イラストまですべて一人でおこなっています。全部ひとりで完結するからノンストレス!もちろん責任は伴いますが…

017:【光る君へ】兼家が「闇落ち」した理由。兄弟仲が悪いのはお家芸?兄との壮絶なバトルとは(家系図)(4/7)

018:【光る君へ】なぜ定子が「皇后」になることが問題なのか?のちの「一帝二后」への布石とは?(家系図)(4/20)

019:【光る君へ】なぜ明子は兼家を呪った?光源氏のモデルになった「悲劇の皇子」の存在(家系図)(4/24)

020:【光る君へ】大河ドラマで描かれない「意外な人物」の「裏の人間模様」(家系図)(4/27)


◎主婦の友社「OTONA SALONE」インタビュー記事


3月に初掲載されたオトナサローネへの記事。同じシリーズでさらに2本公開されました。企画・取材・執筆を担当。(イラストはストックイラストを使用)

まぁまぁ読まれているようでホッとしました。思わずクリックしたくなるような引きの良さ(タイトル)と、読んで腹落ちする内容を両立できるように、これからも精進します!

【4話目・インタビュー記事(テーマ:妊娠)仕事と結婚 #4】(4/1)

【5話目・インタビュー記事(テーマ:浮気)仕事と結婚 #5】(4/3)


◎NHKカルチャー名古屋・イラスト講師続行

「いつでもどこでもイラスト絵日記」講師(NHK文化センター)


1月からスタートした「イラスト絵日記講座」。3月まではいわばお試し期間でもあったようですが、好評につき、4月からも続投が決まりました。

3月までの受講生も何人かは抜けますが、キャンセル待ちでかなりの方がお待ちとのことで、それで枠が決まってしまい、今回もキャンセル待ちでの受付となります。


5/27 たくさんスキをいただいたようで、ありがとうございます!



最後に目次


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