見出し画像

白樺の倒木で【ククサ】作りに再挑戦!注意点や作業方法を徹底解説!

「ソロキャンの時間に何か作ってみたい」
「贈り物を自作できないかな?」

ククサは、プレゼントにうってつけ!

ククサ:北欧の伝統的な器

主に白樺のコブで作られるマグカップ。
北欧の伝統工芸品で、幸運のシンボルとして大切な人に贈られることもあります。


使用する道具

  1. 塩水

  2. 亜麻仁油

  3. 鉄やすり

  4. 紙やすり(#120~#600)

  5. コブのある倒木

  6. ノコギリ

  7. ナイフ

  8. フックナイフ

  9. パラコード(お好み)

ククサの作り方を解説!

切り出し

白樺の倒木を採取し、ノコで切断。
断面をまっすぐ切ると後の作業が楽です。
材に穴があったり、サイズが小さかったり
すると修正が大変です。
そもそも針葉樹は、カトラリーに不向きだとか 意外と材料選びが重要です。

ん、、広葉樹なのに思ったより柔らかい!?
あれだけ吟味したのに、倒木になって時間が経ち、幼虫の住処であることが判明…
発泡スチロールみたいな質感でもろくなっていました。ククサを作りたい方は要注意!

カワハギ

切断後、外側の皮をナイフで剥ぎます~。

大まかな形にバトニング

ケガキ

鉛筆でお好みの外観にケガキます。

ナイフで外観を形作る

大まかな形にナイフで整えます。

穴あけ

フックナイフで穴を掘り下げます。
スライドするイメージで刃を回転させると
掘りやすいです!

やすり掛け

外側を鉄やすりで整えます。

取手作り

このみのデザインで、取手をケガク。
千枚通し、ドリルビット、棒ヤスリを
多用し、持ち手の穴をあけます。

形を整える

ナイフで上面や飲み口の形を整えます。
お好みで、紙やすりで仕上げてもOK!
今回は#120~600を使用。

塩漬け

沸騰した塩水で煮沸。(防腐、増強効果)
時間:2,3時間。
塩の濃度:10%
取り出したら拭き取って、1週間乾燥!

虫食いを穴埋めする場合

煮沸でボンドが溶ける可能性があるので
乾燥してから接着。
①虫食い部分をナイフで綺麗な形に掘る。
②粉末状の木材を作る。
③接着材と混ぜて穴を塞ぐ。
④ナイフ、やすりで綺麗に仕上げる。

油仕上げ

最後に亜麻仁油を塗って完成!
仕上げとして、クルミ油、えごま油、亜麻仁油、グレープシードオイル、オリーブオイル
などが使えます。

パラコード取付(お好み)

セリアやダイソーでも購入できます。
結び目に鹿角などを装飾すると
よりオシャレに!先端は炙って固めました。

メンテナンス

☛水洗い
使用後は水洗いし、よく拭きます。
(少量の中性洗剤を足してもOK)
水に浸けっぱなし、熱湯で煮沸するのはNG。
☛オイルメンテナンス
油分で、乾燥やひび割れを防ぎます。
頻度は、ククサの手触りや色合いで判断。
乾燥でパサパサした感じになったら頃合い。
オススメの油:クルミ油、えごま油、亜麻仁油、グレープシードオイル、オリーブオイル
☛保管方法
風通しの良い乾燥した場所に置きます。
湿気や直射日光に当てるのはNGです。

感想

◎苦労したところ
今回は材料選びを慎重に行いましたが、倒木なので実際に加工すると中から幼虫が
出てきてびっくり。
広葉樹なのに柔らかく、発泡スチロールみたいな質感だと内側はもろい可能性あり。
虫が苦手な方や初心者の方は、製材から作るのがオススメです。

◎作業の魅力
フックナイフで穴あけするのは、夢中になれて楽しいものです(^^)

◎使い勝手
塩水の煮沸や油仕上げをしないと
木独特の香りや質感が気になると思います。

まとめ


◎ククサ
白樺のコブで作られるマグカップ。(北欧の伝統工芸品)
芯をくりぬく作業は新鮮で、自然の中で
クラフトしたい方にはオススメ。
コブを採取する時は、大きめの物をまっすぐ
切断できると後が楽です!


本日もご愛読ありがとうございました~!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?