見出し画像

「捨ててしまわないこと」が大事

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひなひよ子です。

先日は、わたしの趣味満載の記事にたくさんの「スキ」をありがとうございます!

↑この記事は婚活ネタですが、「イエモン吉井さん」から始まります。

イエローモンキー吉井さんは「詩人」なんです。あの美輪さまが「聴く価値のある音楽」に「吉井和哉くんのバラード」と挙げているくらい、美しい曲も多いんですよ。

今日は吉井さんの歌詞からヒントを得た「考え方」について書きたいと思います。



「捨てていいもの」と「捨てない方がいいもの」


吉井さんがソロ活動していた頃のシングル「トブヨウニ」にこんな歌詞があります。

捨ててしまったもの 戻ってこないけれど
無くしてしまったものなら急に
帰ってくることあるんだぜ

YOSHII LOVINSON「トブヨウニ」

ちょっとこれ、深くないですか?

自分の意思で捨てたものは戻ってこないけど、うっかり無くしたものは、ふとしたときに見つかるかもしれない。確かにそうです。

ただ、「捨てれば新しいものが入ってくる」ともいいます。「断捨離」ブームも「捨てる」ことで運気を上げるといった側面もあるようです。

わたし自身、先日こんな記事を書きました。「すべてを捨てたからこそ手に入れられた」という話です。

よく考えてみると、「捨てるべきか、捨てざるべきか」ではなく、「捨てていいもの」と「捨てない方がいいもの」があるようにも思えてきます。

「捨てていいもの」は、一つしか持てないもので、これ以上持っていても仕方がないと感じたもの。上記の記事でいえば結婚相手は一人だけなので、もう無理だと感じたら、離れなければ新たな出会いを求められません。

「捨てない方がいいもの」は、複数持つことが可能なもの。一つに決めずに予備的に複数手にして、そのときの自分の環境や嗜好などで入れ替えたほうがよいものです。

たとえば仕事はどうでしょう。副業禁止の職場はあるかもしれませんが、基本的に仕事を複数持つことは可能です。

うまく行かないときにもっとほかにいい仕事が見つかったとしても、それまでの仕事をすぐに捨てるべきでしょうか。


どちらか一つなんて選べない


実はわたしにも最近よく似たことがありました。コロナ禍でイラストの仕事が激減する中で、文章の仕事はどんどん入ってくるようになったのです。

人によっては「一つにしぼった方がいい」という人もいました。なぜなら複数の肩書を持つと、印象がどうしても弱くなるから。

でも、一つってどちらを選ぶべきなんでしょう?

今は仕事が減っているとはいえ長く続けて来たイラストの仕事を、そう簡単には捨てられません。

文章の仕事は認めていただけることが多く、やりがいがあります。でも絵を描くのも好きなので、依頼していただけるならイラストの仕事もしたい・・・うーん、贅沢ですかね💦

ひとつ言えるのは、イラストと文章の営業を「両方頑張る」のは難しそうだということ。

イラストの仕事を得るためには、結構な労力やお金を使うんです。展示に出したり団体に所属したり、交流会に出たりファイルをつくって送ったり。また仕事以外にも絵を描かないと、すぐに手が鈍ってしまうんですね。苦手なモチーフを練習する時間も必要ですし。

文章はnoteを書くだけでも鍛錬になりますが、絵は意識しないとなかなか練習できません。(人によるだろうけど、わたしは文章書く方がハードルが低い)


「ゆるく継続」すること


悩んだ結果、「捨てずに力を抜いて続ける」のが正解なのではないか、と思うように。

文章に関しては、たまに案件に応募する以外は営業らしい活動はしてこなかったので、今まで通り。過去記事をサンプルに応募する以外は、noteを書くくらい。

イラストに関しては、今後は展示などの営業活動は最小限にして、得意なモチーフだけで勝負していこうと決めました。全く営業しないわけではなく、SNSに載せる程度の簡単な営業は続けます。

「捨てる」んじゃなくて「意識の中で今までより少しだけ低い位置に置く」。もしかしたら、そのままどんどん低く沈んでしまうかもしれないけれど、どこかにはある。そうしたらまたいつか、浮かんでくることもあるんじゃないかと思うんです。

無くしてしまったものなら 急に帰ってくることあるんだぜ

その結果今のところ、文章とイラストの仕事がちょうどよいバランスで入ってきています。わたしにはこのやり方が合っているみたいです。



10/23(月)先週の「ライターの仕事」の中で特にスキを集めたそうです!ありがとうです!

この記事が参加している募集

ライターの仕事

もし、この記事を読んで「面白い」「役に立った」と感じたら、ぜひサポートをお願い致します。頂いたご支援は、今後もこのような記事を書くために、大切に使わせていただきます。