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ひよコラム

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強みを一つにしぼれない私の編み出した戦略/2023年10月の仕事まとめ(文章・絵)

強みを一つにしぼれない私の編み出した戦略/2023年10月の仕事まとめ(文章・絵)

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。

よく「やりたいことは一つにしぼれ」と言われます。そのジャンルやテーマについて「最初に思い浮かぶ人になる」ことが「安定して仕事を得る」近道だと。

でも自分のやりたいことや書きたいジャンルに、すでに圧倒的な存在がいたら?それ一つにしぼってしまって、本当によいのでしょうか?

この記事では、まずは毎月のお仕事報告のあと、上記の結論を述べたいと思いま

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「好き」が先か「才能」が先か。(和田誠展を見ての考察)

「好き」が先か「才能」が先か。(和田誠展を見ての考察)

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。

「好きなことだからこそ努力できる。それこそが才能だ」とはよく耳にする言葉。しかし同時に「人は最初にうまくできたことを好きになる」ようにもなっているのだそうです。

つまり、最初にある程度「才能があるから」好きになる、ともいえる?「好きが先か、才能が先か?」。もうこれは長年の命題である因果性のジレンマ「卵が先か、ニワトリが先か?」並みに答えのでな

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「捨ててしまわないこと」が大事

「捨ててしまわないこと」が大事

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。

先日は、わたしの趣味満載の記事にたくさんの「スキ」をありがとうございます!

↑この記事は婚活ネタですが、「イエモン吉井さん」から始まります。

イエローモンキー吉井さんは「詩人」なんです。あの美輪さまが「聴く価値のある音楽」に「吉井和哉くんのバラード」と挙げているくらい、美しい曲も多いんですよ。

今日は吉井さんの歌詞からヒントを得た「考え方

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新しい道をつくるのはいつも「ホンの少しの勇気」

新しい道をつくるのはいつも「ホンの少しの勇気」

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。

出版で人生は変わるのか?と問われれば「Yes」とも「No」ともいえる。それは「その本次第」「その人次第」であるからだ。

2020年9月、わたしの3冊目の本『ナゴヤ愛』が発売された。この本は、出版までの経緯も出版後も、わたしの人生を根こそぎ変える存在となった。

※今日の記事は『わたしのお仕事・アーカイブ』に含まれます。

『ナゴヤ愛』のご紹介

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本当に今は「誰もが表現者になれる時代」なのか

本当に今は「誰もが表現者になれる時代」なのか

フリーライター&イラストレーターの陽菜ひよ子です。

最初にご報告&お礼です。
おととい書いた記事が『今日の注目記事』に選ばれました!
ありがとうございます!

「クリエイターを目指すこと」は誰にもできる
絵や文章を仕事にしたい、と憧れる人は昔から多いです。でも、たとえば15年前と比較して「自分でも仕事にできるかも」と一歩を踏み出す人は、格段に増えていると感じます。

確かに新規参入のハードルは低

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文体と人柄

文体と人柄

その人の書く文章と、実際に会った時の印象が違うなって感じること、割と多いように思います。ネットで長く付き合った相手とオフで会う(今はこういう言い方しないかな)機会の増えた昨今ならでは、かもしれません。

しなやかで軽やかな印象

Bar Bossa林伸次さんの小説の文庫版「恋はいつも なにげなく始まって なにげなく終わる」が発売されました。

私の感想等はまた改めて書くことにして。

文庫版発売に

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私が私である素晴らしさ

私が私である素晴らしさ

イラストレーターです、と名乗り始めて15年ほどになる。実際に仕事をしてみて感じたのは、イラストというものに「万人に好まれるもの」などなく「好みがある」ということ。これはイラストに限らず、どんな創作物にもアイドルなどの好みにも言えるだろう。

どんなに素晴らしいものをつくっても、どんなに多くの人に称賛されても、すべての人に愛される事は不可能だと思った方がいい。それでもその不可能を求めて苦悩するのが人

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イラストのお仕事の裏側と画材について

イラストのお仕事の裏側と画材について

※2015年4月(ちょうど6年前)に書いたものに加筆・修正しています。

イラスト担当している、NHK Eテレ「すイエんサー」の裏側

先週までとは画材を変えたら、イイ感じ♡

画材の違いを問われる
画材を変えた経緯にはこんなことがありまして。。。

2015年4月~7月、新美南吉記念館で展示を行いました。絵につけるキャプションに画材を記載することになり、全員が各自の画材を提出。

12人が描く・

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noteで読まれやすい記事とは?

noteで読まれやすい記事とは?

このnote、2019年6月に書き始めてから2年近く経ちました。

途中、仕事都合で何度か間が空いて、また毎日書くようになって約1ヶ月。

このあたりで一度、よく読まれている記事や「スキ」の多い記事をまとめて、どんな記事が読まれやすいかを検証してみたいと思います。

まず最初に、私のプロフィールをご紹介。
現在はイラストの仕事を中心に、本の執筆やコラムなどを書く仕事をしております。

おススメに選

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恋しても結婚しても消えなかった性別への違和感の理由

恋しても結婚しても消えなかった性別への違和感の理由

トランスジェンダーやヘテロセクシャルなど、性について定義する言葉ってわかりにくく、誤解されがちですよね。

また、自分はノンケのはずなのに、たまにモヤッとすることがあって、もしかして自分はジェンダー的に問題を抱えているのではないか?と思ったことは誰しもあるのではないでしょうか?

私自身もそのあたりのことをよくわかっていなかったんですが、週末ひさ子さんのこの記事を読んで、中に登場する自己分析を通じ

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ダリ・ショックは絵画だけじゃなかった

ダリ・ショックは絵画だけじゃなかった

サルバドール・ダリと言えば、このお鬚の変なおじさん。。。シュルレアリスムの巨匠であり、絵画だけでなく、彫刻や映画や執筆でもその才能を世間に見せつけた「スター」。

三重県立美術館「ショック・オブ・ダリ サルバドール・ダリと日本の前衛」を見て来ました。

※美術展のレビューはコチラのnoteにお引越ししました。(2021年9月追記)

今までダリは、大回顧展やシュルレアリスム展でたくさん見て来たけど

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地元を愛することは、自分の人生を愛すること

地元を愛することは、自分の人生を愛すること

#この街がすき

今の私こそ、このタグで文章を書くのに相応しい人間はいないのではないか、そう思いながら書いてみます。

なぜなら私は昨年、今住んでいる街への「愛」をつづった本を出版したから。

そんな私から見た「この街・ナゴヤ」の魅力について書こうと思います。

大いなる田舎

私は現在、名古屋市在住。生まれたのも名古屋市近郊で、そこから近隣を引っ越しながら27歳まではナゴヤ(愛知県)を出たことが

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「漫画しか読まない」は恥ずかしい?

「漫画しか読まない」は恥ずかしい?

文章の作家さんが「漫画じゃないんですね」「コミカライズされたら読みます」「アニメ化されたら見ます」とたびたび言われると切れておられるのを読んで、すごい時代になったなぁと思う。

最初に断っておくと、ここに書くことは私の主観であり「絶対にこうだ」と断定したり「こうしろ」なんておこがましいことを言うつもりはない。

ただ、絵や文章で何とか商品価値を認めてもらえた自分が、今までそれなりに価値基準として置

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本は見た目が大事

本は見た目が大事

9/12発売の新刊『ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力』ですが
地元名古屋ではなかなかに快進撃を続けています。

   ↑ 9/20(日)丸善名古屋本店さんでのランキング(実用書2位)

Amazonのレビューを読むと
地元の人以外にも楽しんでいただけている模様。
(1のレビューの陰には100のレビューあり、なのです。。。たぶん)

新刊「ナゴヤ愛」の装丁(ブックデザイン)

「このナゴヤという

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