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死に損ないのブルース③

2020年5月23日の0時過ぎに自殺未遂をし、警察に保護され、精神病院に入院した私。

そこで私の心の穴を埋めてくれたF君と付き合うことになり、早めのサプライズバースデーもしてもらい幸せに満ちていた。

しかし人生そう上手くいかないものだ。

6月17日。F君が転棟することになった。
転棟とは、違う病棟に移ることである。

F君は6月30日退院なのだけど、その前にお別れになってしまった。

実は前から転棟の話はあったのだ。なので早めにサプライズバースデーをしてくれたのだ。

しかし、皮肉なことに17日は私の誕生日の1日前。
誕生日までは一緒に過ごせると思っていた私は友達に
「葬式でもないんだからそんなに泣くな。」
と言われるほど大号泣した。

友達の計らいで転棟時間は伸ばしてもらったけど、F君としばらくお別れ。

本当に本当に悲しかった。

そして6月18日。私の誕生日🎂

皆からおめでとうって言ってもらったけど、今までF君とラブラブだったため皆話しにくいのか誰も私に構ってくれず、F君が居ないショックで部屋で泣いた。

あんなに悔しい誕生日を過ごしたのは初めてだった。

それから私は毎日ずっと部屋で泣いていた。手紙も出したけど返事来ないし。
どこにもぶつける場が無くてベッドを叩いたりしていた。

でもこのままじゃダメだって気づいて、私は他の人達と色々話すようになっていった。

周りが変わらないなら私が環境を変えれば良いんだって気付いた。

それから色んな人と友達になれたし、F君がパズルが好きでオリエンテーションの時はいつもパズルしてたので私もパズル頑張ろうとか思っていつもF君のことを想って過ごしていた。

そして6月30日。F君は退院
し、センターという住居型施設に入った。

センターは病院と違って携帯電話が使えるので連絡が出来る。

私は電話出来ることの嬉しさに浮かれていた。

その後不幸が待っているとも知らずに…。

続く。

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