白樺の倒木で【ククサ】作りに再挑戦!注意点や作業方法を徹底解説!
「ソロキャンの時間に何か作ってみたい」
「贈り物を自作できないかな?」
ククサ:北欧の伝統的な器
主に白樺のコブで作られるマグカップ。
北欧の伝統工芸品で、幸運のシンボルとして大切な人に贈られることもあります。
使用する道具
塩水
亜麻仁油
鉄やすり
紙やすり(#120~#600)
コブのある倒木
ノコギリ
ナイフ
フックナイフ
パラコード(お好み)
ククサの作り方を解説!
切り出し
白樺の倒木を採取し、ノコで切断。
断面をまっすぐ切ると後の作業が楽です。
材に穴があったり、サイズが小さかったり
すると修正が大変です。
そもそも針葉樹は、カトラリーに不向きだとか 意外と材料選びが重要です。
ん、、広葉樹なのに思ったより柔らかい!?
あれだけ吟味したのに、倒木になって時間が経ち、幼虫の住処であることが判明…
発泡スチロールみたいな質感でもろくなっていました。ククサを作りたい方は要注意!
カワハギ
切断後、外側の皮をナイフで剥ぎます~。
大まかな形にバトニング
ケガキ
鉛筆でお好みの外観にケガキます。
ナイフで外観を形作る
大まかな形にナイフで整えます。
穴あけ
フックナイフで穴を掘り下げます。
スライドするイメージで刃を回転させると
掘りやすいです!
やすり掛け
外側を鉄やすりで整えます。
取手作り
このみのデザインで、取手をケガク。
千枚通し、ドリルビット、棒ヤスリを
多用し、持ち手の穴をあけます。
形を整える
ナイフで上面や飲み口の形を整えます。
お好みで、紙やすりで仕上げてもOK!
今回は#120~600を使用。
塩漬け
沸騰した塩水で煮沸。(防腐、増強効果)
時間:2,3時間。
塩の濃度:10%
取り出したら拭き取って、1週間乾燥!
虫食いを穴埋めする場合
煮沸でボンドが溶ける可能性があるので
乾燥してから接着。
①虫食い部分をナイフで綺麗な形に掘る。
②粉末状の木材を作る。
③接着材と混ぜて穴を塞ぐ。
④ナイフ、やすりで綺麗に仕上げる。
油仕上げ
最後に亜麻仁油を塗って完成!
仕上げとして、クルミ油、えごま油、亜麻仁油、グレープシードオイル、オリーブオイル
などが使えます。
パラコード取付(お好み)
セリアやダイソーでも購入できます。
結び目に鹿角などを装飾すると
よりオシャレに!先端は炙って固めました。
メンテナンス
☛水洗い
使用後は水洗いし、よく拭きます。
(少量の中性洗剤を足してもOK)
水に浸けっぱなし、熱湯で煮沸するのはNG。
☛オイルメンテナンス
油分で、乾燥やひび割れを防ぎます。
頻度は、ククサの手触りや色合いで判断。
乾燥でパサパサした感じになったら頃合い。
オススメの油:クルミ油、えごま油、亜麻仁油、グレープシードオイル、オリーブオイル
☛保管方法
風通しの良い乾燥した場所に置きます。
湿気や直射日光に当てるのはNGです。
感想
◎苦労したところ
今回は材料選びを慎重に行いましたが、倒木なので実際に加工すると中から幼虫が
出てきてびっくり。
広葉樹なのに柔らかく、発泡スチロールみたいな質感だと内側はもろい可能性あり。
虫が苦手な方や初心者の方は、製材から作るのがオススメです。
◎作業の魅力
フックナイフで穴あけするのは、夢中になれて楽しいものです(^^)
◎使い勝手
塩水の煮沸や油仕上げをしないと
木独特の香りや質感が気になると思います。
まとめ
◎ククサ
白樺のコブで作られるマグカップ。(北欧の伝統工芸品)
芯をくりぬく作業は新鮮で、自然の中で
クラフトしたい方にはオススメ。
コブを採取する時は、大きめの物をまっすぐ
切断できると後が楽です!
本日もご愛読ありがとうございました~!
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